「静かな退職」とは、期待される以上の成果を出そうとする自発的な貢献意欲を失いながらも、現在の職場で3年以上勤務する意思を持つ人を指す。ビジネスパーソンは、この「静かな退職者」をどのように捉えているのだろうか。クアルトリクス(東京都千代田区)が調査を実施した。 「自発的貢献意欲」が低い一方で「継続勤務意向」が高い層を「静かな退職者」と定義し調査したところ、その割合は全体の13%となった。年代別で見ると、一般に指摘されるZ 世代や若年層において高い傾向は見られなかった。一方で、40~50代といった中堅・シニアクラスでは16%に上り、平均より高い水準となった。 また、周囲との連携が弱く孤立しがちな従業員、業務量が少なく、自身のスキル・能力を発揮しきれていない従業員において、「静かな退職者」の比率が高い傾向となった。
