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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (26)

  • 僕らはいつまでPCを持ち歩くんだろうか - 雑種路線でいこう

    初めて持ち歩いたPCをよく覚えてないけど、たぶんDOS版のモバイルギアだった気がする。原稿書きには十分だったし、アナログモデムをPHSに繋いでメールのやり取りもできた。ほどなく東芝のDynaBook Portage 620も買ったけど2Kgちょっとあって持ち歩くには厳しかったし、電池の持ちも大したことはなかった。当時Windowsの開発環境は高価で、LinuxをノートPCに入れるとAPMとかXFree86の設定が大変だった。それでも初代VAIO Note 505を買ったときはAccelarated Xを買ってLinuxデスクトップ環境を構築した。それから会社の備品も含めれば20台以上のノートPCを持ち歩いたけれども、そろそろいつ自分がノートPCを持ち歩かなくなるか思案している。 いま会社に行く日こそSurfaceBook 2を持ち歩いてるけど、役所の登庁日や休日はスマホとiPadとPixe

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    retlet 2018/08/20
  • 再定義できない世界になりつつあるネットの新秩序 - 雑種路線でいこう

    個人でEV SSL証明書が欲しい話 - Speaker Deckを読んで驚いたんだけど、いつの間にかFirefoxにはEVSSL証明書のルート認証局がハードコーディングされて、それを書き換えるにはブラウザをビルドし直す必要があるらしい。(というかリビルドしても追加した証明書でアドレスバーが緑色にならなかったみたい。何が足りないのかな?)ルート証明書そのものは後から足せるのだが敢えてハードコードした理由は想像できる。ルート証明書なんて後から侵入者なりマルウェアが簡単に足すことができるし、現にそういった攻撃はこれまで行われてきたからだ。 ついでにFirefoxが近々DHCPで降ってくるDNSを信用するのを止めて、DNS over HTTPSでCloudflareに問い合わせるという。これもまたDNS履歴を監視する国だとか、日も含めてWeb検閲のためにDNSをいじってる国があって、そういった影

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    retlet 2018/08/06
  • 先祖返りしたMastodonと、Webという楽園追放の物語 - 雑種路線でいこう

    Mastodonが流行り、さくらのクラウドが馬鹿売れしてると聞いて、そんなこともあるのかと驚いた。世間ではp2pといわれるけどMastodon自体は典型的なサーバーだ。昔ながらのクラサバと違うのは他のインスタンスと連携するサーバーだという点だ。id:shi3zはそれをp2p2eといってるけど珍しいトポロジではなくて、みんなも普段から使っているインターネット自体の経路制御とか、名前解決のDNSとか、電子メールのSMTPとか、インターネット上の仕組みはそういう風に設計されてきたし、だから分散システムと呼べたのである。 僕はMastodonをP2P(+Edge)だと思っている。こんな用語は聴いたことないが、P2P2Eと略しても良い。 んで、P2P2Eとはどういうことかというと、少数のサーバント(server + client)が相互に対等な関係を保ちながら、各サーヴァントに対してエッジ(端末)が

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    retlet 2017/04/26
  • mp3がアングラだった時代 - 雑種路線でいこう

    Winampが公開された1997年ぼくは秋葉原の雑居ビルにある謎のDOS/Vショップで店番してた。欧州のFTPサイトで落としたMODをBGMで流してたその店で、mp3はWareZな連中がCD-Rに焼いて交換するもので、持ち運びながら聞く手段さえなかった。mp3をつくるにはリッピングと圧縮に別々の不親切なソフトが必要で、Winampで音楽を聴くのはちょっとしたステータスだった。韓国の会社がMPMANを発表するのは翌98年2月、ガジェットとしては興味深かったけれどもMDプレーヤーと較べて高いし粗削りでメリットは感じなかった。 米Nullsoft, Inc.は20日(現地時間)、マルチメディアプレイヤー「Winamp」の最新版v5.66を公開するとともに、12月20日で「Winamp」の公開を含む“Winamp.com”の全サービスを終了することを宣言した。 mp3と聞いてピンとくる人がいれば、

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    retlet 2013/11/27
  • 魔法は優れた技術の追憶かも知れず - 雑種路線でいこう

    リアルな空間にタグをつけて撮影を妨げる様を想像して「それって何て結界」とか考える。コマンドって呪文だし、ストビューに対するタグによる結界とか、当に意味のある「おまじない」が増えてくるのかな。もし昔の迷信が、実際そういった符号を解釈する系を持つ文明があった時代の名残だったとしたら。。。 過去の文明はともかく逆を考えたとき、例えば複雑なサプライチェーンに依存した現代のIT技術が、自然災害や戦争、石油枯渇で文明としては継承されず、けれども種としての人類が生き残ったときに、紙に印刷されたプログラミング言語の教科書とか、メインフレームやパソコンの残骸を発見した未来の文明は、過去の文明がコンピュータを持っていたという記憶を迷信と嗤い、宗教とか呪術の一種と解釈しても不思議ではない気もする。 AR技術を世に問うときも新しいジャーゴンを量産するよりは、魔法のメタファーをうまく活用した方が直感的で分かりやす

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    retlet 2011/06/16
  • ポータルとブラウザの終焉 - 雑種路線でいこう

    大学が決まってライター駆け出しの頃、最初に書いた記事は98 Magazineのコラムで、IE 3.0とブラウザ戦争の足音を告げるものだった。当時はNetscapeの優勢を疑う者はおらず、時代を先取りする記事だったと今も自負している。今年2月でNetscapeブラウザのサポートが終わり、年初からYahoo! Japanのリニューアルでトップからディレクトリが消え、ひとつの時代が終わったと実感した。 気付いたらブラウザもポータルもコモディティ化してしまった。素人目にYahoo!とNiftyとMSNのトップページを見比べても違いは分からない。世界で最も成功しているYahoo! Japanが、どうして好調とはいい難い米Yahoo!のデザインを追っかけなければならないか理解に苦しむが、もはやポータルは将来へ向けた競争領域ではなく、トラフィックを少しでもマネタイズするために広告スペースを大きくすること

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    retlet 2009/08/19
  • ガイドラインは口コミ健全化にどう役立つか - 雑種路線でいこう

    昨日はWOMJの勉強会に行ってきた。マクドナルドの行列についてトレンダーズから、PPP騒動についてサイバーバズから説明があったのだが、炎上後にこうやって平場に出てくるのは勇気のいることで賞賛に値する。なかなか微妙なところではあるが、炎上に至るまでの行き違いは概ね理解できた。ワークショップの方は時間がもうちょっと欲しかったのと、最初にあまりフレームを決めすぎない方が良かったのではないかという印象もある。 これを機に、広告代理店やPR会社、クチコミサービスの事業者、ブロガーらが、「ビジネスの育成より、倫理の確立を重視すべき」「マスメディアでもグレーな手法が使われているからといって、ネットはそうであっていいのか」などさまざまな意見を出し合い、活発な意見が交換されるようになっている。26日に行われた準備会の研究会には約100人が参加して、クチコミと広告の境界線についての議論が行われた。 樹形図を渡

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    retlet 2009/03/02
  • ITの6年前、そして6年後 - 雑種路線でいこう

    明日ちょっと2015年を目処とした将来像とか話すんで頭の整理をしている。2015年って遠い先のようで、たったの6年後。6年で何ができるだろうと考える前に6年前を思い起こすと、ちょうど今の会社に転職して製品マネージャとしてサーバー製品の立ち上げでドサ周りとかやってたっけ。あれから6年も経ったのだから歳をった訳だ。 この6年を振り返ると意外とFTTHとか3.5Gは普及して、公衆無線LANは駄目だったが無線LANはDSのお陰で大衆化した。音声ARPUは快調に減っているが、IP電話は前評判ほど破壊的じゃなかった。AV系ホームネットワークは流行らなかったが、1万円台のHPのインクジェットプリンタにまで無線LANチップが載っている。CPUのクロックが2〜3GHzで頭打ちして、ノートPCに載せるメモリは2GBで頭打ちして、けどフラッシュメモリは劇的に値崩れ。未だに店頭でWindows XPをプレインス

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    retlet 2009/01/14
  • あれれ、パラダイス鎖国って若者批判だっけ? - 雑種路線でいこう

    いまNHK特集をみてる。海部さんのパラダイス鎖国の話が、リスクを嫌って海外に行かない若者だって話になってるぞ。多様性の話は岡幸夫さんが締めで一言いっただけ。温泉旅館でぽけーっとしている若者をとっかかりに、グローバル化への抵抗感を表現するって如何なものか。 テレビは、1時間近くしゃべったうち長くても数分ぐらいしか番組では使われず、その取り上げ方次第で私が言いたかったことがちゃんと伝わらず、別の意図に捻じ曲げられるということもありえます。(略)さて、このインタビューでも強調したことが、「多様性」の重要性である。の中でも、結論となった部分である。 20代が最も海外に出ていた1996年って、僕が19でラスベガスに行ってCOMDEXの取材で渡米した年だね。海部さんのブログと読み合わせると、NHKによる編集はかなりオヤジが反感を抱かないようフィルターがかかっている気がする。山口二郎さんや竹中平蔵さ

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    retlet 2009/01/02
  • うごメモはてなと、子どもを受け入れられる村へ - 雑種路線でいこう

    正月早々、下らない番組ばかりなのでネットを使っていた。で、話題となっているうごメモはてな - ゆうたさんの作品、不覚にも再生したら音が流れては怪訝な顔をするし、息子どもが寄ってきて「また再生して」とせがむし、困ったもんだ。子どもの悪ふざけなんてこんなものだし、これが全世界に公開されちゃうってどうよと思うが。最初に物議を醸したのが悪質なネットいじめでも誹謗中傷でも犯罪でもなく、こういう微笑ましい悪ふざけだったことは僥倖じゃないかな。無事モデレーションが機能してDSiじゃ再生できないようだし。 年末に颯爽と現れたはてなと任天堂のコラボサービス、うごメモはてな。早速、旧来のウェブ利用者に衝撃と混乱を与える逸材が登場しました。 うごメモはてな - ゆうたさんの作品 任天堂は今、自らのサービスが2chに変わってしまったことに震撼しているのではないか。 (略) 「日常で行われている悪ふざけ」が瞬間的

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  • 能力に対する対価って幻想 - 雑種路線でいこう

    僕はこれまでいろんな仕事をしたが、高校時代にハンバーガーを焼くバイトが最も辛く給料も安かった。だから給料って何だろうってことは人生の中で何度か考えた。まず給料ってのは能力の対価ではなく仕事の対価なんだ。で、仕事の値段って大雑把に相場と利益と分配率で決まり、似た仕事している者同士で能力に応じた多少の色をつける。だから儲からない仕事で高い能力を発揮するより、儲かる仕事にしがみつき全く能力を発揮しない方が給料がずっと高くなる場合だってある。 世の中というのはおかしなもので、才能やら磨き抜かれた技術とは別の部分で給料が決まったりする。 例えば業種が変れば、給料の高低が変化したりするわけです。 これは給料を貰う人にとっても、サービスを受ける人にとっても、実は不幸なことです。 結局のところ、そのおばさんに給与を払っているのはそのスーパーの客で、そのスーパーの客がオバサンの才能に価値をさほど認めていない

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    retlet 2008/12/02
  • ふと思い出したこと - 雑種路線でいこう

    10年くらい前に東大郷で坂村健氏の招きでやってきたSunのScott McNealy CEOに挨拶する機会があり「君はどうしてLinuxを使っているのか」と聴かれたので「僕は貧乏学生だからSunのWorkstationなんて高くて買えないよ」といったところ、1週間後くらいに用賀から出荷間もないSolaris 2.6 for x86 日語版が自宅宛に送られてきた話を思い出した。 憧れの「Final Cut Studio 2」に学生割引き適用してくれるよう、ジョブズに直接手紙で丁寧にお願いしたグリニッジハイスクール在校生に、2週間後クパティーノからポンと小包で無料コピーが届いたそうです。 さっそくアキバで店番をしていた時分に台北で買ったK6-200MHzメモリ192MBのPCに導入。CDEとかOpen Windowsが素人目に新鮮だったのはさておき、まずGCCとかも入っていない環境でビルド

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    retlet 2008/12/01
  • パスワードによるログイン管理の陳腐化と 制度整備の検討 - 雑種路線でいこう

    Web屋さんのいう通り、パスワード管理にハッシュ関数を使わないサイトに問題があるんだけど、現実には難しいだろうね。どのサイトがセキュリティに配慮しているかなんて利用者からは分からないし、それぞれ別々のパスワードを設定したらメモするなり別の穴が出てくる。そろそろWebサイト別のID・パスワードという認証スキームが破綻しつつある気がするんだけど、じゃあOpen-IDか?というと敷居が高いし、PKIやWindows CardSpaceといった技術も普及の気配はない。 パスワードの管理にハッシュ関数を使う、それだけじゃ同じパスワードだと同じハッシュ値になるからソルトもまぶして、みたいな技って昔UNIXを齧った奴なら常識だよね。あれからシャドーパスワードとかPAMとか出て、少しだけ複雑になったけど。最近のWeb開発屋って、パスワードも住所も同じフィールドって認識しかないのかな。最近はログイン画面をS

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    retlet 2008/10/03
  • わたしのホームページに、わたしのかいたプリキュアの絵をのせていいですか? - 雑種路線でいこう

    とりあえず載せてみたら。厳密には著作権侵害に当たるし、作者には差し止め請求権といって「絵を載せないで欲しい」という権利があるし、それまで載せていた分について損害賠償を請求できるけれど、現実的に主張できる逸失利益が限られるし、大作家や出版社が子供のお絵かきに目くじらを立てて得するとも思えない。けれども描くときは作者が不快にならないよう気遣った方がいいし、それでも引っ込めろといわれたら従おうね。 確かに著作権教育が充実して、子供たちも著作権に対して理解を示してくれたとして、たとえばある子供がプリキュアの絵を描いて、それを自分で作ったサイトに掲載したい、と思ったとする。そして問い合わせる。 わたしのホームページに、わたしのかいたプリキュアの絵をのせていいですか? この問い合わせをどうとらえ、どう回答すればいいんでしょうね。 常識的に考えて係争に至るとは考えがたいし、条文を忠実に解釈して権利を侵害

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    retlet 2008/09/24
    プリキュアの絵まだー
  • 日本のネットは終わらないよ - 雑種路線でいこう

    技術的なことは高木氏の指摘通りなんだけど、少し誤解があるようなので補足しておく。これまで総務省の研究会で個体識別番号等について議論され、報告書で取り上げられたことは何度かあるけれど、個体識別番号等を送信するようキャリアに対して総務省が法的拘束力を持った行政指導等を行ったことはないはず。携帯キャリアは寡占事業だし、電気通信事業法は通信事業者に対して利用の公平を義務づけているから、公式サイト・勝手サイト間の競争条件について総務省の見解に過敏に反応しても無理はない。或いは推察になるが、ケータイからの掲示板アクセス等について、事後の追跡性をPC程度まで高めて欲しいといった犯罪対策上の要請も考えられる。 どう考えても1999年のPentium III、2002年のWindows Media Player 9等の議論を踏まえると、PCに個体識別番号等の実装が義務づけられるようなことがあれば日は世界の

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    retlet 2008/07/24
  • あいまいな日本のニコニ・コモンズ - 雑種路線でいこう

    僕がニコニ・コモンズで評価しているのは、後からクローズドにできるところ。これはisedをやっていた時分、東浩紀がCCで作品を発表し難いと指摘していた点だし、僕がSDの馮編集長と相談して三酔人電脳問答をWeb先行公開した時、刊行の可能性を潰さないためにCCライセンスを適用できなかった理由でもある。 inf.女史が鋭いなぁと思うのは、ニコニ・コモンズがこういった柔軟性を発揮できている理由がライセンスではなくガイドラインであることを見抜き、それが法的安定性に欠く等の課題を抱えていることを指摘しつつ、ニコニコ動画の中であれば問題ないと気付いていることだ。 ニコニ・コモンズはライセンスではなく利用ルールないしガイドラインである。ガイドラインであり、そしてサービスの枠組みの中で利用者が管理され追跡可能であるような設計をしているからこそ、上記問題点をクリアできるのだろう。逆に言えば、そこがニコニ・コモン

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  • 承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう

    現代日が非承認型社会なのか、だいたい社会が承認を担保してくれることを期待してる奴ってキモくね、とか思うけど。承認って妙にネットワーク効果があるよね。誰かから認められ、そういう評判があると他の誰かからも認められやすいし、誰かから認められたという自信に裏打ちされた行動が、他からの承認を勝ち取ることもある。だから簡単にポジティブ・フィードバックでベキ法則風に分配されてしまうし「どーせ承認されないし」的ジタバタをやったところでハリネズミ症候群となってしまったり、そもそもエントリーポイントどこ?的な話はある。 この問題、決して昔が良かったとは思えないんですよ。昔からの承認って職能的なところは社会的地位に紐づいていて人にはどうしようもなかったりしたろうし、人格的なところは村社会で非常に狭いところに押し込められていただろうから。そういう諸々が郊外化で崩壊して、団塊世代がヒューマニズム的な教育観を持ち

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    retlet 2008/06/30
  • コンテンツ制作者は是非ともクーデターを - 雑種路線でいこう

    わたしも一端の物書きだが、原稿料に不満を持ったことはない。だいたい原稿料を聞いてから原稿を書いた試しがない。筆一えないだろうってことは初めて雑誌に原稿を書いた大学に入る少し前で思い知ったし、大学に入って間もなく原稿執筆よりも効率的な知に対する付加価値のつけ方を学び、いまの業だってその延長線上にある。 今こそ、コンテンツ制作者たちは真剣に怒るべきである。クーデターを起こすべきである。アーティストやその周辺の人がその気になれば理不尽な行いを糾せることは、昨年のハリウッドの脚家のストライキからも証明されている。そんなヒマがないなら、海外に避難する道を考えるべきであろう。 権利者の方々はしばしばリスペクトという言葉を使うが、iPodやHDレコーダを買う際に数百円余計なカネを、顔の見えない権利者に支払うことのどこがリスペクトなのか。僕は一端のクリエイターとして自分の書いた記事が論評されたり

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    retlet 2008/06/26
  • 「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために - 雑種路線でいこう

    天漢日乗のエントリによると、アキバ通り魔事件は「加藤の乱」と呼ばれつつあるらしい。あれはテロではなく単なる通り魔だし、まぁテロも通り魔も自意識を持て余した青年の吹き上がりという点では大差ない訳だが、あまり持ち上げると便乗犯を招くんで過剰な意味付けは避ける必要がある。という訳で、アキバ通り魔事件はテロじゃないし、あれを以て剣はペンよりも強しなんて結論づけちゃ、まずいだろ。 ところで剣とペンとどっちが強いかって議論は不毛だ。世界を動かすには両方とも必要なんである。福田政権は当初「加藤の乱」に対して刀狩りで収めようとしていた。それを派遣業法の見直し等に軌道修正したのはペンの力だ。加藤容疑者は日雇いじゃないんで多分に議論はこじつけだし、やるべきことは他にある。暴力装置は言論とセットでなければ世の中を間違っていない方向に変えられないし、暴力が仮に世の中を変えたとしても、それを以て正当化される訳ではな

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  • 明日のWebジャーナリズムと報道規制 - 雑種路線でいこう

    昔から官憲だって新聞だって嘘はつくし、時代の流れに押し流されますよ。それが現実。湾岸戦争の時の油まみれの鳥とか思い返せばいい。Webで行われていることは、今だって十分に制限されているよ。プロ責法とか損害賠償責任を通じて。たぶん、これから縛りはもっと厳しくなるだろう。飴と鞭で、ね。 メディアによる捏造と、Webによる濡れ衣の可能性。何を信用すればよいのか。現実とフィクションの狭間にあるウェブの世界は現実との接点が増えるにつれ、変貌した姿を見せていく。ウェブによって現実が捻じ曲げられることへ対する怖れはウェブの個人メディア化への否定的な感情に繋がっていく。ウェブで行われるべきものは制限されていく?そんな未来も十分に考えられる。 みんなも知ってると思う今日の秋葉原の事件をUstreamを使って映像配信してた。 身内だけで見てたけど2chに張られたらしく視聴者が2000人を超えた当りでサーバーとマ

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