中国・新彊ウイグル自治区で、イスラム系の少数民族が収容されている再教育施設とみられる建物の近くに設置された監視塔(2019年5月31日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / BADUNG POLICE 【8月1日 AFP】米国は7月31日、中国北西部の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で横行するイスラム系少数民族ウイグル人の人権侵害に加担したとして、同自治区で莫大(ばくだい)な利権を握る準軍事組織「新疆生産建設兵団(Xinjiang Production and Construction Corps、通称:兵団、Bingtuan)」に制裁を科した。 独自の町や大学、メディアを運営する兵団は「国家内国家」的な組織とみなされており、手掛ける開発事業の対象は中国の多数派民族である漢人に大きく偏っている。 米財務省は、兵団の米国内の資産