文房具にもたらされる発明は、えてしてそのスゴさが伝わりにくい。この「フィットカットカーブ」なるハサミもそのひとつ。魔法のような切り口を実現した、その仕掛けとは? 面白いのは、根元で切ると、通常のハサミより少しだけ力がいること。つまり根元では通常のハサミに比べて開く角度が小さく、その分、力が必要になるのだ。でも、その事実が、刃先での切れ味を保証しているようで、ちょっと余分に力がいることも面白く感じてしまう。その凄さが分かりやすいのは、ビニールなどを切る時。ビニールのような、ハサミで切ろうとすると巻き込んでしまう素材でも、このフィットカットカーブだと、力のかかり具合が均等に近いため、巻き込まずに真直ぐ切れる。ビニールなどは、ピンと張ってから切らないと切りにくかったのだけど、このハサミならその手間が要らないのだ。切りにくかったブリックパックも簡単に切れる。それも、力が均等に切る物に掛かるからだけ
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