どのような組織でもトップが無能の場合、巧く機能しないと言われているが、我が国のサッカー界はその命題通りに進んでいないと言う意味で、非常に興味深い現象が進んでいるのかもしれない。 それにしても、日本協会会長がどうしようもないのはよく知っていたが、Jリーグ専務理事もどうしようもない事がよく理解できる一幕ではあった。 「責任のある人間には言ってよい事と悪い事があるのだが、ああそれなのに」と言うのが、従来の川淵会長への嘆息だった。しかし、今回の暴言は「責任を持っていない人間としても不適切な発言」だな。単に傲慢で周りが見えないのみならず、サッカーの本質を全く理解できなくなっている事がよくわかった。ただ、Jリーグ専務理事はレッズ時代の手腕からすれば、もっと真っ当な人だと期待していたのだが。 もっとも...私は今回の暴言騒動を耳にした時、最初180度勘違いして、「川淵、いい事言うじゃないか」と考えた。私