中銀カプセルタワービルの外観。2015年撮影。140個の取り外し可能なカプセルから成る。(PHOTOGRAPH BY NORITAKA MINAMI)
中銀カプセルタワービルの外観。2015年撮影。140個の取り外し可能なカプセルから成る。(PHOTOGRAPH BY NORITAKA MINAMI)
私自身も、映画『TOKYO!』で、中銀カプセルタワービルの存在を目にした瞬間から心を鷲掴みにされたものです。それから数年……。SNS経由で、1ヶ月の間カプセルをレンタルできる「マンスリーカプセル」というプロジェクトを知りました。 「まさか! あの中銀カプセルタワービルに住めるの!?」 迷わず、ホームページに飛び、応募ボタンをクリック。それが私の中銀カプセルタワービルでの暮らしの第一歩でした。 現在は、老朽化のため解体されることが決定し、4月12日から作業が始まっていますが、あの中銀カプセルタワービルでの暮らしがどんなものだったのか。建物の記憶、住民としての思い出を何らかの形で残そうと、1ヶ月しか住んでいない身で僭越ではありますが、カプセルでの暮らしがどのようなものだったのかを記していきます。 借りるためには抽選を突破しなければ…! 先述した中銀カプセルタワービルの「マンスリーカプセル」とい
「戦争」「難民」聞きたくなかった 「問題は何十年も続く」 「人生は希望する通りになる」 ウクライナからの「避難民」を受け入れ始めた日本。空港に降り立った幼い子の後ろ姿をニュースで見た時、ふと話を聞きたくなった人がいました。約40年前、たった一人、難民として日本にやってきた「少年」、今は東京でタクシー運転手をしている元ボートピープルの「伊東さん」です。あの時、あなたは何を思っていたのですか。今また海を渡ってきた子どもたちに、何を思いますか。 私が経験した戦争よりもっとひどい 約2年ぶりに、北千住で再会した伊東真喜(まさき)さん(53)。「30代に見えるって友達にも言われます」とおどけつつ、疲労がにじむ表情が気になりました。 聞けば前日10時から、翌朝7時までの乗車勤務明け。それなのに、「ウクライナについて話を聞きたい」との依頼に、「是非、伝えたいことがあるから」と快諾し、駆け付けてくれました
軍事侵攻の開始当初はロシアがあっという間に勝つものと大勢が予測していたが、ウクライナの戦闘意欲がそのような予測を覆した。ロシアとウクライナの戦争は今や、長期戦へと移行しつつあり、それは今なお世界全体に危険をもたらしかねない(文中敬称略)。 ロシア軍の軍事侵攻が始まった時、首都キーウがどういう様子だったか、思い出してみてほしい。凍てつく鉄道駅のプラットフォームで数千人がひしめきあい、ロシア軍から離れられるならどこ行きでも構わないと、駅に到着する列車に次々と乗り込んだ。混乱が最高潮に達した2月末から3月初めにかけての1週間、約5万人もの人が連日、キーウの駅から西へと向かった。運行列車を何十本と増やすため、とっくに引退してどこかの側線でもう何年も休眠していたかのような、さびついた客車が現役復帰させられていた。 乗客のほとんどは女性と子供だった。男たちは残った。男にはウクライナのために戦ってもらう
シリア北西部イドリブにある国内避難民キャンプ Photo by Izzeddin Kasim/Anadolu Agency via Getty Images シリア北西部の難民キャンプでは女性や子供が日常的に激しい暴力や鬱に直面しており、一部の女性たちは生き残るための性行為「サバイバル・セックス」を強要されていることが、新たな報告書で明らかになった。 そこは通称「ウィドウ・キャンプ」と呼ばれる場所だ。ウィドウ(widow)とは、夫に先立たれた女性を意味するが、このキャンプには夫が行方不明になっていたり離婚した女性たちも身を寄せている。その子供たちも一緒だ。 国際NGO「ワールド・ビジョン」はそうした何万人ものシングルの女性と子供たちが暮らす28ヵ所のキャンプで、419人に聞き取り調査を行った。その結果、子供たちはネグレクトや虐待、強制労働に苦しむ一方、母親たちは劣悪な環境で希望を失い、精
Netflixは米国時間4月11日、テレビ番組や映画に対する「いいね!」を超える気持ちを表現する手段として、2本の親指を立てた「最高!」ボタンを導入した。この機能は、テレビ、スマートフォンアプリ、ウェブブラウザーのどこでNetflixを視聴する場合も利用できる。「最高!」ボタンをタップすると真のファンであると認識され、その後のレコメンデーションに反映される。 Netflixは、2017年に5つ星による評価システムを廃止し、より簡素化された親指の上げ下げによって好きか嫌いかを表現する方式に変更した。プロフィールを最初に設定する際に選択した個人的な好みに加えて、この親指評価は、ユーザーの好みを的確に反映したおすすめ作品の表示に役立つ。Netflixのアルゴリズムでは、特定の作品の全体的な評価も考慮に入れて、ユーザーが次に好みそうなテレビシリーズや映画を提案する。
LINEの暗号資産事業、およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が、2022年4月13日(水)よりNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」の提供を開始します。ローンチラインナップでは、吉本興業など計17コンテンツと連携し、7ジャンル100種類以上のNFTの販売が決定しました。さらに今後はソフトバンク株式会社やZホールディングス株式会社のグループ企業との協業を通じて、さまざまなNFT体験の提供が予定されています。本セッションでは、LVC株式会社 代表取締役社長の林仁奎(イム・インギュ)氏とLVC株式会社 ブロックチェーン事業部 事業部長の上遠野大輔(かどおの・だいすけ)氏による戦略発表の模様をお届けします。 唯一無二の「リアルなモノ」と複製可能な「デジタルデータ」 司会者:それでは初めに主催を代表して、LVC株式会社代表取締役社長・林仁奎(Lim Inkyu)より、NF
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の1か月前、2022年1月、私はウクライナの首都キーウに滞在していた。ウクライナの公共放送に対する支援を締めくくるための訪問だった。 私は長年NHKの記者として勤務し、その後、NHKインターナショナルというNHKの関連団体で、国際協力の仕事を続けてきた。この団体では、諸外国の“公共放送”づくりのための人材育成、放送局支援の事業などをおこなっている 。旧ユーゴスラビアのコソボやアフリカの南スーダンでも支援を展開しているが 、ウクライナでは“国営放送を公共放送に転換するための支援”を、5年間にわたって行ってきた。 私は責任者として、5年間で合計12回、ウクライナを訪問した。 キーウ市内(2021年9月)キーウは美しい都だ。世界遺産のソフィア大聖堂など歴史的建造物が多く、クラシック音楽やバレエが盛んで、芸術と文化の香りが街中にあふれていた。 2021年秋からロシ
ロシア・モスクワの土産物店で販売される、ウクライナ侵攻を支持するシンボル「Z」がプリントされたTシャツ(2022年4月4日撮影、資料写真)。(c)AFP 【4月12日 AFP】ロシアで広告業を営むリタ・ゲルマン(Rita Guerman)さん(42)は、同国の比較的裕福な中間層の多くと同様、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に長い間反対してきた。 だが、プーチン氏によるウクライナ侵攻の決定を受け、西側諸国がロシアに厳しい制裁を科したことで、大統領に対する見方は変わった。 「私は開眼した」。ゲルマンさんはこう語り、北大西洋条約機構(NATO)からロシアを守ったとして、プーチン氏を称賛した。 西側諸国は制裁を科すことによって、ロシア国内での政府に対する支持を弱めることを期待していた。しかし識者は、厳しい制裁が多くの点で逆効果を生んだと指摘している。 親欧米派が多数を占
『君の名は。』『天気の子』で知られる新海誠監督の最新劇場版アニメ『すずめの戸締まり』の特報が解禁された。 前日4月9日には主人公のヒロイン・すずめ(鈴芽)のビジュアル、11月11日(金)という公開日が明らかになっていた。キャストおよび主題歌はまだ発表されていない。 特報映像では、主人公・すずめの日常と思しき描写に加え、いまだ明かされていない登場人物の姿も登場。全体的にシリアスな雰囲気が漂う中で、鍵を用いて扉を閉じる迫力あるシーンも描かれている。 なお、Twitter Spaces(音声配信)では新海誠監督の生配信が行われている(外部リンク)。その中で、声優については現在もオーディションで探していることが明かされている。 『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督最新作 大ヒットを記録した『君の名は。』『天気の子』など、少年少女の物語を、美しい色彩と無二の音楽で紡ぎ出してきた新海誠監督の最新作『
旧ソ連時代のような、かつての「密告社会」に戻るのか――。ロシア国内の教育現場で、ウクライナ侵攻に反対した教師や、ウクライナ支持と受け止められるような発言をした教師たちが「露軍の信頼を失墜させた」などとして裁判所に罰金を言い渡されたり、免職となったりするケースが相次いだ。教師らの発言は、生徒や学校の同僚を通じ、親や校長、そして最終的には警察など当局に伝わっていた。 露極東のニュースサイト「サハリン・インフォ」などによると、サハリンの港町コルサコフで4月5日、女性の英語教師が「不道徳な罪を犯した」として免職になった。女性教師は裁判所に行政罰として3万ルーブル(約4万6000円)の罰金も言い渡された。
中国で「死刑執行前に死刑囚に対する心臓摘出手術が行われている疑いがある」という研究結果がアメリカの移植外科医協会と移植学会の査読付き学術誌「American Journal of Transplantation」に掲載されました。この研究は、中国の外科医師が実質的に死刑を執行したという可能性を示唆しています。 Execution by organ procurement: Breaching the dead donor rule in China - Robertson - - American Journal of Transplantation - Wiley Online Library https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ajt.16969 Chinese surgeons “acted as executioners
小谷太郎『物理の4大定数 宇宙を支配するc、G、e、h』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 光速c、重力定数G、電子の電荷の大きさe、プランク定数h。これらの基礎物理定数は日常から宇宙までを支配する法則が数値となったものだ。我々はふだん物理定数など意識せずに暮らしているが、この値が違えば太陽はブラック・ホールと化し、人類は地球にいられず火星に住むハメになり、宇宙の姿は激変する。本書では人類がいかにして4大物理定数を発見したか、そのことでどんな宇宙の謎が解け、またどんな謎が新たに出現したかを解説。相対性理論、宇宙の構造、素粒子や量子力学までわかる画期的な書! 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 小谷太郎『宇宙はどこまでわかっているのか』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天
「ウクライナ侵攻はロシアの恥」 「プーチンは国民と経済を見殺しにしている」 「世界に私たちは黙っていないことを示したい」 ロシア国内からSNSを通じてあげられた反戦や政権批判の声です。厳しい言論統制が行われているロシア。そうした状況の中でも、反戦や政権批判の声をSNSで投稿し続けるロシアの人たちがいます。今回、SNSを通じて連絡をとり、彼・彼女たちの反戦へ思い、生活状況、そして政権による弾圧などについて聞かせてもらいました。 ロシアでは厳しい言論統制が行われていて、ロシアの人権団体によりますと、ウクライナ侵攻以降、政権批判などで拘束された人は1万5000人以上にのぼるということです。 こうした厳しい状況の中でも、SNSなどで反戦の声をあげ続けているロシアの人たちがいます。ツイッターを通じて8人の人たちと連絡をとり、以下の5つの質問をしました。今回は、このうち4人の回答を紹介します。 (1)
ウクライナ・ブゾワのマンホールで遺体となって発見された男性の母親(2022年4月10日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【4月11日 AFP】ウクライナの首都キーウ近郊にある破壊されたガソリンスタンドの裏で、女性が泣き崩れた。のぞき込んだマンホールの中に、23歳の息子ともう一人別の男性の遺体があるのを目にした直後のことだった。「私の坊や」と、女性の悲痛な声が響いた。 ウクライナ北部からロシア軍が撤退して以来、ウクライナ当局は後に残された惨状の確認に追われている。 AFP取材班は10日、首都キーウから西に15キロ離れたブゾワ(Buzova)村付近のガソリンスタンドのマンホール内で、男性2人の遺体を目にした。 男性は水に漬かっており、軍の寝具が一部を覆っていた。しかし、特徴のある靴を見た女性は、わが子と確信した。 悲しみに打ちひしがれた女性は、マンホールの縁から動こうと
ジャスティン・ビーバーにアリアナ・グランデ、エミネムも…超有名アーティストのYouTubeチャンネルがハックされる2022.04.11 22:0012,876 Passant Rabie [原文] ( 岩田リョウコ ) 世界的人気のミュージシャンたちが思いっきりターゲットに! 「トラビス・スコットをハックした」とスペイン語でツイートがあったのが先週。それを皮切りに有名ミュージシャンたちのYouTubeが次々にハックされました。テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバー、ドレイク、リル・ナズ・X、ハリー・スタイルズ、マイケル・ジャクソン、そしてエミネム…。何百万人、何千万人もの登録者がいる人たちばかりです。そしてハッカーはジャスティン・ビーバーのアカウントに「パコ・サンスを釈放しろー」という動画をアップロード。 パコ・サンスはスペインの詐欺師。末期ガンを患っていると嘘をつき大金を詐取した罪
ウクライナで市民の犠牲が増え続ける中、今、再び全国各地で上映され、注目されている映画があります。それが、第2次世界大戦中、戦火に引き裂かれた男女の悲しみを描いた、映画史に残る名作「ひまわり」です。東西冷戦のさなかに西側が初めてソビエト国内で撮影した作品としても知られていますが、ロケ地を取材すると、いまのロシアにつながる国家の“うそ”が見えてきました。 (鹿児島放送局・茶園昌宏ディレクター) 【「ひまわり」のロケ地をめぐる謎を追って】 1970年、昭和45年に公開されたイタリア映画「ひまわり」。 厳冬の地、ソビエトの東部戦線に送られ、消息を絶ったアントニオをマルチェロ・マストロヤンニが、そして、冷戦下のソビエトに単身乗り込み、愛する夫の行方を探すヒロインのジョバンナをソフィア・ローレンが演じました。 映画のハイライト、地平線まで広がるひまわりは、この地に眠る無数の兵士や市民たちの墓標。撮影が
経済産業省の産業サイバーセキュリティ研究会は4月11日、産業界に向けて情報セキュリティ対策に取り組むよう呼び掛ける「産業界へのメッセージ」を発表した。ランサムウェアやEmotetなどによるサイバー攻撃が増加傾向にあるとして、対策の徹底、攻撃を受けた際の適切な対応、支援制度の活用について言及した。 対策の徹底について、具体的には、保有する情報資産を漏れなく把握すること、脆弱(ぜいじゃく)性対策を徹底すること、認証を強化すること、安全な場所にデータのバックアップを用意すること、攻撃を想定した訓練を行うこと、攻撃を受けた際にも業務を止めないようBCPを策定すること──などを呼び掛けた。 攻撃を受けた際の対応としては、専門家の支援を依頼しつつ早期の業務復旧を図ること、身代金要求に応じないこと、関係者に状況を説明すること、警察や所轄省庁などに相談、報告することなどを挙げている。 中小企業に向けては、
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