今回のリコール活動のきっかけは、2年前に開催された『あいちトリエンナーレ』。表現の不自由をテーマにした企画展で、昭和天皇に関する映像や慰安婦をモチーフにした少女像などが展示され、大きな議論になりました。 リコールの会 高須克弥会長 「国にとって恥ずかしい、愛知県民にとって恥ずかしい、そういうことをする知事は支持できない。」 芸術祭の会長を務めた大村知事の責任を問いたいと、去年(2020年)高須クリニックの高須院長がリコールの会を設立。愛知県内の各地で署名が呼びかけられ、名古屋市の河村市長も活動を応援しました。 有権者が署名を集め、自治体の首長の解職を求める『リコール』。市民の声を直接届ける、民主主義を支える制度です。 2か月で集まったとされた署名は、およそ43万5,000人分。集計作業の様子を、高須氏はYouTubeで公開しました。 高須克弥会長(YouTubeより) 「YES!リコール大
刑事罰に課せられた人もいます。えん罪を主張している人も多くいますが、それを晴らすことはとても難しいのです。もちろん、本当に罪を犯してしまった人もいます。犯罪は許されることではありませんが、その人たちはすでに刑務所で刑期を終えています。 刑期を終えたというのに、さらに入管収容所に収容される人がたくさんいますが、入管は刑事罰の場所ではありません。 「刑事罰を犯した人は速やかに母国へ帰るべき」という意見もわかります。しかし、すべてが同じ犯罪ではないし、事情もそれぞれです。まとめて考えるのではなく、一人ひとりの事情に配慮することも必要なことだと思います。
彼はイラン難民です。母国で拷問を受けた経験があり、イランに戻ることをとても恐れていました。日本では認められず、収容を繰り返し、何年かかかってやっと第三国行きが決まったのです。 本来、日本でビザのない人が第三国に行くことは、実は非常に困難なこと。よっぽど厳しい審査をクリアしなければできないことです。よく「日本でビザが出なくて、帰れないなら他の国へ行けばいい」と簡単に言う人がいますが、それができればみんなとっくにやっているのです。 彼は、やっとの思いで第三国行きが決まりましたが、日本に慣れ親しんでいたことから、出国することをとても惜しんでいました。本来なら日本が受け入れればいいのに、本当に残念なことです。 今のような冷たい国のままでは、日本はいろいろな国の人たちに嫌われていくのではないでしょうか。 【ある日の入管 第5回】 <文・画/織田朝日>
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く