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geoscienceの検索結果1 - 40 件 / 79件

  • 汚いと思われがちな「コケ」は地球環境を維持するために必要不可欠なことが判明

    現代の植物の祖先であるコケは、熱帯雨林の樹木などのように環境保護の話題の中で注目されることがほとんどなく、美化や清掃のために剥がして捨てられることもしばしばです。世界中のコケを集めてその働きを調べた研究により、コケは栄養素や炭素を保持することで生態系や地球環境を支える縁の下の力持ちであることがわかりました。 The global contribution of soil mosses to ecosystem services | Nature Geoscience https://doi.org/10.1038/s41561-023-01170-x Why mosses are vital for the health of our soil and Earth | UNSW Newsroom https://newsroom.unsw.edu.au/news/science-tech/

      汚いと思われがちな「コケ」は地球環境を維持するために必要不可欠なことが判明
    • 巨大地震のきっかけは月なのか?->月っぽい - Qiita

      0. Abstract 巨大地震(M>8のもの)は多くの場合、月による潮汐応力による地球の変形が、発生のトリガとなっているらしい 過去に発生した地震を、統計的に扱って潮汐との関連を議論した論文もいくつかあった しかし、当然といえば当然なのだが、Tidal Phase Angleについて議論していても、Lunar AgeやLunar Phaseを明確に示したものは見つからなかった Tidal Phase Angleは、Lunar Ageとほぼ同じような振るまいとなるので、当然といえば当然か 一般人が自分でTidal Phase Angleを計算できるとは到底思えない しかし、月と太陽の位置なら自分で見ればわかる なので、Lunar AgeとEarthquakeの発生状況を可視化した 1. Introduction この記事は、過去の地震が統計的にどのような 月の位置と位相の時に発生したのか

        巨大地震のきっかけは月なのか?->月っぽい - Qiita
      • 2019-nCoVについてのメモとリンク

        リンク集目次 国内外の状況 政府機関・国際機関等 学術情報 疫学論文 分子生物学/ウイルス学論文 臨床論文 インフォデミック関係 ワクチン関係 変異株関係 時系列メモ目次 新型コロナウイルス(2020年1月6日,11日) インペリグループによる患者数推定(2020年1月18日) 患者数急増,西浦さんたちの論文(2020年1月20日,23日) WHOはPHEIC宣言せず(2020年1月23-24日) 絶対リスクと相対リスク(2020年1月26日) 研究ラッシュが起こるかも(2020年1月27日) なぜ新感染症でなく指定感染症なのか? なぜ厚労省令でなく閣議決定なのか?(2020年1月27日) コロナウイルスに対する個人防御(2020年1月27日) 国内ヒト=ヒト感染発生(2020年1月28日) フォローアップセンター設置,緊急避難等(2020年1月29日) PHEICの宣言(2020年1月3

        • 地球の内核で生じていた「奇妙な回転」が停止したと研究者が報告

          地球は上部の地殻やマントルの下に直径約7000kmの核を持っており、液体の外核が地下2900km~5100km、固体の内核が地下5100km~6400kmに位置していると考えられています。この内核は「地球の他の部分よりも速いスピードで独自に回転している」と考えられていますが、新たに発表された論文では、過去10年間で内核の奇妙な回転が停止したと報告されました。 Multidecadal variation of the Earth’s inner-core rotation | Nature Geoscience https://doi.org/10.1038/s41561-022-01112-z Has Earth’s inner core stopped its strange spin? https://doi.org/10.1038/d41586-023-00167-1 Earth'

            地球の内核で生じていた「奇妙な回転」が停止したと研究者が報告
          • 準惑星ケレスは「海洋天体」 研究

            無人探査機ドーンが撮影した準惑星ケレス(2015年6月2日提供)。(c)AFP PHOTO HANDOUT-NASA 【8月11日 AFP】太陽系内の小惑星帯にある準惑星ケレス(セレス、Ceres)は不毛の岩石小惑星と長年考えられていたが、表面下に海水をたたえる海洋天体であることが10日、主要探査ミッションの結果で明らかになった。 ケレスは、火星と木星の間の小惑星帯にある最大の天体で、自身の重力を持つため、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ドーン(Dawn)」が周回観測を行い、表面の高解像度画像を撮影することができた。 欧米の科学者チームは最新の研究で、ドーンから送信された、約35キロ離れた距離から撮影したケレスの画像を分析した。 研究チームは2000万年前に形成されたオッカトル(Occator)クレーターに着目し、その表面下に塩水の「広大な貯留層」が存在することを断定した。 英科学誌

              準惑星ケレスは「海洋天体」 研究
            • 海のプラごみ、想定より少ない可能性

              インドネシア・バリ島の浜辺に打ち上げられたプラスチックごみ(2023年4月12日撮影、資料写真)。(c)SONNY TUMBELAKA / AFP 【8月8日 AFP】海のプラスチックごみは、これまで科学者が考えていたよりも少ない可能性があるとの研究結果が7日、英科学誌「ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)」に掲載された。 研究では、1980~2020年までに記録された海面や浜辺、深海の観測データと数値を基に作られた海の3Dモデルを使用。この結果、海面に浮いているプラチックの95%を25ミリ以上の大きさのものが占めると推定された。 海中のプラスチック片は小さいものが大半だが、5ミリ以下のマイクロプラスチックは比較的少ないという。 海面に浮かぶプラごみは、マイクロプラスチックよりも大きいものが多いということは、海中のプラごみの総量はこれまで考えられていたよりも「はる

                海のプラごみ、想定より少ない可能性
              • 地球のコアを覆う謎の層、地表からの水によって形成された結晶か

                「長年、地球のコアとマントル間での物質移動は少ないと考えられてきた。しかし、我々が最近行った高圧実験によって、それとは異なる結果が明らかになった」 今回の発見は「コアとマントルの相互作用がはるかにダイナミックであることを示しており、物質の行き来が多い可能性を示唆している」とシムは述べている。ただし、この説を裏付けるにはもっと多くの証拠が必要だと指摘する別の専門家も存在する。 なお謎が残る地球の内部 地球のコアは、我々がいる地表から1800マイル(約2900キロ)ほどしか離れていないが、そこに到達するのは火星に行くより難しい。 すさまじい高圧と高温のため、地下に潜って直接確かめることができないのだ。 研究者が地球内部をのぞき見る一つの方法は、地震波が地球の内部構造によってどのように屈折するかを調べることだ。そうしたデータの中には、我々の地球に関する知識と一致しないものもある。 そうした謎の一

                  地球のコアを覆う謎の層、地表からの水によって形成された結晶か
                • 光の届かない深海で「暗黒酸素」が生成されていることが判明、酸素を消費する生物の起源についての新たな疑問も

                  動植物が生きていく上で必要不可欠な酸素は、植物や植物プランクトンの光合成によって作られると考えられています。ところが、光が届かず光合成ができないはずの深海で作られる「dark oxygen(暗黒酸素)」の存在が明らかとなり、生物以外も酸素を生み出している可能性が示唆されました。 Evidence of dark oxygen production at the abyssal seafloor | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-024-01480-8 News - Deep-sea discovery calls into question origins of life — The Scottish Association for Marine Science https://www.sams.ac.uk

                    光の届かない深海で「暗黒酸素」が生成されていることが判明、酸素を消費する生物の起源についての新たな疑問も
                  • 新着論文の集め方・文献管理方法 - yokaのblog

                    今月で2010年代が終わる。改めて「2020」という文字を見ると、近未来感があって少しワクワクする。そんな感想も今月限りなのだと思うと寂しい。世界の情報化はますます進んで、「インプットよりもアウトプット、スピードこそが価値」みたいな考えが幅を利かせていて息苦しい。アウトプットし続けないと埋もれてしまうのは事実だけど、情報があふれる今だからこそ、緻密なインプットに基づく丁寧な仕事が求められているのではないかと感じる。思い付きで何かを始める前に 過去に同じことを考えたことのある人が世界のどこかにいるのではないか この問題は今どこまで解決していて、どこから未解決なのか といった点をしっかり押さえてから着手することで、2度手間が減り論点もクリアになって、結果的に時間に対するアウトプットの質を高めることができると思う。 研究の世界では、質・量いずれにおいても「論文」が最も重要なインプットであり、新着

                      新着論文の集め方・文献管理方法 - yokaのblog
                    • 地球の内核、地表より遅く回転している可能性 英科学誌に論文

                      アポロ17号から宇宙飛行士が撮影した地球。米航空宇宙局(NASA)提供(1972年12月7日撮影・2020年4月21日提供、資料写真)。(c)AFP PHOTO / NASA/HANDOUT 【1月24日 AFP】地球の中心部に存在する高温の鉄などでできた「内核」が、地表より速く回転していたのが止まり、今度はその回転速度が地表よりも遅くなっている可能性があるとする論文が23日、英科学誌ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された。 地下約5000キロに存在する内核は、液体金属層の「外核」に浮かんでいるため独自に回転できるが、内核がどのように回転しているのかについては研究者の間で議論されてきた。 内核について分かっていることは少なく、解析は、地震や核爆発による地震波が地球の中心を通過する際の小さな差異を測定することで行われる。 論文の研究チームは、内核の動きを追

                        地球の内核、地表より遅く回転している可能性 英科学誌に論文
                      • 地球に豊富な酸素があるのは「地球の自転が遅くなったおかげ」との研究結果、太古の地球は1日6時間しかなかった

                        人間を含む動物はもとより、光合成で酸素を生み出している植物や微生物も、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す呼吸をして生きています。このように、地球上に息づく生命を支える酸素が現在のように豊富になったのは、「地球の自転が遅くなったため」との研究結果が、科学誌・Natureに掲載されました。 Possible link between Earth’s rotation rate and oxygenation | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-021-00784-3 ‘Totally new’ idea suggests longer days on early Earth set stage for complex life | Science | AAAS https://www.sciencemag.org/

                          地球に豊富な酸素があるのは「地球の自転が遅くなったおかげ」との研究結果、太古の地球は1日6時間しかなかった
                        • 地球の内核、地表より遅く回転している可能性 英科学誌に論文(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

                          アポロ17号から宇宙飛行士が撮影した地球。米航空宇宙局提供(1972年12月7日撮影・2020年4月21日提供、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】地球の中心部に存在する高温の鉄などでできた「内核」が、地表より速く回転していたのが止まり、今度はその回転速度が地表よりも遅くなっている可能性があるとする論文が23日、英科学誌ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された。 【写真】宇宙から見た夜の地球 NASA公開 地下約5000キロに存在する内核は、液体金属層の「外核」に浮かんでいるため独自に回転できるが、内核がどのように回転しているのかについては研究者の間で議論されてきた。 内核について分かっていることは少なく、解析は、地震や核爆発による地震波が地球の中心を通過する際の小さな差異を測定することで行われる。 論文の研究チームは、内核の動

                            地球の内核、地表より遅く回転している可能性 英科学誌に論文(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
                          • 「金塊」は地震によって作られている可能性があることが実験で判明

                            金はその希少性や美しさのため古くから装飾品として人気であり、近年では化学反応の触媒や電気伝導体としても広く使用されています。そんな金は、主に二酸化ケイ素が結晶化した石英の鉱脈中で金塊として発見されますが、金塊ができるメカニズムには不明な点も残されています。新たに科学誌のNature Geoscienceに発表された論文で、石英鉱脈中の金塊は「地震」によって作られている可能性があると報告されました。 Gold nugget formation from earthquake-induced piezoelectricity in quartz | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-024-01514-1 Electricity generated by earthquakes might be the secre

                              「金塊」は地震によって作られている可能性があることが実験で判明
                            • 月に「水を貯蔵するガラス球」が存在することが判明、月全体で2700億トンもの水が貯蔵されている可能性も

                              中国とイギリスの研究チームが、2020年に月へ着陸した中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」が持ち帰った月の土壌サンプルから、「水を貯蔵するガラス球」を発見しました。ガラス球の水は太陽風によって補充されており、月全体で最大2700億トンもの水が貯蔵されている可能性があるとのことです。 A solar wind-derived water reservoir on the Moon hosted by impact glass beads | Nature Geoscience https://doi.org/10.1038/s41561-023-01159-6 China discovers strange glass beads on moon that may contain billions of tons of water | Live Science https://www

                                月に「水を貯蔵するガラス球」が存在することが判明、月全体で2700億トンもの水が貯蔵されている可能性も
                              • 世界を駆け巡った謎の地震、トルコの“幻の地震“、フランスの奇妙な地震【地震のはなし】(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

                                直接見ることができない地球の内部は、深海同様、地球に残された最後のフロンティアだ。おかげで、地震についても解明されていない謎が多い。最近発生した不思議な地震のうち、とりわけ謎めいたものを紹介しよう。 ギャラリー:奇跡の一瞬!心ふるえる地球の名作写真50点 2018年11月11日の9:30(世界時(UT))になる直前、謎の地震が地球を駆け巡った。 地震が発生したのは、アフリカ大陸の東海岸とマダガスカルの北端とに挟まれる、仏領マヨット島の24キロメートルほど沖だった。地震の波はアフリカ諸国のみならず、1万8000キロメートル近くも離れたハワイにまで到達した。 加えて、地震は20分以上続いた。それにもかかわらず、あまりに周期が長かったため、揺れを感じた人間は誰もいなかった。 唯一異変に気づいたのは、米国地質調査所(USGS)のリアルタイム地震観測モニターを見ていたある人物だった。ハンドルネーム「

                                  世界を駆け巡った謎の地震、トルコの“幻の地震“、フランスの奇妙な地震【地震のはなし】(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
                                • 恐竜時代を終わらせた隕石の落下後、地球生命にとって「最も致命的となった現象」が判明! - ナゾロジー

                                  今から約6600万年前、巨大小惑星が地球に飛来し、メキシコ・ユカタン州の沿岸部へと衝突しました。 チクシュルーブ衝突体として知られるこの隕石は、直径180キロ・深さ20キロにおよぶクレーターを残し、膨大な量の粉塵を巻き上げ、空を暗黒で覆い、巨大な津波を引き起こし、それまでの地球環境を破壊して恐竜を含む全生命の4分の3(75%)を死滅させたと考えられています。 ここまでは研究者の間でも意見の一致した学説です。 一方で、この隕石の巻き上げた粉塵が、どのような成分を主体としており、どの程度の期間残留し、どのように地球環境に影響したのかは判然としていません。 しかしベルギー王立天文台(ROB)は最新研究で、衝突で巻き上がった粉塵は「ケイ酸塩」を主成分とし、地球上の光合成を2年間に渡って完全に停止させ、粉塵が完全に消えるまで最長15年を要した可能性を報告しました。 これは恐竜たちの時代を終わらせたK

                                    恐竜時代を終わらせた隕石の落下後、地球生命にとって「最も致命的となった現象」が判明! - ナゾロジー
                                  • 「人々を笑わせ、考えさせる研究」が評価される2023年度イグノーベル賞全10部門まとめ、日本人は栄養学賞で受賞

                                    アメリカの科学誌「Improbable Research(風変わりな研究の年報)」が1991年から主催する、「笑い、そして考えさせられる研究」に対して贈られる「イグノーベル賞」の第33回(2023年度)授賞式が、日本時間の2023年9月15日7時に開催されました。特に日本人は2017年度から毎年イグノーベル賞を受賞しており、第33回でも日本人の研究者が栄養学賞を受賞しました。 The 33rd First Annual Ig Nobel Prizes: https://improbable.com/ig/2023-ceremony/ 受賞式の様子は以下から見ることができます。イグノーベル賞の授賞式はハーバード大学のサンダース・シアターで開催されてきたのですが、新型コロナウイルスのパンデミックによって2019年からはオンライン開催となっています。 イグノーベル賞2023 授賞式 日本語版公式

                                      「人々を笑わせ、考えさせる研究」が評価される2023年度イグノーベル賞全10部門まとめ、日本人は栄養学賞で受賞
                                    • 研究者も困惑 火星の大地に響きわたる謎の「脈動」

                                      火星の内部構造を明らかにするために設計された火星探査機インサイト。写真中央に見えるのは高感度の地震計で、火星で発生するあらゆる振動を観測している。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH) NASAの火星探査機「インサイト」は、2018年11月に火星の赤道に近い広大な平原に着陸した。それ以来、火星の地質活動や内部の様子を探るため、超高感度の地震計など様々な機械を使って記録を取り続けている。 (参考記事:「火星着陸へ、NASAの探査機インサイトを解説」) そのインサイトからもたらされた最新の謎や新たな発見が6本の論文にまとめられ、20年2月24日付の科学誌「Nature Geoscience」と「Nature Communications」に発表された。 それらによると、火星の大地には奇妙な脈動が響きわたり、活断層帯があり、今も磁場があってしかも振動していることなどが明

                                        研究者も困惑 火星の大地に響きわたる謎の「脈動」
                                      • 気候変動で植物が巨大化、水不足の原因に

                                        CO2濃度と気温の上昇が組み合わさると、植物による水の消費量が増加する。その結果、写真にあるサウスカロライナ州のアシュプー川のような河川では、水量が減少する。(PHOTOGRAPH BY VINCENT J. MUSI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 今世紀末には、植物は今よりも多くの水を消費するようになる。結果、降水量が増えたとしても、北米、ヨーロッパ、中央アジアの人々が使える水は減ってしまうだろう――先日、学術誌「Nature Geoscience」に発表された最新研究の結論だ。 植物は、水循環を調節する重要な因子だ。実に、地上から大気への水の移動の60パーセントを植物が担っている。今回の研究は、気候変動が水の循環という重要なサイクルに、さまざまな面で影響することを示している。 「植物は大気にとって、ストローのような存在です。地上から大気への水の移動をつかさどって

                                          気候変動で植物が巨大化、水不足の原因に
                                        • 火星の赤道付近にあるオリンポス山にあり得ないと思われていた「水の霜」が降りることが判明

                                          火星はかつて生命にとって重要な水に覆われており、地表の水がなくなった現代でも地下に氷などの形で水が存在していると考えられています。新たな研究では、太陽系最大の火山でもある火星のオリンポス山や付近の山々に、あり得ないと思われていた「水の霜」が降りていることが判明しました。 Evidence for transient morning water frost deposits on the Tharsis volcanoes of Mars | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-024-01457-7 In a significant first, researchers detect water frost on solar system’s tallest volcanoes | Brown Universit

                                            火星の赤道付近にあるオリンポス山にあり得ないと思われていた「水の霜」が降りることが判明
                                          • 準惑星ケレスの地下に巨大な海が存在か? - 探査機「ドーン」の観測で判明

                                            米国航空宇宙局(NASA)は2020年8月10日、準惑星「ケレス」を探査した探査機「ドーン」の観測データから、ケレスの地下に塩水の海が存在する可能性が判明したと発表した。 ケレスには明るく輝く謎の領域があり、塩からできていることはわかっていたが、その塩がどこから来たのかはわかっていなかった。今回の研究では、地下の塩水が、ケレスでいまなお続く地質活動によって地表まで運ばれた結果できたものである可能性が高いと結論付けられている。 この研究を含めた複数の論文は、論文誌「Nature Astronomy」、「Nature Geoscience」、「Nature Communications」の8月10日発行号に掲載された。 探査機ドーンが撮影した準惑星ケレス。中央に見える明るく輝いている領域「ケレアリア・ファキュラ(Cerealia Facula)」は塩でできており、その塩は地下にある塩水の海から

                                              準惑星ケレスの地下に巨大な海が存在か? - 探査機「ドーン」の観測で判明
                                            • 欧州の豪雪「東の猛獣」は海氷が減ったせいだった、最新研究

                                              2018年2月27日、ヨーロッパの多くの地域にシベリア並みの寒さをもたらした大寒波「東の猛獣」の中、ロンドンのミレニアムブリッジを渡る歩行者たち。 (PHOTOGRAPH BY DANIEL LEAL-OLIVAS, AFP/GETTY) 2018年2月から3月にかけて、ヨーロッパは歴史的な大寒波と豪雪、いわゆる「東の猛獣(Beast from the East)」に見舞われた。南はローマまで雪が降り、英国では猛吹雪で高さ約8mもの雪溜まりができたほどだった。 最新の研究により、この豪雪には、ノルウェーとロシアに囲まれた北極海の一部であるバレンツ海の海氷の減少が関係していたことが明らかになった。降雪量の88%に相当する1400億トンもの雪が、その年に海氷が異常に少なかったバレンツ海から蒸発した海水に由来した可能性があるという。論文は4月1日付けで地球科学の専門誌「Nature Geosci

                                                欧州の豪雪「東の猛獣」は海氷が減ったせいだった、最新研究
                                              • 人類が月面の環境を変える時代が来たことで月の新たな地質学的時代「月人新世」に突入したと研究者が主張

                                                by NASA's Marshall Space Flight Center 1959年、ソビエト連邦が打ち上げた宇宙船であるルナ2号が、人類の作った物体として初めて月面に到達しました。それ以降、人類は100機を超える月面探査機や有人宇宙船を月に送り込み、アポロ計画では宇宙飛行士が実際に月面へ降り立つなど、人類は月面の環境を大きく変えてきました。こうした状況を受けてアメリカ・カンザス大学の地質学者であるジャスティン・ホルコム氏らは、月が新たな地質学的時代「Lunar Anthropocene(月人新世)」に突入したと、査読付き学術誌のNature Geoscienceに掲載された論文で主張しています。 The case for a lunar anthropocene | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-02

                                                  人類が月面の環境を変える時代が来たことで月の新たな地質学的時代「月人新世」に突入したと研究者が主張
                                                • 驚きの「ブーメラン」地震、初の報告、衝撃波生む超高速で逆戻り

                                                  2010年のある春の日の午後、メキシコのバハカリフォルニア州をマグニチュード7.2の地震が襲った。クカパーの先住民の長老であるロザリオ・ガルシア・ゴンザレス氏は、地震発生時に自宅で目にした驚きの光景を、科学者に次のように語った。地震によって地割れが発生し、まるで荒野を自動車が高速で走り抜けるように砂ぼこりが舞い上がった、と。 ところが不思議なことに、自動車が走ったかのようなその向きは、地震とは真逆に見えたという。 通常、地震で破壊される地割れの先端は、紙を破るように一方向へだけ進むものだ。しかしゴンザレス氏によると、科学者が考えていたのとは正反対に、砂ぼこりは震源地の方へ向かっていたようだったという。 この目撃証言は科学者たちを興奮させた。当時、メキシコのエンセナダ科学研究高等教育センターで博士号の取得を目指していたオーランド・テラン氏は、驚きの証言だったと感想を述べている。しかし、その日

                                                    驚きの「ブーメラン」地震、初の報告、衝撃波生む超高速で逆戻り
                                                  • 巨大地震のきっかけは月なのか? | ITに頼って生きていく

                                                    Advertisements 0. Abstract It’s a very interesting phenomenon that global transformation by a the Moon’s tide stress seems to be a trigger of occurrence for a disastrous earthquake (M>=5.5). It is found out that some statistically considered research papers geared to past earthquakes, there is no one which show about Lunar Age or Lunar Phase Angle clearly.The one of possibility reason is tidal pha

                                                      巨大地震のきっかけは月なのか? | ITに頼って生きていく
                                                    • 衛星タイタンの湖は地下の爆発でできた 最新研究

                                                      土星の衛星タイタンの北極付近の湖のイラスト。湖の沿岸は高く盛り上がり、壁のように切り立っている。地球の湖との比較から、タイタンの湖の少なくともいくつかは、かつて地下で気体の爆発が起きたことによって形成されたと考えられる。(ILLUSTRATION BY NASA/JPL-CALTECH) 土星最大の衛星タイタンは奇妙な天体だ。太陽系の衛星で唯一、厚く濃い大気に包まれている。そして、私たちが知るかぎり、地球以外で唯一、永続的な湖や海がある。ただし、タイタンの湖や海を満たしているのは水ではなく、液体のメタンやエタンだ。(参考記事:「まるで地球、衛星タイタンの驚くべき写真」) だが、その湖は想像以上に奇妙なものであるかもしれない。このほど科学者のチームが、今は亡き土星探査機カッシーニのデータを分析した結果、タイタンの湖は、地下で起きた爆発によって形成された可能性があるという論文が、9月9日付けで

                                                        衛星タイタンの湖は地下の爆発でできた 最新研究
                                                      • 火震に、砂塵嵐に...火星は私たちが思っていた以上にアクティブだったみたい!

                                                        火震に、砂塵嵐に...火星は私たちが思っていた以上にアクティブだったみたい!2020.03.09 07:009,146 Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US [原文] ( Rina Fukazu ) ますますミステリアスな惑星だ。 科学者らが先日発表したところによると、火星では地球や月のような地震(火震/マーズクエイク)が頻繁に起きているといいます。また、大気や磁場を取り巻く"奇妙さ"もデータが示しているとのこと。 2018年11月、エリシウム平原に着陸した火星探査機「InSight(インサイト)」にはカメラ、気象センサー、磁場センサー、熱プローブ、地震計といった一連の機器が備わっています。これにより、火星に関する新たなデータの"宝の山"が集まることが期待されています。 観測された「マーズクエイク」今回の研究は、インサイトの内部構造の耐震実験や地震計SEISなどに

                                                          火震に、砂塵嵐に...火星は私たちが思っていた以上にアクティブだったみたい!
                                                        • 月はいかにして形成されたのか? ジャイアント・インパクト説に新しい知見(米研究) : カラパイア

                                                          地球はいかにして月という衛星を獲得するにいたったのか? これは長きにわたり議論されている謎だ。 「ジャイアント・インパクト説」では、初期の地球が「テイア(太陽系の仮説上の原始惑星)」という天体と衝突した結果、月が形成されたと説明する。 この仮説は、月の形成理論としてはもっとも有力視されているが、具体的なことになると曖昧な部分がある。実際、この説ではうまく説明できない観察結果もたくさん報告されている。 『Nature Geoscience』に掲載された最新の研究は、これに関する最大の疑問点に光を当てている。 ――仮にテイアが衝突して月が誕生したとして、なぜ月はテイアではなく、地球とほとんどそっくりになったのだろうか?

                                                            月はいかにして形成されたのか? ジャイアント・インパクト説に新しい知見(米研究) : カラパイア
                                                          • 地球科学:地球内核の回転が遅くなっている可能性がある | Nature Geoscience | Nature Portfolio

                                                            以下のプレスリリースに、更新がありました。 地球の固体の内核の回転がマントルの回転に比べて最近減速し、マントルよりもゆっくりと回転している可能性があることを報告する論文が、今週 Nature Geoscienceに掲載される。この発見は、回転の変化は数十年スケールで起きている可能性を示唆しており、地球深部の過程がどのように表面に影響を与えるかについての理解を助けるかもしれない。 地球の内核は、固体地球の他の部分と流体の外核により分け隔たられており、地球自体の回転と異なる回転をすることが可能となっている。内核の自転は、外核で生成された磁場によって駆動されており、マントルの重力効果と釣り合っている。内核がどのように回転しているかを知ることで、これらの層がどのように相互作用をしているかが明らかになるかもしれない。しかし、内核の回転速度や、回転速度がどのように変化しているかは論争となっている。 Y

                                                              地球科学:地球内核の回転が遅くなっている可能性がある | Nature Geoscience | Nature Portfolio
                                                            • 普通の雷より1000倍明るい「スーパーボルト」とは?

                                                              通常の雷に比べ100倍も明るい雷のことを、「スーパーボルト」と呼びます。その中でも「通常の雷の1000倍も明るい」という、とりわけ強力なスーパーボルトの全容が、2つの研究により明らかとなりました。この研究により、強力なスーパーボルトが特に発生しやすい場所や、日本付近でスーパーボルトが起きるメカニズムなどの解明が進んでいます。 Geostationary Lightning Mapper (GLM) Observations of the Brightest Lightning in the Americas - Peterson - - Journal of Geophysical Research: Atmospheres - Wiley Online Library https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2020JD03

                                                                普通の雷より1000倍明るい「スーパーボルト」とは?
                                                              • 火星の「地震」を観測、謎解明に前進 NASA探査機

                                                                米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「インサイト」のイラスト。NASA提供(2018年4月27日提供)。(c)AFP PHOTO / NASA 【2月26日 AFP】火星で観測された地震活動のデータに関する研究結果が24日、発表された。研究では、火星が絶え間なく震動している「生きている」天体で、地球や月と同レベルの地震活動が示されていることが明らかになった。 太陽系で地球の隣に位置する火星に着陸した米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「インサイト(InSight)」による火星表面での15か月間の観測では、「火震(marsquakes)」と呼ばれる火星の地震活動が数百回測定されている。 この中には、地球の構造プレートの運動によって引き起こされる震動と同じ周波数のパターンのものも数回含まれていた。 英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に掲載された論文の共

                                                                  火星の「地震」を観測、謎解明に前進 NASA探査機
                                                                • 月誕生を探るカギを発見。42億年前、月は「裏返し」になっていた?

                                                                  月誕生を探るカギを発見。42億年前、月は「裏返し」になっていた?2024.04.12 21:0029,819 Passant Rabie -Gizmodo US [原文] ( R.Mitsubori ) 月にウサギが住む前の話。 NASAの探査機2機が、月の引力にわずかな変動があるのを検出しました。これは、高密度の層が底に沈んでいる証拠だと考えられます。 月の重力異常は、月の進化の名残?昔々、42億年前に月が誕生した頃のお話。月の地中深くにある密度の高い地層がマントル(岩石でできた外側の部分)と混ざり合い、月の表面に再び浮き上がってくるという劇的な出来事が起きた可能性があるのです。 アリゾナ大学の研究チームが、月の誕生にかかわる画期的な説を裏付けるあらたなエビデンスを発見しました。その説が事実なら、月は生まれて数百万年後に「裏返し」になったことになります。 学術誌『Nature Geosc

                                                                    月誕生を探るカギを発見。42億年前、月は「裏返し」になっていた?
                                                                  • 「ノアの箱舟」物語は本当に起こったのか?

                                                                    巨大な箱舟に動物たちと一緒に乗り込み、神が起こした大洪水を生き延びたというノアの物語「ノアの箱舟」は、旧約聖書などに登場する有名な物語です。そんなノアの箱舟に登場する「大洪水」は本当に起こったものなのか、地形学者が解説しています。 Did Noah's flood really happen? | Live Science https://www.livescience.com/human-behavior/religion/did-noahs-flood-really-happen ワシントン大学の地形学教授であるデビッド・モンゴメリー氏は、「地質学で確実に分かっていることは、地球規模の洪水は決して起きていないということです」と語ります。ノアの箱舟では周りの山々を覆うほどの水で地上が満たされたといわれていますが、モンゴメリー氏は「文字通り、世界の最高峰の山々を覆うような地球規模の洪水が起

                                                                      「ノアの箱舟」物語は本当に起こったのか?
                                                                    • 地球科学者からみた首里城火災|Takayuki Ogata

                                                                      琉球大学総合環境学副専攻の巡検で、首里城の建造物が焼け落ちてから初めて現場を訪れた。火災の跡は生々しく、痛々しいものであったが、観光地としての首里城公園を考えても、残念さを拭えなかった。 首里城跡はユネスコ世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつにも指定されているように、琉球王国の歴史・文化を考える大変貴重なサイトだ。しかし、ここ数年にわたって日頃から感じ続けてきたことではあるが、ビジターに提供する情報が、ほぼ歴史・文化的な内容だけという課題がある。 修学旅行生で賑わう守礼の門 首里城公園にはたくさんの修学旅行生も訪れる。高校生たちには、文系の生徒もいれば、理系の生徒もいる。同じサイトを訪れたとしても、興味関心は千差万別だろう。もちろん、国内外から訪れる一般のツーリストも同様だ。 一流の観光地は、ビジターのあらゆる興味関心に応え得る、懐の広さがあるものではないだろうか。その点

                                                                        地球科学者からみた首里城火災|Takayuki Ogata
                                                                      • かつて火星のクレーターには塩分を含んだ湖が存在していた:米大学研究

                                                                        火星に地球と同じような塩分を含んだ湖が存在し、乾燥と湿潤を繰り返していたことが、国際的な研究チームによって示された。 この結果は、Texas A&M大学地質学および地球物理学学科で博士号を取得した研究助手のMarion Nachon氏と同僚らにより、先日「Nature Geoscience」において発表された。 30億年前にクレーター内に存在 Nachon氏の研究チームは、火星にあるゲールクレーターのデータを調査。このクレーターは直径95マイル(約152km)もある岩に囲まれた窪地(盆地)で、2012年からNASAのローバー「キュリオシティ」が探査を続けてきた場所だ。 調査の結果、ゲールクレーターに30億年前に存在していた湖が乾燥していく経過が示され、それらは火星全体が乾燥していく過程ともつながっている可能性があるという。 ゲールクレーターは約36億年前に隕石の衝突によって作られたと考えら

                                                                          かつて火星のクレーターには塩分を含んだ湖が存在していた:米大学研究
                                                                        • 農薬汚染、世界の農地の3分の1に「高い危険性」 豪研究

                                                                          中国の甘粛省張掖市で畑に殺虫剤を散布する農民(2021年3月16日撮影、資料写真)。(c)STR / AFP 【4月1日 AFP】世界の農耕地の3分の1に、農薬の化学成分が長期的に残留することによる汚染の「高い危険性」があるとの研究結果が3月29日、発表された。農薬の残留物は、上水道に浸出したり生物多様性を脅かしたりする恐れがあるという。 農業生産の拡大に伴い、農薬の使用量が世界的に急増していることで、環境被害の懸念と有害化学物質の使用削減を求める声がともに高まっている。 英科学誌ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された今回の研究論文で、オーストラリアの研究チームは、農薬の有効成分(植物や虫に対して薬効を発揮する成分)92種の使用に関するデータを用いて世界168か国における汚染リスクをモデル化し、「農薬汚染の危険性が世界の広範囲に及んでいる」ことを明らかに

                                                                            農薬汚染、世界の農地の3分の1に「高い危険性」 豪研究
                                                                          • 地球上の酸素は10億年後に失われ「生命は絶滅する」と判明 - ナゾロジー

                                                                            未来の地球に酸素はないようです。 3月1日に『Nature Geoscience』に掲載された論文によれば、10億年後の地球では酸素濃度が現在の1%未満になること。 どうやら豊富な酸素がある状態は、地球の寿命全体のの20%~30%に過ぎないようです。 いったい何が原因で、地球から酸素が失われてしまうのでしょうか? In the Distant Future, All Earth’s Creatures May Asphyxiate From Lack of Oxygen https://futurism.com/distant-future-earth-creatures-asphyxiate-lack-oxygen 酸素に富む地球環境の持続期間は約10億年 https://www.toho-u.ac.jp/press/2020_index/20210302-1122.html

                                                                              地球上の酸素は10億年後に失われ「生命は絶滅する」と判明 - ナゾロジー
                                                                            • 史上最長、32年間続いた「ゆっくり地震」を解明

                                                                              1861年、インドネシアでマグニチュード8.5の地震が発生し、津波が沿岸部に押し寄せた。だが、この壊滅的な出来事に至るまでの32年間にわたってスロースリップ(ゆっくり地震)が起きており、巨大地震のきっかけとなった可能性があることが、最新の研究で明らかになった。(IMAGE BY NIDAY PICTURE LIBRARY / ALAMY STOCK PHOTO) 1861年2月、インドネシアのスマトラ島沖でマグニチュード8.5の巨大地震が発生、大地が激しく揺れ、水の壁が海岸に押し寄せ、何千人もの犠牲者が出た。 しかし、この悲劇は単独で起きたのではなかったようだ。巨大地震に至るまで32年間にわたり、ゆっくりとした“地震”が地中で静かに起こり続けていたことが最新の研究で判明、5月3日付けで学術誌「Nature Geoscience」に発表された。(参考記事:「謎の地震が世界を駆け巡る、20分超

                                                                                史上最長、32年間続いた「ゆっくり地震」を解明
                                                                              • 中国のAIを巡って欧州地質学会のトップが解雇される事態が発生

                                                                                AIテクノロジーが発展を遂げている近年では、自身の研究に独自のAIを用いる企業や組織が登場しています。地球科学に関する大規模プロジェクトのディープタイム・デジタル・アース(DDE)は、中国の大手IT企業であるアリババの最高技術責任者が開発したAIチャットボット「GeoGPT」を導入しましたが、GeoGPTを巡って、ある地球科学研究グループのトップが解雇される事態に陥っています。 Chinese AI stirs panic at European geoscience society | Science | AAAS https://www.science.org/content/article/chinese-ai-stirs-panic-european-geoscience-society DDEは、ビッグデータ分析やクラウドコンピューティング、AIなどを活用し、地球の進化と応用、持

                                                                                  中国のAIを巡って欧州地質学会のトップが解雇される事態が発生
                                                                                • 「失われた大陸」を発見…南ヨーロッパの地下に眠っていた

                                                                                  1億4000万年前にあった大アドリア大陸の地図。 Courtesy of Douwe van Hinsbergen 数億年前の地球には、すべての陸地がひとつに集まった、パンゲア大陸と呼ばれる巨大な超大陸が存在していた。 パンゲア大陸はやがて、それよりも小さい陸塊に分裂し、さらに断片化して現在の大陸になった。 新たな研究により、1億2000万年前ごろに「第8の大陸」が現在の南ヨーロッパの下に沈み込んだことが明らかになった。その大陸は現在も、地下深くに隠されている。 科学者たちは、その失われた大陸を「大アドリア大陸」と名づけた。この大陸の最上層は、アルプス山脈などヨーロッパ全土の山脈地域を形成した。 2億4000万年前の世界地図は、現在とはまったく様相が違っていた。 当時は、現在の地球を構成する各大陸がひとつにつながり、パックマンのような形をした「パンゲア大陸」と呼ばれる超大陸を形成していた。

                                                                                    「失われた大陸」を発見…南ヨーロッパの地下に眠っていた