2024年8月31日、トヨタは同日に開幕した中国・成都モーターショーに2025年第1四半期の生産開始を予定しているフル電動の新型SUV「bZ3X」を出展。市販にむけた予約開始が近いことを伺わせた。そして改めて注目しておきたいのは、中国の自動運転スタートアップ企業「Momenta」と共同開発した最新の市街地ADAS(先進運転支援システム)をトヨタ車として初めて搭載したところである。 テック産業と自動車産業の融合は進む「bZ3X」は、トヨタ自動車、広州汽車、広汽トヨタ(GAC Toyota)、そして中国におけるトヨタの電動化/知能化の開発拠点であるIEM by TOYOTAが共同開発したトヨタbZシリーズ第3弾だ。その量産仕様車は、2024年4月に開催された北京モーターショーで「bZ3C(BYDや一汽車トヨタと共同開発)」とともに初公開されている。 去る8月31日から開催された成都モーターショ