旧・立憲民主党と旧・国民民主党の一部が合流し、「新・立憲民主党」が誕生したのは9月15日のこと。衆参合わせて150人の国会議員が参加し、自民党に対抗する新たな野党勢力として一丸となった……はずだった。しかし、立ち上げからわずか1か月で不協和音が聞こえてきた。きっかけとなったのは機関紙『立憲民主』の「創刊号」だった。 結党大会から1か月ほどが過ぎた10月中旬、所属国会議員のもとに機関紙『立憲民主』が配布された。旧・立民時代も同名の機関紙が発行されていたが、合流新党となった後の“創刊号”にあたるということで、一面の右上には〈Vol.1〉の文字があった。立憲民主党所属議員の事務所関係者が語る。 「結党大会の様子が一面で大きく紹介され、創刊号に相応しい内容だと思って読んでいました。ところが翌週(10月第3週)になって、改めてもう1部配布されたんです。同じものかと思ったのですが、よく見ると前の週に配