ディープラーニングの進展により活発化しているAI(人工知能)産業。その中でも、近年特に注目を集めているのが「エッジAI」だ。自動運転にも必須とされており、AI関連企業の研究開発は一段と凄みを増しているようだ。 ■エッジAIの基礎知識「エッジ」と「クラウド」の関係エッジAIを説明する際、「エッジ」と「クラウド」を対比させて考えるとわかりやすい。クラウドはインターネット上に存在し、各ユーザーがインターネットを介してアクセスすることで、クラウド内のソフトウェアやストレージなどを使用できるサービスを提供する。 一方のエッジは「端」、つまり末端の端末機器や無線基地局などを意味し、スマートフォンをはじめ、IoTでつながった各電化製品などがこれに当たる。 パソコンなどは近年まで、各端末に搭載したハードウェアやソフトウェアを活用し、使いたいソフトウェアがあればパソコンに直接インストールして使用するのが主流