RC造や鉄骨造、木造など、建物は構造によって耐用年数が定められています。この耐用年数ですが、誤った認識をしている人が意外と少なくありません。本記事では、一級建築士事務所北工房代表取締役の栃木 渡さんに取材協力いただき、RC造(鉄筋コンクリート造)や鉄骨造の法定耐用年数や実際の寿命、メリット・デメリットなどを解説します。 RC造(鉄筋コンクリート造)や鉄骨造の建物の法定耐用年数(寿命)とは 「マンションの法定耐用年数=建物の寿命」と考えている人も多いのではないでしょうか。実際には、法定耐用年数と寿命は関係なく、あくまで税務上の扱いとして設定された期間です。 法定耐用年数とは減価償却の計算に使われるもの マンション・アパート・戸建てなどの建物には、それぞれ「耐用年数」というものが設定されています。 「年数は構造によって異なります。マンションなど鉄筋コンクリート造の建物は47年、アパートや戸建て