韓国ソウルで行われた就職フェアの会場(2018年11月12日撮影)。(c)Jung Yeon-je / AFP 【11月20日 AFP】男性優位の韓国の企業文化において、女性は足掛かりを見つけるのにも苦心することが多いが、最近では採用時に女性差別を行っているとして複数の企業が告発される事態も起きている。 韓国の大学を卒業したケイシー・リー(Casey Lee)さん(25)は面接を受けた際に採用担当者から、女性は子どもができると仕事を辞める傾向があると言われたり、リーさんのような若い未婚女性は「国の将来のために」子どもをもうける責任を放棄していて「無責任」だと厳しく批判されたりしたことがある。 「大声で叫びたかった。『私は仕事に就くために、ここに来ただけなんです』って」。AFPの取材に応じたリーさんは憤った。面接で同じグループになった男性志望者らには、そうした質問はほとんどなかったという。