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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (491)

  • リスキリングとOJTと育児休業と - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    そもそも日型雇用システムにおいては、リスキリングなどと称して会社のよそで一生懸命勉強しても会社は評価してくれず給料も上がらない(下手したら仕事をおろそかにして下らねえことしやがってと叱られる)。 それよりも会社の中で上司のみている前で、オンザジョブトレーニングよろしく、おぼつかなくても一生懸命仕事に取り組んでだんだんできるようになっていくのを評価してくれて給料も上がっていく。 日の会社が評価するスキルアップというのは、会社のよそでやるリスキリングとやらではなく、会社の中でやる仕事そのものと二重に重ね合わされたOJTなのだ。 という構造の中で、育児休業なんぞをとってるというのは単に仕事をしていないというだけではなく(その分はノーワークノーペイでどこでも同じ)、OJTという形でスキルアップに一生懸命取り組むということをやっていないというマイナスにみられてしまう。 だから、と私は想像するのだ

    リスキリングとOJTと育児休業と - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2023/01/31
    スキルをもとに人を評価する風土に乏しい企業においては、業務外でスキルアップされてもそれを評価も活用もできないので、傍目に分かりやすいリスキリングが好まれると予想できる。...ユーキャンありそうだな。
  • ヨーロッパ型法学部の上にアメリカ型ロースクールを乗っけた帰結 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    毎日新聞に「政府 法学部「3年卒」検討 法科大学院「失敗」に危機感」という記事が載っていますが、 https://mainichi.jp/articles/20180518/k00/00e/040/223000c?fm=mnm 裁判官や検察官、弁護士を志す法学部の学生は3年で卒業--。政府・与党は、司法試験の受験資格取得期間を短縮するため、法曹教育の大胆な見直しに着手した。背景には、法科大学院の淘汰(とうた)が進み、一連の司法試験改革は失敗だったという批判が広がることへの危機感がある。・・・・ この問題の根源には、そもそもヨーロッパ型の法学部、つまり大学が専門職業教育機関であり、大学法学部をきちんと卒業すれば一応法曹と認められることを前提にした仕組み(でありながら、現実はそれとはかけ離れたものですが)の上に、アメリカ型の大学自体は教養教育機関であり、その上に専門職業人育成のためのロースクー

    ヨーロッパ型法学部の上にアメリカ型ロースクールを乗っけた帰結 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2018/05/25
    コメ欄「根本は法学部とロースクールの問題でしょう。世界中、法学部がある国にはロースクールはなく、ロースクールがある国には法学部はないんですから。」
  • 自分の子孫だけが幸福になる社会など存在しない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『生活経済政策』9月号が届きました。特集は「子ども・子育て支援を巡る政策動向 ― 子ども保険や奨学金政策をどう評価するか ―」です。 http://www.seikatsuken.or.jp/monthly/ 今まさに話題のトピックでもあり、興味深く読みました。 •はじめに/駒村康平 •[総論]子ども・子育て支援を巡る政策動向 — 子ども保険や奨学金政策をどう評価するか/駒村康平 •育児支援政策の歴史的展開と今後の方向性 — 「子ども保険」の構想を受けて/ 福田素生 •「こども保険」による幼児教育無償化の問題点/池美香 •奨学金受給は大学進学、大学卒業後の収入・正規就業に寄与しているのか/萩原里沙 総論の駒村さんは、幼児教育無償化は高所得層の親たちの負担を減らすだけでデメリットが大きい、子ども子育て支援の拡充は必要だが、まず消費税の引き上げを再開すべきだと、かなり辛口の批判をしています。

    自分の子孫だけが幸福になる社会など存在しない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/08/30
    "豊かな親や祖父母を持てなかった「運の悪い子供たち」を見捨てる社会にならないためにはどうしたらいいのか。"
  • 28度 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    https://twitter.com/dig_nkt_v2/status/862541581894557696 国が「28度」なんて戯言ぬかすから、どこもかしこもエアコンの室温設定を28度にしやがって、そのせいで、湿度やPC、コピー機、蛍光灯などの温度で蒸し風呂状態になり、結果として、オフィスを抜け出してスタバで仕事する奴が続出したので、あれは環境省によるスタバ支援政策だったんですよ(迫真 いやそもそも、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則では、 事務所衛生基準規則(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十三号) (空気調和設備等による調整) 第五条 ・・・ 3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない 17度以上28度以下にしろと、言い換えれば28度を超えないようにしろと

    28度 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/05/15
    "こういう国民性だから、労働基準法が40時間を超えて働かせてはいけないという話が、40時間までは働かなくてはいけないという話になり"
  • 『「個人化」される若者のキャリア』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    JILPT第3期プロジェクト研究シリーズの『「個人化」される若者のキャリア』が刊行されました。堀有喜衣さんが実際の編集・執筆者です。 http://www.jil.go.jp/institute/project/series/2017/03/index.html かつて日社会の若者の学校から職業への移行やキャリア形成は「集団」として行われてきましたが、90年代以降の産業構造と学歴構成の変化により、日でも若者の移行やキャリアの「個人化」が進展しました。 書では「個人化」された若者の移行やキャリアの実態を調査に即して明らかにすることを通じて、政策的な支援のありようを考えます。 学校やハローワークが関与する高卒に比べて大卒はより個別化してますし、中退者が増えるということは学校から仕事への移行がばらばらに行われるわけです。 序章 「個人化」される若者のキャリア 第1章 戦後における若年者雇用

    『「個人化」される若者のキャリア』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/04/07
    "就職氷河期世代が年齢を重ねるのに合わせてずるずると引上げてきた結果で、いくら何でも若者とは言えない年齢まで若者対策に入れるのは限界なので、世代と年齢を区別し、若者カテゴリーを引き直すべき"
  • 左翼の文化闘争? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ここんとこ、ソーシャル・ヨーロッパ・マガジンはこの手の記事を繰り返しよく載せていますね。 https://www.socialeurope.eu/2017/03/kulturkampf-left-extremes-gone/ 17日付のこれは「Kulturkampf Of The Left? Extremes, Be Gone!」(左翼の文化闘争?極端派よ、去れ)です。クルトゥールカンプフ? Kulturkampf Of The Left? Extremes, Be Gone! With ongoing hyper-globalisation, but especially since the beginning of Europe’s migration crisis, European society as a whole, including the Left, has seen t

    左翼の文化闘争? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/03/21
    右に行ったらネオリベラル、左に行ったらウルトラリベラル、コスモポリタンでない普通の労働者階級はどっちにも進みたくないのでナショナリズムに後退する、と。
  • IT業界の働き方を変える@『情報労連REPORT』3月号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    時間外労働の上限規制に労使が合意した直後に、『情報労連REPORT』3月号が届きました、今号の特集は「IT業界の働き方を変える」です。 http://ictj-report.joho.or.jp/special/ 冒頭の、ベンダー×ユーザー×労働組合の偉い人による座談会のすぐ後に、 http://ictj-report.joho.or.jp/1703/sp01.html([座談会] いまこそIT業界に働き方改革を) 中堅企業ITエンジニアによるホンネの覆面座談会が載っていて、これが興味深い。 http://ictj-report.joho.or.jp/1703/sp02.html([覆面座談会] 勤務間インターバル「わが社だけ導入するのは難しい」中堅企業ITエンジニアのホンネ) ─単刀直入、皆さんの職場の長時間労働の実態はどうでしょうか。 B 月45時間超の残業がある場合は、労使協議をしま

    IT業界の働き方を変える@『情報労連REPORT』3月号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/03/17
    "日本の労働社会は「お客様主権」であるということがよくわかります。「そういう決まりになってます」と言えないと、そもそもそういう決まりを作るのに必要なだけ広まることも難しいというパラドックスですね。"
  • 「ガンバリズムの平等主義」@『労基旬報』2016年2月25日号(再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    発達障害就労日誌」というブログに、「残業禁止は強者のルールなのでは、という話。」というエントリが書かれて話題になっているようです。 http://syakkin-dama.hatenablog.com/entry/20170224/1487937935 ・・・上に引用したエントリはまぁ、正しいと思うんですよ。そう思う。当に思うよ。みんなスパっと働いてスパっと帰宅する。そして家に帰ってシェスタする。そういう世界が美しいと思う。当に思う。僕もそうしたい。そうしたいんだ…。(パソコンの前で「記事を書く」画面を睨んで2時間が経過しようとしています) 僕がかつて勤めていた職場の雰囲気もこれでした。その昔は常に残業カーニバルが開催され、人々は踊って暮らしていたそうです。でも、ある日マッキンゼーって額に刺青した部族がやってきて全てを蹂躙したとのことです。それ以来、残業は罪となり、罪は塩の柱となりま

    「ガンバリズムの平等主義」@『労基旬報』2016年2月25日号(再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/02/28
    日本人の労働観が努力主義と地続きなのがあらためてわかる。>頑張ることのできる者だけの「平等」にすぎなかった
  • 日経新聞が1面トップで勤務間インターバル - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なかなか感無量ですよ、私としては。 日の日経新聞の1面トップが「インターバル制 導入機運 ユニ・チャームや三井住友信託 退社→出社に一定時間確保」と大々的に記事にしています。 http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ11HRL_R10C17A1MM8000/?n_cid=TPRN0001 従業員が退社してから翌日の出社まで一定時間を空ける制度を導入する企業が増えている。KDDIなどに次ぎ、三井住友信託銀行が昨年12月から導入したほか、ユニ・チャームやいなげやも今年から採用する。制度が義務化されている欧州に比べ、日での取り組みは遅れている。長時間労働の是正が経営の重要課題になるなか、政府も同制度の普及を後押しする考えで、今後追随する企業が増えそうだ。 昨年末に同一労働同一賃金のガイドライン(案)が提示されたことで、当面働き方改革実現会議の焦点は長時間労

    日経新聞が1面トップで勤務間インターバル - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/01/13
    自分がこのブログ読み始めた10年少し前、確かに労働時間の問題イコール残業代と結びついて語られていて、労働者の心身の保護という論点はあまり目を向けられていなかった。よくここまで来ましたね。
  • 俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松崎一葉『クラッシャー上司-平気で部下を追い詰める人たち』(PHP新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。 自分の出世のために、次々に部下をつぶしていく人の精神構造と対処法を、数多くの実例に接した精神科の産業医がやさしく解説。 クラッシャー・ジョウじゃなくって、クラッシャー上司です。 著者の松崎さんは数少ない産業精神医学の専門家。いじめパワハラが大きな問題となり、電通第二事件が世情を賑わしている今日、是非多くの人々に読まれるべきです。 とともに、そこに描かれているいくつもの実例を読む進むにつれ、圧倒的に多くの組織人たちは、「あっ、これ、我が社にもあるある」という思いを何回もするでしょう。そう、「多くの会社、組織のメンタルヘルスを見てきたものの経験値として、一部上場企業の役員のうち数人は「クラッシャー上司」がいる、ということはできるだろう」と著者は述べています。 彼らクラッシ

    俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/01/09
    官民問わず、一定の規模の組織には必ずいるような気がする。周囲のメンタルを損なうことの負の影響を軽く見積もり過ぎなんだよな。
  • そんなに「近代」が嫌いなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今朝の朝日の1面左側のでかい記事に、例の『日会議』の菅野完さんが噛み付いていますが、これは完全に同意。 http://www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html(経済成長は永遠なのか 「この200年、むしろ例外」) https://twitter.com/noiehoie/status/816430449266343936 しかし今日の朝日は酷いな。購読辞めたろかなと思うほど酷い。・・・「経済成長はえいえんなのか?」とかいう記事は酷すぎる。「朝日的なものが経済成長に懐疑的であること」の社会的罪悪を完全に理解してない。最低だよこれ。 https://twitter.com/noiehoie/status/816430986594422785 朝日の論説委員・原真人氏の記事らしいのだが、「経済成長してないとはいえない」として挙げられる事例が

    そんなに「近代」が嫌いなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/01/05
    成長しなければ社会保障の原資も出てこない。左右関係なく反成長論は弱者を殺す。
  • 社会保険労務士試験の素材に絶好のツイート - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    労働法分野というのは、民事法、刑事法、行政法が複雑に絡み合った領域なので、それをきちんと頭の中で整理できているかどうかは、企業で人事労務に関わる人やとりわけ社会保険労務士にとって大変重要です。 とりわけ労働基準法まわりはこれらが複雑に絡まり合っているので、一知半解の人がへたに知ったかぶりをすると大やけどをする可能性があります。 そこのところの頭の整理が全然できていないとどういう妄言を発することになってしまうかを、あまりにも見事に表出したツイートを発見してしまったので、(別段それ以上の他意はありませんが)社会保険労務士試験を受験しようとされている方々にとっての間違い探しの手頃な素材になるのではないかと思って、引用させていただくことにしました。 https://twitter.com/ikedanob/status/814119998402609152 過労自殺の因果関係は、法的には立証できな

    社会保険労務士試験の素材に絶好のツイート - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2017/01/03
    労働法制に関する知識ってたまにニューストピック見かけるだけでは机上の知識と実運用が結びついていかないので、最近このブログをクリップするようになった人は過去ログ10年分くらい遡るのがいいと思う。
  • 「ワシの年金」バカの脳内積立妄想 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日、権丈善一ゼミの学生さんたちが作ったユース年金学会上映ビデオを拝見して、改めて思ったこと。 それは、この世の中で年金について一番たちが悪いのは、いわゆる年金積立論者ではない、ということ。権丈さんは意見が違うかも知れないけれども。 いわゆる年金積立論者というのは、現在の年金制度が積立方式ではなくて賦課方式、つまり年金世代が自分でむかしむかし積み立てたお金をもらっているんじゃなくって、今現在現役世代が汗水垂らして働いて稼いだお金を年金世代が「仕送り」してもらっている、ということを事実認識としてはちゃんと分かった上で、それが間違っている、ケシカラン、来の積立方式にしろ、と主張するものです。 その政策論に対してはもちろん、そんなことできるわけないだろ、他いろいろな議論は可能ですが、根っこの事実認識自体が間違っているわけではありません。 ところが、前にもブログで書いたように、この世の中で平然

    「ワシの年金」バカの脳内積立妄想 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/12/02
    "年金をめぐるわけの分からない議論の漂流の源泉は、そもそも現実の年金が仕送りになっているということを忘れた「ワシの年金」バカの脳内積立妄想に在るのではないか"
  • トランプとサンダース - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    と言うわけで、結局アメリカ大統領選はトランプの勝利となったようです。 改めて考えてみると、アメリカ国民の不満はマスコミ報道以上に大きいものがあったということで、それが民主党ではサンダース現象、共和党ではトランプ現象という形を取ったけれども、民主党はなまじヒラリー・クリントンが強すぎてサンダースが負けたけれども、共和党は主流派がばらばらだったおかげでトランプが勝ち、結局そっちに流れた、という理解で良いのでしょうか。 同じ不満派といってもより粗野で野卑で粗暴で排外的な方になってしまった感はありますが、それも運命ということなのでしょう。 ということで、ここで改めて6月にお送りいただいた『バーニー・サンダース自伝』を思い返しておきます。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-bdb8.html (『バーニー・サンダース自伝』)

    トランプとサンダース - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/11/11
    "トランプのやろうとしたことは、「ネオリベ」と「コンサバティブ」の牙城のはずの共和党のただ中に、(中略)ある種の「ソーシャル」を求める声の嵐を巻き起こしたことにあるのかも知れません。"
  • メンバーシップ型学校教育の情意考課 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今野晴貴さんがかなりの怒りを込めてツイートされているのですが、 https://twitter.com/konno_haruki/status/789457869888299008 給付型奨学金の審査基準が「内心評定が平均4以上」になるという。だが、内心評定など、教師の気分次第でいくらでも変わる。「授業態度」とか「学ぶ意欲」とかいう、意味不明の判断がされる。私はテストで100点でも、3をつけられたことがある。教師に「取り入ること」の競争になる危険を感じる。 https://twitter.com/konno_haruki/status/789458630160453633 給付型奨学金は「内申書評定4以上」が対象。次のような結果が予想される。教師:「おい、お前、内申点が4以上じゃないと奨学金はもらえないんだぞ。そんな態度でいいのか?」。内申書の場合はテストの点数と違い、「努力の方向性」がは

    メンバーシップ型学校教育の情意考課 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/10/24
    "一生懸命頑張っていることそれ自体を高く評価する情意考課の思想が、日本企業の宿痾である長時間労働を生み出し、働く人々のワークライフバランスを失わせていることとまったくパラレル"
  • 大学中退の社会的意味 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだか、大学中退すると言っている学生さんが話題のようですが、こういうのを見ていると、嗚呼、日はほんとに学歴社会じゃないんだなあ、と感じます。 欧米ジョブ型社会では、基的に学歴とは職業資格であり、その人間の職務遂行能力であると社会的に通用する数少ない指標です。なので、学歴で人を差別することがもっとも正当な差の付け方になります。 他の差の付け方がことごとく差別だと批判されるポリティカリーコレクトな世界にあって、ほとんど唯一何の疑いもなく堂々と人の扱いに差をつけられる根拠が、職業資格であり、職務遂行能力のまごうことなき指標たる学歴だからです。 みんなが多かれ少なかれ学歴そのものを直接の能力指標とは思っておらず、人間の能力ってものは学歴なんかじゃないんだよ、という言葉が半ば音の言葉として語られ、そうはいってもメンバーとして受け入れるための足切りの道具としては使わざるを得ないねえ、と若干のや

    大学中退の社会的意味 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/09/18
    "それらに大変鈍感な日本人が、なぜか異常に差別だ差別だと数十年間批難し続けてきた学歴差別という奴が、欧米に行ってみたらこの世でもっとも正当な差の付け方であるという落差"
  • サービス残業すれば生産性が上がるだって!? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今だにこういう妄言がはびこっているのを見ると、生産性とは付加価値額÷投入労働量、つまり時間当たりでどれだけ稼いだかであるという基のキをわきまえない人がいかにうじゃうじゃいるかがよくわかります。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/764343908318846976 僕は外資系サラリーマンしかしたことがないけど、サラリーマンを辞めてみてつくづく思うのは、日の長時間労働の文化は素晴らしいし、有給休暇を取らなかったり、サービス残業がデフォルトの文化当に素晴らしいということだ。こうした文化は大切に守って欲しいと思う。これこそが日の強みだ。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/764344501968130048 日の労働者は生産性が低いという批判は、サービス残業をもっと積極的にこなせば、解決す

    サービス残業すれば生産性が上がるだって!? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/08/15
    "サービスの生産性が異常なまでに低いのです。膨大なサービス労務の投入量に対して、異常なまでに低い価格付けしか社会的にされていないことが、この生産性の低さをもたらしているのです。"
  • 公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者は - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    こんなニュースが流れていますが、 http://www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120006-n1.html  (大手AVプロ元社長逮捕 労働者派遣法違反容疑 女性「出演強要された」) 経営していた芸能事務所に所属していた女性を、実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁が11日、労働者派遣法違反容疑で、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の40代の元社長ら同社の男3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。女性が「AV出演を強いられた」と警視庁に相談して発覚した。 最近話題のAV出演強要問題について、目に余ると考えたか、警察は労働者派遣法を適用するというやり方を取ってきたようです。 しかし、労働法学的にはいくつも論点が満載です。 まずもって、AVプロダクションがやっているのは労働

    公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者は - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/06/13
    "そもそも出演「強要」を問題にしていた観点からすると、こういう解決の方向が適切であるのか否かも含めて議論のあるべきところ"
  • 定年後再雇用の賃金差別は違法!? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これは結構インパクトのある判決でしょう。 http://www.asahi.com/articles/ASJ5F4V1RJ5FUTIL02V.html(同じ業務で定年後再雇用、賃金差別は違法 東京地裁判決) 横浜市の運送会社に勤めるトラック運転手の男性3人が、定年後に再雇用された後、業務内容が全く同じなのに賃金が下がったのは「正社員と非正社員の不合理な差別を禁じた労働契約法に違反する」として、定年前の賃金規定を適用するよう求めた訴訟の判決が13日、東京地裁であった。佐々木宗啓裁判長は、再雇用後の賃金規定は同法に違反すると認めたうえ、元の賃金規定を適用するよう会社に命じる運転手側勝訴の判決を言い渡した。 トラックの運転手、ということで、ニヤクコーポレーションと似ていますが、こちらは定年後再雇用のケース。再雇用されたら賃金が下がるのはあまりにも常識化されていて、それゆえに未だに高年齢者雇用継続

    定年後再雇用の賃金差別は違法!? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • だから、リストラ(整理解雇)とローパー解雇は違うって何回言ったら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今朝の朝日が一面トップででかでかと書いていますが、 http://www.asahi.com/articles/ASJ2M566MJ2MULFA015.html(リストラ誘発しかねない再就職助成金 支給要件厳格化へ) 事業縮小や再編で離職を余儀なくされた人の再就職を支援する国の助成金について、厚生労働省は4月から支給要件を厳格化する方針を固めた。人材会社が、企業にリストラ方法をアドバイスし、助成金が使われる退職者の再就職支援で利益を得るなどしているためだ。労働者を守るためのお金が、リストラを誘発しかねない仕組みになっている。 http://www.asahi.com/articles/ASJ1Y5RC5J1YULFA03Y.html(「ローパー」社員に退職勧奨 人材会社がノウハウ) 働き方改革の一貫として従来にはない雇用調整の手段として希望退職および退職勧奨を積極的に実施――。王子HDの内

    だから、リストラ(整理解雇)とローパー解雇は違うって何回言ったら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    rajendra
    rajendra 2016/02/24
    "雇用契約がジョブではなく会社の社員であるというメンバーシップに基づいている日本では『リストラ』が労働者に社員である資格がないという宣告になってしまいそれゆえに一番情緒刺激的な言葉になってしまう"