兵庫県西、北部豪雨で、佐用町商工会などが事業所の被害状況を調査したところ、311事業所が被災し、その25%にあたる78事業所は営業再開のめどが立っていないことが27日、分かった。店舗や商品の被害は、商店街のある同町佐用や久崎、宿場町の平福地区に集中。被害額は計約40億円に上る。 商工会職員が19〜26日、佐用川沿いを中心に被害のあった地域の約360事業所を訪問し聞き取り調査。311事業所で、店舗の損壊や商品の破損などが確認された。 このうち、140事業所は既に営業を再開しており、93事業所が「再開のめどが立っている」と答えた。しかし、78事業所が「再開のめどが立たない」とし、うち9事業所は設備に大きな被害が出て、廃業を予定しているとした。町商工会は、地域の高齢化や後継者難も、事業主の意欲低下を招いているとみている。 再開のめどが立たない事業所は、飲食店や小売店がほとんどで、町商工会には「少