「護衛艦プログラマー」として活躍中の三菱スペース・ソフトウエア株式会社の中島康貴さん。前編では、護衛艦のシステムとは一体どういうものか、何ができるのかについて伺いました。後編では、厳密でありながら最新鋭な護衛艦システムの開発と改修を、実際どのように行っているかについて迫ります。 中島康貴(なかしま・やすたか)さん 三菱スペース・ソフトウエア株式会社 鎌倉事業部第一技術部に所属。横浜国立大学工学部卒業、専門は航空宇宙工学。入社後は防衛分野の大規模組込みリアルタイムシステムの新規開発及び保守改修のプロジェクトに携わり、現在、同社でエンジニアとして活躍中。 護衛艦システムの共通化のために、Gitも使ってみたい ――護衛艦システムの開発はどのように進められているのでしょうか。 システム要件が決まると、ハードウェアで実現するもの、ソフトウェアで実現するものに振り分け、それぞれの仕様が確定します。その