国の重要文化財100点余りが所在不明になっている問題で、文化庁が追加で調査したところ、新たに2つの国宝を含む72点が所有者の死亡や転居などで所在不明となっていることが分かりました。 国の重要文化財を巡っては、文化庁が1万500点余りの所在確認を行った結果、これまでに国宝1点を含む108点の所在が分からなくなっていて、文化庁は、状況が把握できなかった238点について、追加で調査を行っていました。 その結果、98点は所在が確認できたものの、国宝に指定されている鎌倉時代の太刀と南北朝時代の刀の2点、それに重要文化財70点が所在不明になっていることが新たに分かりました。 このうち、国宝2点は、それぞれ東京都の個人が所有していましたが、死亡したり転居したりして所在が分からなくなっているということです。 所在不明になっている重要文化財は、国宝3点を含む180点に上ることになります。 一方、今も国宝9点