国民生活や社会経済活動におけるICTの利用領域が拡大する一方、USB経由や、正規のWebサイトを閲覧しただけでマルウェアに感染する等、脅威の巧妙化・高度化、被害の深刻化等が急速に進んでいます。そのような環境下で、情報セキュリティに十分な知識を有しない利用者が、被害者となるだけでなく他者へのサイバー攻撃活動の踏み台となる事例が多数発生しているところです。 本講演では、総務省が平成21年度に実施した「情報セキュリティ人材の実態に関する調査研究」についての報告と、個人の情報セキュリティ水準向上に向けた取組等情報セキュリティ確保のために総務省が取組む施策について、最近の情報セキュリティ関連事例にとともに紹介します。