本当に終わっていく『エヴァンゲリオン』 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のキービジュアルに描かれた14人のメインキャラクター。撮影:文藝春秋 25年続いた『エヴァンゲリオン』シリーズが、2021年3月8日に劇場公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』をもって完結した。「ついに終わった」なのか「終わってしまった」なのかは、私たち観客それぞれによって異なるだろう。 劇場のスクリーンに映し出される「終劇」の文字、あるいはシリーズの歴史を感じさせる長大なエンドロールを眺めながら、各々が胸の内で自分なりの“卒業”をかみしめる――。人によって受け止め方が異なる部分に、「人類補完計画」が成し遂げられなかった世界=現実を感じさせられ、これまた感慨深い。 3月29日に発表された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(以下、『シン・エヴァ』)の興行収入は、公開初日から21日間累計で60億7,82
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