準大手ゼネコン西松建設が自民党二階派の政治団体「新しい波」のパーティー券をダミー団体名義で購入したとして、政治資金規正法違反(他人名義でのパーティー券購入)の罪に問われた同社元社長・国沢幹雄被告(70)の公判が14日、東京地裁であった。 国沢被告は「その通りだと思います」と起訴事実を認めた。 検察側は民主党・小沢一郎前代表側への違法献金事件などと合わせ改めて国沢被告に禁固1年6月を求刑した。判決は17日に言い渡される。 新しい波のパーティー券購入を巡っては、大阪市の市民団体メンバーらから告発を受けた東京地検特捜部が国沢被告を一度は不起訴にしたが、検察審査会が6月16日に「起訴相当」と議決したことを受け、一転して起訴した。小沢前代表側への違法献金事件については6月19日に結審し、この日、国沢被告に判決が言い渡される予定だったが、パーティー券事件の追起訴を受けて弁論が再開された。 検察側はこの