複数のWebページを、Webアプリケーションが望んでいない順序でユーザが辿った場合、Webサーバ内のデータの辻褄が合わなくなったり、本来開示すべきでない情報を漏えいするおそれがある。Webアプリケーションは、望ましくないページナビゲーション操作にも一定の対策を講じておく必要がある。 もたらされる被害 どのような現象が生じるかはそれぞれのWebアプリケーションによって異なるが、想定外のナビゲーション操作が行われたとき、プログラムが誤作動して次の被害を生じるおそれがある。 データのインテグリティが損なわれる 適切な順序でデータが組み立てられない状態でデータベース等への書き込みが行われた場合、データが不完全な形で書き換えられ、インテグリティ(一貫性、完全性)が損なわれるおそれがある。 情報漏えいが生じる 検索条件が適切に揃わない状態でデータの検索が行われた場合、本来開示すべきでない情報をWebペ