「爆買い」米兵器を検証 F35、無人偵察機、陸上イージス―ゆがむ防衛力整備 2020年06月29日07時19分 秋田、山口両県への配備計画撤回に追い込まれた陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」。河野太郎防衛相による聖域なき見直しに、防衛省内では「第二のアショアは何か」との声もささやかれる。安倍政権は最新鋭ステルス戦闘機F35の大量調達を含め、巨額の米国製兵器購入に走った。検証すると、防衛力整備より米国の歓心を買うことに重きを置いたことが透ける。 【ニュースQ&A】敵基地攻撃って何するの? 被害最小化へ国外拠点破壊 ◇一気に105機、1兆2000億円 「爆買い」の象徴は、2018年に閣議了解されたF35の105機(計約1兆2000億円)追加調達だ。旧民主党政権で決まった42機から一気に3倍超の計147機になり、将来的には航空自衛隊の戦闘機の半分を占める。防衛省によると、30年