ハフポスト日本版 編集長, HuffPost Japan EIC yuriko.izutani@huffpost.jp Twitter:@IzutaniYuriko
![ジェンダーギャップ指数2018、日本は110位で相変わらず順位は低いまま。「日本は男女平等が進んでいない」 | ハフポスト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/68500d041f591ae566a4263aa8aa96d72bd3cdc6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c633a00360000790f6a58e0.jpeg%3Fops%3D1200_630)
1975年6月、OECD科学技術政策委員会の「社会科学の開発と利用」に関する調査団が日本に派遣され、2年後『日本の社会科学政策』と呼ばれる報告書が作成された。 この報告書は、日本の政策形成システムや大学やシンクタンクなどの研究機関、中学高校を含む教育システムなど広範な分野について、極めて厳しい評価と多くの提言を行った。 報告書が多くの反響を引き起こしたこと、特に日本の社会科学者から反発を招いたこと、それにもかかわずその後の日本の状況は、いくつかの改善がなされたにせよ、四半世紀経った現在も根本的には相変わらずであることなど、取り上げるべきトピックは多いが、報告書の詳細な分析にふれる前にまず気づくのは、調査団及び報告書を最終的にまとめたOECD科学技術政策委員会事務局の前提と、調査の対象になった日本の社会科学の現状に対して責任を持つ人々との間に横たわる大きなギャップである。 すなわち、報告書の
外国人の友達と靖国神社に参拝? 人気フォークデュオ・ゆずの新曲「ガイコクジンノトモダチ」(北川悠仁作詞・作曲。4月4日発売のアルバム『BIG YELL』に収録)の内容が政治的だとして話題になっている。 一部で炎上状態といっていいほど盛り上がっているが、本当に政治的に危険なものなのだろうか。 筆者は、政治と音楽の関係を長らく調べてきたので、どれどれと思い、さっそく歌詞を読んでみた。すると、うーんと唸ってしまった。 まずは、その内容を確認してみよう。 外国人の友達ができた。その友達は日本が好きで、「あなたは[日本の]どこが好きですか?」と訊いてくる。それにたいし「僕」は、自分が生まれ育った国に無知なことに気づき、少し戸惑ってしまう。 <なのに 知らないことばかりじゃないのか?> ここまでなら国際交流につきものの話だ。だが、歌詞はここから急展開する。 <なのに 国歌はこっそり唄わなくっちゃね>
どうやら、日本ではフェミニスト、フェミニズムは未だ嫌われているようだ。当の女性たちからすら、敬遠されているように思う。 しかし、世界をみていると、エマ・ワトソンが国連の女性機関の活動を優先するために俳優業を休業したり、ジェニファー・ローレンスが賃金格差の問題に取り組んだりしているが、別に嫌われていない。むしろ、世界的には大きく動いているような気がする。 なぜ日本ではフェミニストおよびフェミニズムが嫌われ、広まらないのだろうか。今日はその原因を考えてみようと思う。原因を二つにまとめてみた。 その一。フェミニストのイメージが悪く捉えられている。 日本のフェミニストのイメージは、おそらく田嶋陽子さんのイメージだと思う。そしてその彼女のイメージは、男性に対してめっちゃ怒っているイメージ。テレビの影響力は強力なので、おそらく日本で一番知名度の高いフェミニストは彼女だと思われる。また、フェミニストと名
アーライ(ally)は、同盟という意味で、ある社会的カテゴリの当事者ではないけれども、友好的な仲間という意味です。同性愛者に対する、異性愛者や、トランスジェンダーに対するシスジェンダー、人種差別に反対する白人や、フェミニストの男性、さまざまなパターンがあります。 わたしたちは皆ある場所においては当事者であり、また別の場所においてはアーライです。 わたしもいろいろな場面(プライドのボランティアスタッフやったり、バイセクシャルのミーティングに参加したり、黒人が中心となったブラック・プライドでボランティアしたり、日系アメリカ人やアジア系アメリカ人のコミュニティーに関わった経験などから)当事者性については考え続けてきました。 yuichikawa.hatenablog.com 「自分はメインのターゲットじゃないよなー」と感じる当事者運動においては、居心地の悪さを感じることもあったのですが、「アーラ
最新版・世界各国の「繁栄指数」を見てみると、社会や地域における人々の信頼関係や結びつきを表す「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」のランキングで、日本は全世界149カ国中、101位。先進国の中では最低だといいます。なかでも深刻な状態にあるのが中高年の男性。コミュニケーション戦略の専門家で、 『世界一孤独な日本のオジサン』 (角川新書)の著者である岡本純子氏が衝撃的なデータとともに、日本のおじさんたちが「孤独」に陥っている理由と健康へのリスクを解説します。 【写真】友人や同僚、他人とほとんどまたはまったく時間を過ごすことのない日本人男性の割合は? ◆ 「中高年の男性にとって最大の脅威は喫煙でも肥満でもない。それは孤独だ」(ボストン・グローブ紙)、「慢性的な孤独は現代の伝染病」(フォーチュン誌)――。海外では、「孤独」は健康に甚大な影響を与える最大のリスクである、という認識が急速に広がって
25日に閉幕した平昌五輪では、メディア施設近くに置かれた彫刻像がインターネット上で話題を呼んだ。正式名は「Bullet Men(弾丸マン)」だが、日本のスポーツ紙が取材した際、スタッフが「分かりません(モルゲッソヨ)」と返したことから、その名が定着してしまった。作品を手がけた本人はどのように受け止めているのだろうか。韓国人の彫刻家キム・ジヒョンさん(50)にインタビューした。 ――この彫刻像が、男性器に見えると指摘する人がいます。 「第一印象が男性器なのは否定できません。社会的な男性性、欲望の象徴です。男性のたくましい体の頭を覆うヘルメットの形は見ての通り、滑らかな弾丸のイメージと男性器を二重にイメージ化したものです。家父長的な文化で、男性中心的な社会を生きていかなければならないという意味で、武装の概念であるヘルメットを作り、その中には弱い人間の本性があることを表現したのです。美術史におい
TOKYO STREET FASHION and CULTURE: 1980 - 2017Explore the fascinating history of fashion and culture in Tokyo, Japan. This is a documentary of youth fashion and culture in Tokyo for 37 years. "Street Fashion" is the sense of style of creative people who take all sorts of information (from music, sports, fashion, and the like) and express their personal values through their outfits. The fashion and
---------- ハリウッドからはじまり日本でも性暴力反対のムーブメント「#MeToo」が広がっている。そもそも性暴力とは何か? 実際には性の問題ではない? 『性暴力の理解と治療教育』の著者で大阪大学大学院教授・藤岡淳子氏に寄稿いただいた。 ---------- 「#MeToo」の動きに対して「男性にも口説く権利はある」という批判が出たようだが、「口説く」のと「性暴力」は全く別なのになあという違和感がある。 「口説き、口説かれる」のは、互いのやり取りで、二人ともが楽しみながら何らかの合意に達するのであれば、全く問題にならない。むしろそれを楽しめるのは素晴らしいことだ。 ところが、口説かれる方が口説かれたくないと思っているのに、「いいじゃないか」と続けると性暴力に限りなく近づいてくる。いわゆる「ナンパ崩れ」と呼ばれる性犯罪が生じるのはそういう場合であろう。 相手の感情や意向を無視して、ご
前回のBlackface問題。「(過去の奴隷制度に基づいた)黒人差別のない日本にアメリカの基準を持ち込むな」という意見がありますが、前回、書いたように、オランダやスペインでも黒塗りが批判されており、問題になっているのはアメリカだけではありません。オランダやスペインでは、100年以上も続いた伝統的な行事を変えることになるかもしれず、バラエティ番組が問題になっている日本とは影響の度合が違います。 オランダでもスペインでも「Blackfaceをやめてほしい」という要は国内のアフリカ・カリブ移民を中心に出たのですが、オランダは、数年前より何度か国連から「(Black Peteによる)文化的、社会的または伝統的な描写は、黒人やアフリカ系子孫にとって侮辱的で、ネガティブなステレオタイプを助長し得る。文化的伝統にも人権を侵害し得るものがある」と、blackface を止めるよう促されてきました。 オラン
ノッチ「ノーメイクかどうか確認された」パックン「アメリカでは黒人差別が日常茶飯事」 ガキ使の“黒塗り”問題、対立の背景にあるものとは? 年末恒例の人気番組『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系列)での"黒塗り"をめぐる問題。放送から1か月が経とうとしているたが、騒動はいまだ収束の気配を見せていない。24日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、様々な立場の人の意見を聞き、その相違点を浮き彫りにした。 問題となっているのは、ダウンタウンの浜田雅功さんが演じた大ヒット映画「ビバリーヒルズ・コップ」でエディ・マーフィが演じた黒人刑事。作品の中で着ていたスタジャンを着用、髪形を似せたかつらをかぶり、顔は黒塗りといういでたちだった。
この記事(⇩)を基に、日本経済について考察します。 [ビジネスオンライン]“いま”が分かるビジネス塾:トヨタが販売車種を半数に絞る理由 https://t.co/adnbNS1HZx — ITmedia (@itmedia) 2017年11月1日 クルマの価格は20年間で1.7倍に値上がりしているわけだが、この間、日本人の給料はほとんど上昇していない。 現在の日本人の購買力では、クルマという商品はかなりの高級品となっており、会社での出世に合わせて、次々に買い替える商品ではなくなっている。 総務省「消費者物価指数」では、総合、自動車、サービスのすべてが1990年代後半から横ばいです。*1 アメリカでも新車価格は日本と同じ頃から横ばいですが、サービスと総合は上昇を続けています。 日米の物価動向の違いは、サービスと財の相対価格に表れています。通常、生産性上昇率の高い財部門よりも、生産性上昇率の低
アメリカの車所有者で随時利用している割合はたった8% 高橋 やはり現在の“物欲なき世界”にいたるまでのプロセスを考えると“所有から共有へ”という感覚の変化はとても大きいですよね? 『物欲なき世界』の中でも紹介されているレイチェル・ボッツマンとルー・ロジャースの『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』(日本放送出版協会刊)という書籍がありますが、あの本が刊行されたのはリーマンショック直後の2010年です。 本の中で僕が印象的だったのは、人間が一生のうちで電気ドリルを使う時間はせいぜい10分くらいなのに、アメリカの総世帯の約半数は電気ドリルを持っているという(笑)。そんなもん借りればいいじゃないかと。 菅付 車に関してもまったく同じことが言えて、アメリカの車の所有者で日常的に運転している人たちは実は8%くらいしかいないんですよ。残りの92%はほとんど利用していないと言っていい。 そうな
現在人気を誇るアイドルソングやアニメソング。そんな楽曲たちを実はかつての「パンクブーム」を担ったアーティストが制作しているって知っていますか? アイドルやアニソン界の盛り上がりの裏にある「パンクブーム」の影響について紹介します。 皆さんは、"パンクブーム"をご存知でしょうか? 90年代の後半に突如として巻き起こった音楽ムーブメントで、パンク系のバンドを中心としたインディーズシーンが大注目を集め、個性豊かなバンド達を数多く生み出した熱狂の時代。 そこで活躍をしていたミュージシャンの中には、現在、アイドルやアニメといった世界でクリエイターとして優れた楽曲を生み出している方達がいらっしゃいます。そんな楽曲を紹介してみたいと思います。 "パンクブーム"が輩出した、バンドマンと作曲家というふたつの顔を持つミュージシャン 現在、20代後半~アラフォー世代の音楽ファンにとって、その嗜好に大きな影響を受け
クラブと風営法の問題をテーマにした書籍『踊ってはいけない国』シリーズなどの著者としても知られる磯部涼氏と、細野晴臣が世界各地で出会った音楽について綴った『HOSONO百景』の編者である中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について独自の切り口で語らう新連載「時事オト通信」。第2回目のテーマは“日本の不良映画”について。今夏に公開されて話題を呼んだ『TOKYO TRIBE』と『ホットロード』の2作品と、それにまつわる音楽から、80年代半ば~現在までの不良文化について計3回にわたって語り尽くす。前編では『TOKYO TRIBE』を軸に、90年代のヒップホップ文化やチーマー文化について掘り下げた。(編集部) 中矢:最近、『TOKYO TRIBE』と『ホットロード』という不良映画が話題になっていますよね。今回は、その2作にまつわる文化や音楽について話していければと思います。まず、前者は、93年に始まっ
1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。 2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授(専攻副主任 MBA担当)の他に、早稲田大学ビジネススクール、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。 著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く