Yahoo! JAPAN等でIRを管掌され、現在IR・ESGコンサルタントの浜辺真紀子さんによるIR関係者に向けた著書です。 浜辺さんは、お互いにソウルドアウト社の社外取締役をしていたときのお知り合い。その浜辺さんに教えていただいて初めて知ったのですが、IRのための投資家とのミーティングはなんと年間700回も行われるとのこと(もちろんそれより多いところも少ないところもあるでしょうが)。IRがそんなに忙しい仕事だったとは。その割にどうすべきかのノウハウは少ないので、この本は実務担当者の皆さんの役に立つことでしょう。 闇雲に投資家と会うのではなく中長期視点を持つ機関投資家を探して対話を行うこと、IRはPRとは違うことを理解すること、日本株式の売買代金の6割を占める海外投資家を取り込むことの重要性などが書かれています。 中でも海外投資家の取り込みは「1000億円以上の企業価値がないと海外投資家に
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