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ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (6)

  • 「女装っ子」表現から読み解くキャラクター作画 - ピアノ・ファイア

    先日、Twitterでこんな論文が紹介されていました。 図像的フィクショナルキャラクターの問題(高田敦史) 応用哲学会行ってないけど、akadaさんの原稿を読んだ! これすごく面白い!>RT— シノハラユウキ (@sakstyle) 2014, 5月 10 マンガなどに描かれているキャラクター(この原稿では「ひだまりスケッチ」のゆのが例に出てくる)について、「かわいい」という時、目が大きいとか鼻が小さいとかいった絵のデフォルメからそう判断しているだろうが、それでキャラクターそのものがかわいいと言えるのか、と— シノハラユウキ (@sakstyle) 2014, 5月 10 高田論文は最後、補足的に、分量としては短いけれど、伊藤剛「キャラ」概念との接続も行っている。高田のいう「分離された内容」と「キャラ」というのが、近いかもしれない、と— シノハラユウキ (@sakstyle) 2014,

    「女装っ子」表現から読み解くキャラクター作画 - ピアノ・ファイア
  • 「パクリは面白さに必要な要素」/全世界が感動する超メジャー作品『現実』 - ピアノ・ファイア

    某所にぼくが書き込んだメモを適当に組み合わせて保存しておきます。 「面白いフィクションは大抵が現実のパクリです」 「そして現実のパクリだからこそ現実の読者が楽しめる、と」 「パクリには“現実のパクリ”と“フィクションのパクリ”の二種類があるのですが、オタク向けのものは後者寄りのものが多く、つまり“フィクションの住人にとって楽めるパクリ”になっているのがカオスな良さでもあり、問題でもあるわけです」 「つまり人類は“現実の二次創作”をもっとするべきだと……?」 「一次創作の傑作『現実』」 「世の中は『現実』の二次創作だらけ」 「世界で一番売れてる作品が『現実』」 「『現実』はファンも多いがアンチも多い好き嫌いの激しい作品」 「世界で一番批評が多い作品も『現実』」 「作者の名前は神」 「『現実』はイデア界のパクリ」 「原作の『現実』は大人向けだから、若い子は二次創作から入ったほうがいいと思う」

    「パクリは面白さに必要な要素」/全世界が感動する超メジャー作品『現実』 - ピアノ・ファイア
  • 勝手な意味を作る言葉の厄介な性質/柳父章『翻訳語成立事情』 - ピアノ・ファイア

    『「ゴッド」は神か上帝か』という、中国の聖書翻訳をテーマにしたがあるのですが、これがなかなか面白い内容でした。読んだのは七年前くらいでしょうか。 同じ著者の『翻訳語成立事情』というも面白そうだ、と最近書評を見掛けて気付き、合わせて読むことにしました。 「ゴッド」は神か上帝か (岩波現代文庫―学術) 柳父 章 岩波書店 2001-06-15 売り上げランキング : 409933 Amazonで詳しく見る by G-Tools翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189) 柳父 章 岩波書店 1982-04-20 売り上げランキング : 21450 Amazonで詳しく見る by G-Tools 『ゴッドは〜』で提唱されていた「カセット効果」を、より多くの具体例を挙げて論じているので面白い。 カセットというのは「箱」の意味で、直訳しがたい外国語を「イメージだけの漢字の組み合わせや、近くても微妙

    勝手な意味を作る言葉の厄介な性質/柳父章『翻訳語成立事情』 - ピアノ・ファイア
  • 「ついていけない天才」を際立たせる主観表現/小山ゆう『スプリンター』 - ピアノ・ファイア

    先日、資料確認も兼ねて『スプリンター』を読み返したのですが、「ヒーローの魅力を描ききるのが少年漫画」という、ぼくがよく使う決まり文句に従えば、才能の魅力、立場による魅力、人間的魅力、性的魅力もろもろをトップクラスに設定していた『スプリンター』は少年漫画としてのエッジでしょう。 少年漫画という枠にかぎらず、小山ゆうの作品は「漫画で天才を描こうとしたらどうなるのか」という点に関して「物」、マジモンの天才性を感じることができるので、他の天才ものについて語るときの基準を作ることができますね。 『スプリンター』の再読で感じたことのひとつは、「人間を超えそうなほど異常な人間」を描くのに必要な演出です。 それは「ついていけないほどの異常さ」を客観的に描くだけではなく、主観表現も上手に使うのが大事だということ。 そもそも漫画は非現実を描くものですから、かなり異常な感覚世界が描かれていても「同化」のシンパ

    「ついていけない天才」を際立たせる主観表現/小山ゆう『スプリンター』 - ピアノ・ファイア
  • 漫画や小説のメディアミックスで、原作ファンがガッカリするポイント - ピアノ・ファイア

    アニメ化などのメディアミックス時に原作ファンが見たいのは「原作に触れた最中にうおおおおっと脳内で盛り上がったイメージをピンポイントで具体化したもの」でしょう、と、このあいだ人に話していました。 その逆に、スタッフが作ってしまいやすい(しかも自信満々の態度で提供しやすい)のは「出来事をまんべんなく質の高い映像に落とし込んで並べたもの」であって、そこに原作ファンのガッカリポイント、ファンとスタッフの「軋轢」や「齟齬」が集中すると考えていいはずです。 熱心なファンは「深い感動」を経験している ある作品のファンになる動機としては、「強い感動」が不可欠です。 そして、その感動には「脳内で勝手に盛り上がった主観的なイメージ」が必ずともなっています。 この「勝手に盛り上がった」という部分が重要です。 世の中の多くの作品……特にオタク向けの作品は、お世辞に言っても「万民が感動する」とは言いがたいもので、「

    漫画や小説のメディアミックスで、原作ファンがガッカリするポイント - ピアノ・ファイア
  • 『フィクション・ハンドブック』に収録された漫画論のPDF公開 - ピアノ・ファイア

    先日、花園大学で夏目房之介先生に「あのPDFは公開してないんだっけ?」と訊かれ、「そういえば……」と思い出してました。 あのPDF、というのはぼくが編集した同人誌に掲載されていた、岩下朋世さんの原稿PDFのこと。 メロンブックスさんに出てます/冬コミと『フィクション・ハンドブック』の再度告知 - ピアノ・ファイア この中の、「「視る」ための手がかりはどこにあるか」という原稿です。発表は同人誌でしたが、研究的にもよくまとまっており、しばしば他の漫画論でも引用されることのある重要な論だったりもします。 同人誌そのものは、通販を止めておりまして、イベントで少部数頒布するチャンスがあるくらいかな、というのが現状です。 そこで岩下さんとの同意の上で、PDFをフリーで配布するようにしていました。 ただ、その配布場所があまり目につかないし、そもそも配布されていることが知られていない。 実は岩下さんの、東

    『フィクション・ハンドブック』に収録された漫画論のPDF公開 - ピアノ・ファイア
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