航空機メーカーなどが構成する「航空機開発におけるMBD技術情報交換会」(MBAC;Model-Based Aviation development Consortium)*が策定した、制御システムモデルの流通や作成方法についての標準規約の概要が明らかになった。MBACのコアメンバー企業から、IHI航空・宇宙・防衛事業領域技術開発センター制御技術部システム技術グループ主査の坂井俊哉氏と三菱重工業防衛・宇宙セグメント 航空機・飛昇体事業部 航空機技術部部長の増子洋一郎氏が共同で2021年8月に説明した。欧米などに比べて遅れ気味といわれる、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)とモデルベース開発(MBD)の普及を航空業界全体で推進する目的だ。 MBACは「モデル流通WG」と「モデル作成規約WG」の2つのワーキンググループを設置。モデル流通WGは、機体メーカーと装備品メーカーの間で、開