スペイン北東部のカタルーニャ州での州議会選挙で、スペインからの独立を主張する政党が勝利したのを受けて、中心都市バルセロナでは、独立に向けて期待する声が多く聞かれる一方、独立に反対する中央政府との関係悪化を懸念する声も聞かれました。 選挙から一夜明けて、バルセロナの住民たちからは「独立を求めて投票したからうれしい。独立に向けたプロセスが順調に進むかみていきたい」などと独立に期待する声が多く聞かれました。その一方で「一方的に独立したり、中央政府との関係を完全に断ち切ったりするべきではない」など、独立に断固反対する中央政府との関係悪化を懸念する声も聞かれました。 今回の選挙結果について、スペイン政府からの公式な反応はまだありませんが、スペイン政府は、独立に向けて準備を進めようとするカタルーニャのマス州首相をけん制するため、憲法に違反する行為を行う公職者の職務を停止する権限を憲法裁判所に与える法案