2030年冬季大会をめぐっては、もともと世界でも3都市しか立候補がなかった。そのひとつである日本の札幌は、昨年秋から冬ごろにかけて続々と発覚した東京2020大会の汚職スキャンダルが引き金となり、招致活動は一時停止となった。 昨年10月には、候補地のひとつであったカナダのバンクーバーについて、地元州政府が招致活動の不支持を表明した。実質的な招致中止につながるとの見方も出ている。残る米ソルトレイクシティも2034年の開催希望に切り替えた。 有力な候補都市は現時点で存在しない。選定を急ぎたい国際オリンピック委員会(IOC)にとっては大きな痛手だ。 IOCは通例、大会開催の7年前にホスト都市を決定する。2030年の冬季五輪に関しては、昨年12月の時点で1都市に絞り込み、事実上の内定となるはずだった。 だが、候補都市ゼロという異例の事態を受け、IOCは開催地の絞り込みを先送りした。今年10月のIOC
By Brook Ward クラシック音楽からポップ/ロック音楽まで幅広いジャンルで取り入れられているピアノは楽器の王様ともいわれ、18世紀に誕生して以来、多くの人々を魅了してきました。美しい音色と響き、そして豊かな表現力を持ち「完全無欠」とも思えるピアノですが、実は完璧に響き合う調律は原理的に不可能であることが知られています。 Why It's Impossible to Tune a Piano - YouTube ピアノそのものの説明に入る前に、まずは弦を使った楽器の説明から。バイオリンやギターなどの弦楽器は、弦を弓でこすったり弾いたりすることで弦を振動させ、音を出しています。 発される音の高さ(音程)は、弦が振動する速さによって決まります。一番上の振動よりも2番目、2番目よりも3番目というように、音の波が細かくなるほど音が高くなるというわけです。 そして、この音が高くなる比率には一
By Trillium Artisans 学校の音楽の授業で習ったはずの「長調」や「短調」は、その曲が持つニュアンスを決定する役割を果たしています。総じて長調は明るくて前向き、短調は物悲しくて愁(うれ)いのある雰囲気をかもし出すものですが、元は短調で書かれた曲をデジタル技術で長調に置き換えてみると、とてつもない破壊力で違う曲を生みだしてしまうことがわかりました。 Sad songs made happy: The amazing art of turning minor-key songs major http://theweek.com/articles/467109/sad-songs-made-happy-amazing-art-turning-minorkey-songs-major 「短調を長調に変換する」とは言え、以下に挙げた楽曲は楽譜を書き直したり、新たに演奏しなおしたもので
イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXは2023年2月10日、開発中の巨大ロケット「スターシップ」のブースター、「スーパー・ヘヴィ」の燃焼試験を実施した。 スーパー・ヘヴィには33基ものロケットエンジンが装備されており、すべてを一斉に噴射するのは初めて。2基のエンジンが停止し、実際には31基での試験となったものの、打ち上げには問題ないとした。 これにより、スーパー・ヘヴィと、搭載する宇宙船「スターシップ」の開発は大きな山場を超えた。スペースXは、早ければ3月にも初の軌道への試験打ち上げに挑むことを計画している。 スーパー・ヘヴィに装備された33基のラプター・エンジンが燃焼する様子 (C) SpaceX スターシップとスーパー・ヘヴィ、そしてラプター・エンジン スターシップ(Starship)は、スペースXが開発中の、巨大なロケットと宇宙船からなる打ち上げシステムである。 全長120m、
2023年2月17日(金)、H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)打上げの様子です。 この日は、ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に、1段機体システムが異常を検知し、固体ロケットブースタ(SRB-3)の着火信号を送出しなかったため、打上げを中止しました。調査結果・処置状況等を踏まえ、新しい打上げ日を以下のとおり設定しました。ライブ中継は以下のリンクより、是非ご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=y2V9ZSlNCPU 打上げ日:3月7日(火) 打上げ時間帯:10時47分55秒~10時44分15秒(日本標準時) 打上げ予備期間:2023年3月8日(水)~3月10日(金) 打上げ後に流れる予定のCG映像は、下記のクレジットになります。 出典: NASA https://www.nasa.gov/multi
出生数が急減している人口減少日本で各業種・職種に何が起こるのか? 事故を起こしても車が直らない未来がやってくる? ベストセラー『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』は、製造・金融・自動車・物流・医療などの各業界で起きることを可視化し、人口減少を克服するための方策を明確に示した1冊だ。 戦後の日本経済を力強く牽引してきた自動車産業をめぐっては思わぬところにも落とし穴がある。整備士が不足し始めているのだ。 自動車は販売すればおしまいという商品ではない。安定的に利用するにはこまめなメンテナンスが必要である。それは、クルマを走らせる燃料がガソリンであるか、電気であるかを問わない。 高齢化で、今後は高齢者の自動車保有が進む。それは同時に、買い替えサイクルが長くなるということである。現役時代と比べて収入が少なくなり、一台を丁寧に乗り続けようという意識が強くなるためだ。 またかつてよりク
米・ユタ州パークシティを拠点に行われるインディペント映画の祭典「サンダンス映画祭」に行ってきた。コロナ禍の影響で昨年、一昨年はオンライン開催だったとのことだが、今年は対面での開催。会場では、マスクを着用しているスタッフも結構いたが、観客の行動制限やマスク着用義務などは何もなかった。 パークシティは、ソルトレイク・シティ国際空港から車で40分程度のスキーリゾート地だ。私が宿泊したホテルの部屋は、窓のシェードを上げると、目の前をスキー客が乗ったリフトが行き来していた。2002年のソルトレイク冬季五輪では、アルペン・大回転、ノルディック・複合、ジャンプ、モーグルなど各種スキー競技やボブスレー、リュージュなどの種目がパークシティで行われた。 私が滞在した間、日が落ちると気温がマイナス10度を下回り、風が強い日は特に寒かった。街中でも、積もった雪は根雪となって、日中も溶けない。家や商店の軒先からは長
新潟県佐渡市の住宅で1月、一家3人が亡くなっているのが見つかった。59歳の息子が病死し、その後、91歳の父親と88歳の母親が相次いで衰弱死したとみられる。50代の無職や引きこもりの子を80代の親が養う「8050問題」が社会問題化して久しい。一家に何があったのか。【池田真由香】 「家の中で人が倒れている」。松の内も明けない1月6日午前10時35分、119番が消防に入った。佐渡市小木地区の民生委員、斉藤一司さん(69)からだった。3人とも外傷はなく、消防は「明らかな死亡状態」として病院に搬送せず、事案を県警佐渡署に引き継いだ。同署は遺体や周辺の状態から事件性はかなり低く、一家心中でもないと判断した。 佐渡市南西部にある小木地区。女性船頭が操る「たらい舟」で有名な港町として知られ、佐渡汽船の小木―直江津航路の玄関口でもある。だが、冬季はフェリーが運休し、記者が足を運んだ1月中旬には静かな冬を迎え
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人口約5000人の北海道・ニセコ町は、リゾート地として海外でも知られている。斉藤うめ子さん(75)は、この町の定数10人の議会で唯一の女性議員だ。現在3期目だが、受けたハラスメントや嫌がらせは数知れず。宴会ではおしりを触られ、「議会に女は不要」と言われたことも。男性議員に囲まれ、気に入らない一般質問を取り下げるよう迫られたことも数え切れない。 それでも「女性の目線は政治に不可欠。暮らしと政治はつながっている」という思いで活動を続け、女性の政治参画を広げようと力を注いできた。斉藤さんにこれまでの経緯を詳細に振り返ってもらうと、見えてきたのは、男性ばかりで続いてきた地方政治の現場の異様さだった。(共同通信=山口恵) ▽100年遅れの町議会、感じたのは「私は異物」 斉藤さんは札幌市出身。米国や英国、兵庫県神戸市での生活を経て、2006年にニセコ町に移住した。町は2007年以降、男性議員ばかりの「
性別移行する人の数は日本でも増えているが、なかには元の性別に戻ることを選ぶ人たちもいる。いま、こうした人々の経験を理解することが非常に重要だと、米国とカナダのトランスジェンダー研究者らは主張する。 「地獄のような10年間」 元米海軍特殊部隊のクリスティン・ベックは、2013年にトランスジェンダー女性であることをカミングアウトするや、一躍トランスジェンダー・コミュニティの擁護者として注目を集め、左派および主要中道左派メディアで喝采とともに報じられるようになった。 だが、ここ数ヵ月の間に右派系のウェブサイトに目を通していなければ、ベックがその後、再移行(性別移行した後、また元の性別に戻ること)して、クリス・ベックという本名に回帰した事実は知らないかもしれない。 2022年末、ベックは「この10年間は地獄のような人生だった」と胸の内を明かした。ベックの当初の性別移行を熱狂的に報じたメディアの大半
「若者に風呂なし物件が人気」は本当か? 最近「若者に風呂なし物件が人気」といった趣旨の報道が物議を醸しました。 ほぼ同時期に複数のメディアが似たような記事を発信したことが直接のきっかけですが、若者の貧困問題が根っこにあるにもかかわらず、それを考慮しないで1つの文化、ファッションのように片付けていることに対する非難や疑問の声が、それこそ若者を中心に湧き起こりました。昨年末に海外メディアが、日本で「三畳一間」の狭小物件のニーズが高まっていると指摘したことなどもこれに影響しているようです。 筆者はアメリカ発のミニマリズムが日本において生存主義(サバイバリズム)の色彩を強めていることについて、これまでさまざまな媒体で語ったり、書いたりしてきました。モノを極限まで減らすことや、住空間をコンパクトにするミニマリズム、シンプルライフの流行が、先行きが不透明で転落のリスクに脅かされた過酷な時代状況と無縁で
武士政権が千年近く続いてたのに 誰も天皇殺して自分がこの国の王になろうと しなかったのがずっと不思議。 信長はそれに近いことをやろうとしてたみたいだけど。 外国じゃ王様とか平気で殺されてるじゃん。
(作家・ジャーナリスト:青沼 陽一郎) 岸田文雄首相が、性的少数者(LGBTQ)や同性婚を巡り差別発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭したのは、今月4日のことだった。 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団のオフレコの取材に、LGBTQや同性婚に関して「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」「同性婚を導入したら国を捨てる人もいると思う」などと語ったとされる。岸田首相は翌日にすぐさま更迭した。 「多様性を尊重し包摂的な社会を実現していく今の内閣の考え方には全くそぐわない言語道断の発言だ」 岸田首相はそう述べて、自らの任命責任を認めている。 「LGBTQは地獄に堕ちる」と説く宗教団体 松野博一官房長官も6日の衆院予算委員会で、首相秘書官の発言を謝罪して、こう述べている。 「岸田政権は多様性のある包摂的社会を一貫して目指しており、国民に誤解を生じさせたことは遺憾であり、おわび申し上げる」 「性的指
WARNING: 津波の映像が流れますのでご注意お願いします。 This program contains images that some people may find disturbing. In 2021, NHK commemorated the 10th anniversary of the 2011 mega-earthquake and tsunami with a story for future generations using footage shot at the time. We sincerely thank all those who provided these images as a record of what happened during the disaster. この番組は東日本大震災の経験を世界の人々と共有し、次の世代へ伝えていくために
国際支援の陰で汚職懸念 武器流用や着服の疑いも―有識者ら「監察機関設置を」・ウクライナ 2022年12月20日07時11分 ウクライナ南東部マリウポリからの避難民を支援するために集まった国際支援物資の山=7日、キーウ(キエフ) 【キーウ時事】ロシアの侵攻長期化に伴い膨大な国際支援が流れ込むウクライナで、供与された武器や物資、支援金が適切に管理されず、一部が私腹を肥やすために使われるとの懸念も浮上してきた。ウクライナはかねて、政財界や司法の腐敗が批判されてきた。近年の対策で改善も見られるが、戦時の混乱に紛れ不透明な部分も多い。国内外からは「独立した監察機関の設置が急務だ」という声が上がっている。 汚職対策、徐々に前進 ロシアの影響力排除狙う―ウクライナ ◇内なる敵 「ロシアは外なる敵だが、汚職は内なる敵だ」。反汚職のNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」のオレクサンドル・カリテン
ウクライナ、調達巡る「汚職」に動揺 侵攻対応への影響懸念 2023年01月24日07時04分 ウクライナのレズニコフ国防相=20日、ドイツ・ラムシュタイン米空軍基地(AFP時事) ウクライナ政府が不祥事に揺れている。現地メディアは21日、国防省が食材調達で不自然な高額契約を結び、汚職の温床になった疑惑を報道。これとは別に、発電機などの調達を巡る収賄容疑でインフラ省高官が逮捕された。ロシアが続ける侵攻への対応に影響が出ないか懸念されている。 調達不正で政府高官免職 発電機価格を水増し―ウクライナ 国防省の疑惑を報じたのは、有力メディア「ゼルカロ(鏡)」。契約書のコピーによると、戦地などで兵士らの食事を賄う卵やジャガイモなどの材料を調達する際、卸売価格ではなく、小売価格の「2~3倍」という価格が設定された。 契約額は約130億フリブナ(約460億円)。生じた可能性のある「差額」の行方は闇の中だ
武器のブラックマーケットの横流しで一番やばいのが、ウクライナを救った米国製ジャベリン対戦車ミサイルFGM-148だ。重さ22.3kg、射程2km いまこの時もウクライナ軍の兵士たちは、自らの命を的にしてロシア軍と戦っている。しかしその背後でウクライナの政権中枢では、別の戦いが始まっていた。 去る1月24日に時事通信が『ウクライナ、調達巡る「汚職」に動揺 侵攻対応への影響懸念』と報じたが、それに続いて以下のような「汚職と腐敗」に関わる情報がいくつも伝えられた。 ・戦場で戦う兵士が食べる卵、芋を調達するときに、小売価格の2~3倍の価格が設定され、契約額は460億円。その差額は何処かに消えた。 ・1月21日にウクライナのロジンスキー・インフラ省次官が逮捕された。60億円の発電機を含む機器調達の際に契約額を水増しし、賄賂5200万円を受け取った疑い。 ・それらを取り締まるべき立場のシモネンコ副検事
<ウェットスーツを着た少年が獲った魚をボートに置いた次の瞬間──> オーストラリアのレディ・マスグレイブ島沖で衝撃的な映像が撮影された。 @huntmaster.ioがTikTokに公開した映像は、8歳の少年マニ君が獲った魚を披露するシーンを記録しようとしたものだ。撮影する父の「獲ったものを見せて」という声も聞こえる。 ウェットスーツを着たマニ君が魚をボートに置くと次の瞬間、勢いよく海から飛び出してきたサメが少年に襲い掛かる。すぐに動画は途絶えるが、サメはマニ君の左胸に噛み付いているように見える。 【動画】勢いよく少年に飛びかかり、左胸に噛み付くサメ 映像のサメはメジロザメ属に属するツマグロでインド洋と太平洋に広く分布している。体長はそれほど大きくなく、最大でも2メートル弱というところ。主に岩礁の魚を餌にしており、少年の持っていた魚の方が目当てだったと見られる。 サメ被害を記録するデータベ
アメリカから供与されたM777榴弾砲を撃つウクライナ軍兵士たち(7月) VYACHESLAV MADIYEVSKYYーUKRINFORMーFUTURE PUBLISHING/GETTY IMAGES <アフガニスタンでは、アメリカからの支援金の3割が無駄遣いや汚職で「消えた」。監視・追跡の仕組みがないウクライナでも同じ間違いを繰り返すのか> イスラム主義組織タリバンが政権を掌握したアフガニスタンから米軍が撤退し、20年にわたる泥沼戦争にようやく終止符が打たれてから1年。アメリカはまたも、戦争中の国への軍事援助と経済援助に莫大な金額をつぎ込んでいる。今度の相手は、ロシアの侵攻と戦うウクライナだ。 ジョー・バイデン大統領の就任以来、アメリカはウクライナに136億ドルの安全保障援助を約束してきた。さらに米議会は5月に約400億ドルの追加支援法案を可決しており、今後も支援は拡大しそうだ。 アフガニ
ウクライナ北東部ハルキウ州でロシア側に砲弾を撃つ準備をするウクライナ軍兵士=7月14日/Evgeniy Maloletka/AP (CNN) 米国務省は29日までに、ウクライナへ供与した兵器が犯罪人らの手に渡ることを阻止する対策を実施しているとし、その内容を明かした。 同省のプライス報道官は、ウクライナ側も受け取った防衛装備品の適切な保護や管理を約束しているものの、「米国はこれら兵器が悪しき人物らに流出することを警戒し続けている」と指摘した。 国務省の今回の発表は、11月の米中間選挙で当選が予想される共和党の下院議員の一部が来年にも、ウクライナへの軍事支援の削除あるいは提供した兵器類などへの監視強化に動くことを見越した措置ともみられる。 国務省によると、現在講じられている兵器漏出の防止策には、ウクライナや隣国の治安部隊の能力向上、ウクライナの国境管理や治安維持の強化などが含まれる。 「戦争
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