「モノが売れない時代」。マーケティング担当者の間からついつい漏れ出てしまう言葉だ。コロナ禍、景気、消費スタイルの変化。さまざまな要因はあれども、消費者が買い物をしないわけではない。そして何より、お気に入りの商品やサービスへの愛を語る消費者、つまり「ファン」の存在がSNSで可視化され、購買へとつながっている状況に着目すべきではないか。 企業がファンとコミュニケーションすることで、新しいなにかが生まれる。「ファンマーケティング」を熟知するvisumo(ビジュモ)の千林氏が「デジタルマーケターズサミット 2023 Winter」に登壇し、新時代のマーケティング像を解説した。 SNSあっての「ファンマーケティング」ファンマーケティングとは、そもそも何なのだろうか? なぜファンマーケティングが求められているのか? それを理解する鍵になるのはSNSの普及だと千林氏は語る。 ユーザーがTwitter、I