3月9日に行われた韓国大統領選挙で、最大野党・国民の力から立候補していた尹錫悦(ユン・ソギョル、61)候補が当選した。 ●開票率95%で当確日をまたいだ10日の午前3時50分頃、韓国の通信社・聯合ニュースは「尹錫悦当選」の速報を打った。この時点での開票率は約95%。この時点で尹候補は与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン、57)候補を約0.8%リードしていた。 午後7時30分の開票開始から約8時間後の出来事だった。当確が出るや尹候補はソウル市内から国会のある汝矣島に向かい、開票状況を見守っていた状況室を訪れ党員に感謝を伝えると同時に「今日の勝利は偉大な国民の勝利だ」と述べた。 一方、敗れた李在明候補はこれに先立つ10日午前3時半過ぎに与党の党舎を訪れ、「すべては私の責任だ」と頭を下げると同時に、「尹錫悦候補にお祝いの言葉を伝える」とした。 ●出口調査では僅差投票が締め切られた9日午後7時