宮台真司さんがナンパのロジックを語っているのですが、例えば、男性が女性に渋谷で声を掛ける。うまくいくことは少ないのだけど、100人の女性の中に1人くらいは「知り合ってもいいかな」と思う人がいるだろうと。その女性とマッチングする仕組みがナンパだと。 ただ、ナンパが上手い男性は女性と出会いたい気持ちが強く、テクニックもある。いわば「出会いのエリート」で、飛び込みで契約を取ってくるトップ営業マンのような存在です。だから、このマッチングプロセスを私がアプリで一般化するのは難しいし、下手をすると出会い系サイトになってしまう。 なので、1人で飲んでいて「ちょっと暇だな」と感じたとき、周囲と何らかのインタラクションを起こして、その場が心地よくなるようなメディアやサービスをつくりたいのです。 簡単に思いつくのはプロフィールの交換ですね。互いのプロフィールをBluetoothなどで紹介するわけです。