2022年9月1日から、ついに新規糖尿病薬であるツイミーグ(イメグリミン)の投薬期間制限(新薬は発売後1年間は2週間までの制限あり)が解除になりました。今後処方が増えていくであろうツイミーグですが、今までの糖尿病薬にないミトコンドリア機能の改善という新たな機序で糖尿病に対する治療効果を発揮します。 膵臓や肝臓、骨格筋に効き、インスリン分泌能の改善とインスリン抵抗性の改善という2種類の血糖降下作用を同時に発揮できる、いわば万能な薬とも言えます。単剤でもHbA1c−0.7%低下し、他の薬との併用でもHbA1c−0.5%以上としっかりとした低下効果が報告されています。副作用としては、1〜5%未満に悪心、下痢、便秘があります。むしろ低血糖や乳酸アシドーシスが起きにくく、腎機能の低下した方にも使用できるなど、従来の薬よりも使いやすい薬剤と言えます。 飲み方は、朝夕食後に2錠ずつ(1日4錠)です。 万