ウクライナの旅客機がイランの空港を離陸後、墜落したことについてイランの調査委員会は、操縦席の会話などが録音されるブラックボックスの解析を始めたことを明らかにしました。今後必要であれば各国の協力を求めるとしており、調査の透明性をアピールするとともにイランが誤って撃墜したという見方を示す欧米をけん制するねらいもあるとみられます。 欧米各国は、イランがミサイルで誤って撃墜したという見方を示していますが、イラン航空当局の責任者は10日に開いた記者会見で、この見方を改めて否定しました。 また、イラン国営通信によりますと、イランの調査委員会は、10日、テヘランのメフラバード空港にある研究所で、操縦席の会話などが録音されるブラックボックスの解析を始めたと明らかにしました。 そして、墜落に関するデータを自力で引き出せない場合は、ロシア、ウクライナ、フランス、カナダから協力を得ることで合意したとしています。