三月二十三日に、美浜町の南知多ビーチランドで誕生したゴマフアザラシの愛称が「ヒカリ」に決まった。二十四日に命名式があった。 ヒカリは父親のバロン(11)と、母親のナル(17)の間に生まれ、性別はメス。出生時の体重は一三キロだったが、現在は三二キロまで増加した。愛称は、四月一日から十七日の期間に専用サイトで募集し、計二百四十三点の応募があった。アザラシの担当者の選考により、名古屋市中川区の会社員高橋由美子さん(37)が応募したヒカリに決まった。 高橋さんによると、高橋さんの三歳の長女の名前が日花莉(ひかり)ちゃんということや、「コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など暗いニュースが多い中で、光り輝く存在になってほしい」という思いから命名したという。命名式では、愛称発表とともに、高橋さんにアザラシのぬいぐるみがプレゼントされた。 (高橋貴仁)