7月26日、日本相撲協会は立行司である37代木村庄之助を務めた畠山三郎さんが22日に慢性間質性肺炎のため自宅で亡くなったと発表した。72歳だった。本誌・週刊ポストは亡くなる3日前に畠山さんの自宅で取材し話を聞いていたが、その直後の訃報となった。畠山さんはその日の取材で、名古屋場所中日の結びの一番である照ノ富士-若元春戦で、立行司の式守伊之助が「まわし待った」をかけた取組について、見解を語っていた。 取材当日に妻・静子さんが案内してくれたリビングで、畠山さんは横になった状態でNHKの相撲中継を見ていた。「足が痛くて座れないんだ。悪いね」と言いながらも、笑顔で記者を迎えてくれた。 2か月前の夏場所中にも、畠山さんが2015年に退職して以降、行司の最高位にあたる「木村庄之助」が7年間不在となっていることについて話を聞くために自宅にお邪魔した。その時も畠山さんは同じように横になった状態で話をしてい