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ブックマーク / www.foodwatch.jp (28)

  • 「衣食住院正子の部屋」に注目 - FoodWatchJapan

    住院正子さんをご存知ですか?衣住院正子(いしょくじゅういんまさこ)さんとは、農林水産省のYouTube広報動画「衣住院正子の部屋」のヒロインです。 動画連載はすでに第24回、番外編も加えると26が公開されているので、ご存知の方も多いでしょう。「知らなかった」という方は要チェックです。 【BUZZ MAFF】衣住院正子の部屋 https://www.youtube.com/watch?v=krZtKQlmdmg&list=PLVc03uX0IwZt_dsvs8l9Ln680CFqYdSY9 「官僚系絵師」が描く「農業りけじょ」 衣住院正子さんとセバスちゃん。声は官僚系絵師さん人。 動画シリーズの趣旨は、農林水産物について、身近だけれどもちょっと意外なさまざまな事柄について解説していくというものなのですが、動画を作る官僚系絵師さん(ペンネームだそうです!)が展開するムードは独特

    「衣食住院正子の部屋」に注目 - FoodWatchJapan
  • 種類も飲み方も多様な中国茶 - FoodWatchJapan

    茶はチャノキの葉や茎を原料として作られる飲料である。中国で栽培が始まったが、喫茶が普及したのは唐代(618〜907年)初期とされる。日への伝来は奈良時代(710〜794年)と考えられている。 茶の成分 中国では茶が解毒剤として使われていたという記録がある。日でも、普及初期には薬として飲まれていた。 事実、茶はいくつかの機能性成分を含んでいる。その筆頭に挙げられるのがカフェインである。疲労感や眠気を除去する覚醒作用などがあることがよく知られている。また、ポリフェノールの一種であるカテキンは、体脂肪や血中コレステロールを低下させる機能が認められている。そして、アミノ酸の一種テアニンはリラックス効果が、GABA(γ-アミノ酪酸)は血圧低下作用が、知られている。ビタミン類は豊富とは言えないが、ビタミンC、ビタミンB2、葉酸などを含む。これらのいくつかは、トクホ(特定保健用品)や機能性表示

    種類も飲み方も多様な中国茶 - FoodWatchJapan
  • 中国の食品表示と食の安全事情 - FoodWatchJapan

    どの国においても、毎日べている品には一定のリスクが存在する。ただ、今日の日では品が原因で健康を損なうことは少ない。しかし、中国の場合、油断すると大変なことになる。中国の人々はこのことをしっかりと認識している。 日におけるの“嫌われ者三兄弟”と好感表示 日の安全確保に関する重要な法律として、品衛生法と品安全基法がある。これらは的確に機能している。近年、日品を原因として発生する死者数は年間数名〜十数名となっている(中毒による死者数。年間数千名が死亡している窒息死は除く)。 日で一般の消費者を対象にしたに関するアンケートでは、避けたいとする回答が集中する項目がある。品添加物、農薬、遺伝子組換え品で、俗にの“嫌われ者三兄弟”と呼ばれている。このため、その逆、すなわち「無農薬」「無添加」「遺伝子組換えでない」といった表示が消費者に歓迎されてきた。 また、上記

    中国の食品表示と食の安全事情 - FoodWatchJapan
  • 2桁成長続く中国のコンビニ - FoodWatchJapan

    現在の中国でコンビニエンスストア(以下CVS)があるのは沿岸部や大都市に限られる。日のように全国津々浦々でインフラとして機能するまでには至っていないが、それでも日同様に、商品の販売だけでなく、公共料金の支払いや宅配便への対応などが進んでいる。 ベンチマークされ地元系に圧倒される日系CVS おにぎりやサンドイッチの品ぞろえは日同様。ただしハム類は見劣りする。 中国に日のCVSが出店したのは、1992年のセブン-イレブンが最初である。その後、ローソンやファミリーマートが追随した。筆者が多くの情報を得ている青島市では、イオン系のミニストップも頑張っている。 しかし、その後日系CVSは中国企業にしっかりと研究されている。同様の商品揃えは中国勢には簡単に対応できる。そのため、近年は地元系のCVSが台頭している。 そして現在、中国のCVS市場は毎年2桁の成長が続いている。2018年の売上は約3

    2桁成長続く中国のコンビニ - FoodWatchJapan
    quick_past
    quick_past 2020/07/15
    “日本のヒット商品の中から、中国の消費者に支持される商品を導入することは重要だろう。たとえば、アイスクリームについて触れたが、多様なスイーツ類はその候補になると考える。”速攻対応されそうな「強み」
  • コロナ便乗代替療法の嘘と危険 - FoodWatchJapan

    国立医薬品品衛生研究所は、品安全情報(化学物質)No.06(2020.03.18)を発表した。 注目記事 【ASA】コロナウイルスCOVID-19:責任ある広告を 英国広告基準庁(UK ASA)は、COVID-19感染予防になると宣伝していたフェイスマスクの広告について2件の裁定を発表した。これらの広告は人々のウイルスに対する恐怖につけいって誤解を招く主張をしており、無責任でもある。広告業者が他の製品についても同じく感染予防の宣伝をしようと考えている可能性がある。ASAは、品やフードサプリメントがコロナウイルス感染から消費者を守ると主張する広告は規制上の問題となると考えている。 【FDA/FTC】コロナウイルス最新情報:FDA とFTCはCOVID-19を治療あるいは予防すると謳った詐欺製品を販売する7企業に警告する 米国品医薬品局(FDA)と米国連邦取引委員会(FTC)は、COV

    コロナ便乗代替療法の嘘と危険 - FoodWatchJapan
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    quick_past 2020/03/20
    標準的なプロトコルでは不安だから気休めに、ならまだわかる。高額な値段で売りつけた上に標準医療を全否定するのだから、悪質
  • 海外土壌の化学性は日本とは違う - FoodWatchJapan

    中国の巨大青果市場(山東省で) 日は多くの農産物を海外から輸入しているが、海外産地の土壌に関する実用的な知識はほとんどないと言っていい。調べる機会も、それを理解するための知見にも欠けているのだ。 産地の土の性質を全く知らない日 土の化学性を一応わかったというところで、日の土壌の特徴を理解するために、少し海外の土壌を見ておきましょう。 普通は、土は国外から持ち込むことができません。主に検疫上の問題があるからです。そのため、日にいる限り、日人は海外の土壌を調べたり、違いを理解するという機会がほとんどありません。 それに加えて、日の農林水産省は日国内の農業ためにあるという大義名分があります。そのため、海外の土壌情報などは管轄外であるか、むしろある意味ではこれに触れることは“ご法度”でさえあります。そうした事情も、海外土壌について知る機会が用意されていない理由と言えます。 とは言え、

    海外土壌の化学性は日本とは違う - FoodWatchJapan
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    quick_past 2019/08/23
    “日本の土壌学は、岩石や火山灰が極限まで風化して、その中の成分がほとんど溶出したものを対象として、その性質を研究してきたものです。ですが、大陸の乾燥土壌では通用しない原理も多くあるということです。”
  • 「異人たちの夏」死者との食事 - FoodWatchJapan

    日(8月16日)は月遅れ盆の送り火。お盆でこの世に戻って来ていた死者の霊をあの世に送り出す日と言われている。映画においても死者がこの世に戻って来るシチュエーションの作品は古今東西数多存在する。 今回はその中から1988年製作の「異人たちとの夏」と劇中に登場する印象的なべ物について述べていく。 作の原作は、「男たちの旅路」(1976〜1982)、「岸辺のアルバム」(1977)、「ふぞろいの林檎たち」(1983)等、多くの人気ドラマを手がけた脚家、山田太一が第一回山周五郎賞を受賞した小説。「傷だらけの天使」(1974〜1975)の市川森一が脚、「HOUSE ハウス」(1977)、「転校生」(1982)、「時をかける少女」(1983)の大林宜彦が監督、「蒲田行進曲」(1982)の風間杜夫が主演を務めている。 彼岸と此岸をつなぐ浅草のべ物 子と別れて一人暮らしの脚家、原田英雄(風

    「異人たちの夏」死者との食事 - FoodWatchJapan
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    quick_past 2019/08/17
    音楽ならやっぱりブラザー軒ですね
  • 畑の土 viii/褐色森林土(1) - FoodWatchJapan

    褐色森林土の圃場断面標(モノリス)左右ともに北海道の畑地のもの/世界のプラウと土の博物館土の館(北海道・上富良野)所蔵 日の畑でよく見られる土が褐色森林土です。これは、同じ森林でも針葉樹ではなく、落葉する広葉樹が分布する地域で作られる土です。 日の畑に多い褐色森林土 褐色森林土はみなさんが最もよく見ている種類の土壌です。「褐色」というのはややよそ行きの言い方です。「黄土色の土」と言えばわかりやすいでしょう。 さて、この土は国内の多くの畑で見ることができますが、「これがそうです」と示したとき、おそらく多くの場合「褐色でも黄土色でもないではないか」と言われると思います。というのも、たいていの畑の表層は農家の手が加わっていて、褐色からもっと黒みがかってしまっているからです。土壌学の分類上は褐色森林土であっても、我々の目に入ってくるのは黒褐色であることが多いのです。 また、「森林」というのも

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  • 天然が安全だと誤解させるな - FoodWatchJapan

    国立医薬品品衛生研究所は、品安全情報(化学物質)No.16(2019.08.07)を発表した。 注目記事 【BfR】家庭菜園や市民農園で植物保護製品を安全に使う ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、専門家ではない人が家庭菜園や市民農園で植物保護製品(農薬)を安全に使用できるように注意点をまとめた。 ※ポイント:使用前、使用中、使用後の3つの工程に分けて、使用者が気をつけるべきことを、工程毎に箇条書きで丁寧にわかりやすくまとめています。 【TGA】医薬品広告:「天然」表示は誤解をまねかないよう確認すること 医薬品広告への「natural」(天然)という用語や、「naturally derived」(自然由来の)、「sourced from nature」(自然の)、「all natural」(すべて天然の)などの関連語の使用規制について、オーストラリアTGAが要点をまとめた。

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    quick_past 2019/08/10
    日本の消費者にも、「天然だから安心」という誤解が生じていると感じていますが、「天然」だからこそ「何が含まれているかわからない」「均一でない」ものなので、安心してはいけないものだと言えます。/そういうこ
  • シャケ弁当はマス弁当だった - FoodWatchJapan

    24日、ファミリーマートが予定していたフォアグラ使用商品の発売を中止したというニュースに続き、キリンビールがカエルのキャラクターを用いたアルコール飲料のCMを中止するというニュースが入ってきました。前者はフォアグラ生産過程についての苦情、後者は親しみやすいキャラクターが未成年の飲酒を誘発するという苦情に対応するものであったということです。 品に関するクレーム等は、これまで安全性や安心のイメージに関するものが取り上げられることが多かったのに対し、これらはいずれも物理的・生物学的被害に関するものというよりは信条・心情・印象に関するものです。こうしたものによって企業の活動が大きく変わるということが一般的になっていくと、ビジネスはどのような変化を強いられるのか、ここはよく考えておきたいところです。 一方、消費者庁が昨年発表した「メニュー・料理等の品表示に係る景品表示法上の考え方について(案)

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    quick_past 2019/08/04
    不確かな情報提供がより深刻な自体の遠因になることもある。サーモンだといってトラウトを出すことは不誠実と違うのかなあ。寄生虫の問題だってあるんだし。
  • サンマ4割増。前年比2.5倍増 - FoodWatchJapan

    東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年7月第4週(7月19日〜7月25日)の概況より。 日ごとの動き 24日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。 1日平均取扱数量は総量1,202t(前週比95%、前年同期比107%)。このうち鮮魚類は627t(前週比98%、前年同期比106%)、冷凍魚類は209t(前週比85%、前年同期比107%)、塩干加工品は367t(前週比98%、前年同期比109%)。 7月19日(金) 週末の取引、買い気は低調。サバが値を下げ、サンマは軟調など、相場全体では弱保合。 7月20日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。アジやイワシが値を下げる一方、カツオやブリ、サンマは値を上げるなど、相場全体では小動き。 7月22日(月) 週明けの取引、買い気は低調。カツオやスルメが値を上げ、イワシやメジは堅調など、相場

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    quick_past 2019/08/01
    育ちきってないやつじゃないの?
  • 栽培現場ごとの土の事情(4)露地畑(2) - FoodWatchJapan

    農業生産を行う現場を7つに分類し、それぞれについて、土のあり方と栽培の実際について説明している。露地畑の2回目は、いわゆる“連作障害”が起こる理由を考える。 連作で起こる障害 露地畑に特有の問題はもう一つあります。それは連作に伴う各種の障害が出ていることと、その原因や対策があまり論理的にかつ科学的に行われていないということです。 農家はよく「連作障害」という言葉を使います。同じ圃場で同じ作物を栽培し続けていると、だんだん収量が落ちてきたり、病害虫が発生しやすくなりますが、いろいろな現象といろいろな原因をいっしょくたにして「連作障害が発生した」と言うわけです。 この連作障害なるものは、水田では起きていません。水田では毎年イネを栽培していますが、そのことで水田の生産力が落ちるということはないのです。水田のメカニズムについては後の章で詳しく述べますが、水田は日の土壌条件、気象条件を生かした、連

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  • 作物の栄養(5)リービッヒの誤り - FoodWatchJapan

    無機栄養説を唱えてテーアと対立したリービッヒは、一方で窒素不要論を唱えて英国のローズと激論を闘わせます。結局これはリービッヒの誤りだったわけですが、これが激論になるほど、この時期に窒素は注目されたというわけです。 テーアとリービッヒの勝敗は決められない さて、テーアの唱える有機栄養説とリービッヒの無機栄養説がぶつかる場面は、農学の歩みの中ではよく出てくるシーンです。しかし、実はこの両者に勝敗はつけられないというのが、現代の考え方です。 それはこういうわけです。無機栄養で植物は育つことができ、もちろん有機のみでも育ちます。また、根は有機物でもある程度の大きさまでのものなら直接吸収できます。実際の圃場では、無機物もある種の有機物も、作物に根を通じて吸収されていることになります。 しかしこういう言い方をされても、私たちは実用的に活用することができません。知りたいのは、実際の野菜を見て、それがきち

    作物の栄養(5)リービッヒの誤り - FoodWatchJapan
  • 日本農業はユーザー無視の歪んだ農業 - FoodWatchJapan

    北海道の加工用ジャガイモの荷受け場での品質検査。ここでの善し悪しで加工のしやすさと生産者の手取りが決まる(記事とは直接関係ありません) 日の農業は、とくに加工用の野菜生産に弱い。多くの方は、加工野菜というのは“B品”であろうと勘違いしているようだが、実は加工用のほうが品質の要求基準が高く、難しい。とくに、品質が均一であることが求められるのだが、前回説明したように日の農業の現場には気候的、土壌的に均一化を阻む壁があるために難しい。 品質を語るには品質の均一化が大前提 「品質」と言った場合、多くの方が高品質のものであるかどうかということで考えがちだが、実際に品質を語るためには、まず品質の均一化が必要ということを忘れている。農産物としては正しいと言えるには、まずそこが満足できていることだ。 安定品質を目指すということは、見方を変えれば、高品質のものが出来るようにするよりも、低品質のものが出来

    日本農業はユーザー無視の歪んだ農業 - FoodWatchJapan
  • 「天然物なら安全」と考えるのは誤り - FoodWatchJapan

    さて、木酢液の使用や流通は、上記のように条件付きながら法令上は問題ないのだとして、では、これを現実の安全性で考えた場合はどうなのだろうか。 登録農薬よりも安全とは考えられない 筆者の考えとしては、木酢液を用・品原料となる農産物に使用することには疑問がある。少なくとも、収穫物に直接散布するようなことは、避けたほうがよいと考えている。 木酢液は天然物由来ではあっても、その製造過程で各種の有機化合物が生成され、その成分のすべてがべて安全なものではない。たとえば酢や重曹のように、「その原材料に照らし農作物等、人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなもの」とは言えない。むしろ、木酢液は、原材料、製法等によって、発がん性物質が含まれることが知られている。特定農薬への指定を審議する過程でも、用意したサンプルの中に発がん性物質のホルムアルデヒドが高濃度含まれていたといったことがあっ

    「天然物なら安全」と考えるのは誤り - FoodWatchJapan
    quick_past
    quick_past 2019/07/28
    本当、これに過ぎる。天然素材だから安全、有機栽培だから高栄養価という信仰
  • 農業そのものが最大の環境破壊産業である - FoodWatchJapan

    農業生産と環境への負荷について、もう一つあまり知られていない環境問題に触れておきたい。日ではほとんど話題にならないが、農業に関する最大の環境問題であり、筆者は地球温暖化よりもはるかに大きな問題になると考えている。 農業が土地から土壌を失わせる 実は、農業というものは、農薬や化学肥料などが与える問題よりもはるかに大きな環境問題をはらんでいる。「負荷を与えている」などというものではなく、「農業という営みそのものが環境破壊である」と言っていい。 農業については非常に大きな誤解があって、農業を守ることは地球の環境を守ることだと勘違いしている人が多い。しかし、実際には逆で、農業こそが地球の環境を破壊している最大の産業と言える。 それは何かと言うと、表土の流失、土壌の流失という問題である。つまり、農耕を行うことによって、土壌がなくなってしまうということだ。 森を切り拓き、草原を切り拓く、まずこのこと

    農業そのものが最大の環境破壊産業である - FoodWatchJapan
  • 日本の農業技術は国際的に低レベル - FoodWatchJapan

    アメリカのスーパーマーケットの青果売場。見た目は悪く扱いはぞんざいと言う日人は多いが、では日持ちと品質の安定度で見るとどうか(記事とは直接関係ありません) ここからは、現在の日の農産物の抱える問題と今後の課題について考えていく。生産、販売・流通、そしてべること、これらについて順番に書いていきたい。なお、前回までは主に需用者(品工業、外産業、消費者)向けと意識して書いてきたが、今回からは生産者への提言を含んでいる。 国産レタスはアメリカ産より品質が悪い まず農産物の生産について、現状の問題と課題を見てみよう。 日の農産物は、品質が高いとよく言われる。当だろうか。海外にも行く機会がある私から見ると、別に品質が高いとは思えない。 パッケージは、いろいろ工夫が凝らされるようになり、大きさもそろっていて、一見よく見えるが、実際の品質というと別によいとは思えない。見た目はいいが中身がつい

    日本の農業技術は国際的に低レベル - FoodWatchJapan
  • 「昔の野菜はよかった」は誤った努力の元凶 - FoodWatchJapan

    それでは、農産物の品質とは何か、何がどうあるべきかについて考えたい。 「おいしい」は農家が信じているだけ 農産物の品質と言ったとき、生産サイドが重視しているのは、“おいしさ”である。まじめな生産者であれば、まずいものを作りたいとは考えていないはずで、多くの生産者は異口同音に「おいしいものを作りたい」と言う。 おいしいものを作るという方向は間違ってはいないと思うのだが、実際に流通に携わっている人の意見は、全く違うと言っていい。簡単に言えば、流通業者は「売れるもの。きっちりさばけて、利益が取れる農産物ががほしい」のである。 「おいしいものは売れる」と考えれば、両者の利害は一致しているはずなのだが、ここに落とし穴がある。生産者が「おいしい」という農産物は、誰が“おいしい”と決めたのか? ここにも基準の曖昧さがあり、そのことが、生産サイドと流通サイドの意識に大きなズレを生んでいる。 はっきり書くが

    「昔の野菜はよかった」は誤った努力の元凶 - FoodWatchJapan
  • 「栄養価が高い」「安全」を言うには根拠が必要だ - FoodWatchJapan

    よい商品とは何かということを考えたとき、他産業での答えは明確だ。売れるもの、したがってニーズがあるもの、つまり「お客様が求めるもの」が、よい商品だ。よい農産物とは何かということも、来こうした当たり前のことで考えればいいはずである。 気安く安全を語る安全軽視 よい農産物とは、お客がほしがっているものである。そこで生産者が考えるべきことは、その“お客”とは誰かということだ。 農産物を最終的に口に入れるのは消費者だが、農産物を手に入れて消費者に届けているのは流通、加工、外である。話を単純にするために、ここではその役割を流通業に代表してもらうことにして書き進める。 生産者は、直売所や通信販売などで消費者に直販するのでなければ、農産物を売る相手は流通業である。つまり、生産者にとっての“お客”とは消費者ではなく流通業者ということになる。 もちろん、流通業の最終的なお客は消費者となるので、流通業は消

    「栄養価が高い」「安全」を言うには根拠が必要だ - FoodWatchJapan
    quick_past
    quick_past 2019/07/28
    結局は客が喜ぶから、気休めを売りつけてるようなもんだよね。
  • 岡本信一 (FoodWatchJapan の投稿者)

    農業コンサルタント おかもと・しんいち 1961年生まれ。日大学文理学部心理学科卒業後、埼玉県、北海道の農家にて研修。派米農業研修生として2年間アメリカにて農業研修。種苗メーカー勤務後、1995年農業コンサルタントとして独立。1998年有限会社アグセスを設立し、代表取締役に就任。農業法人、農業関連メーカー、農産物流通業、商社などのコンサルティングを国内外で行っている。「農業経営者」(農業技術通信社)で「科学する農業」を連載中。ブログ:【あなたも農業コンサルタントになれるわけではない】

    quick_past
    quick_past 2019/07/28
    いろいろぶっちゃけ気味だけど、農業関係の素晴らしいライターだと思う。