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ブックマーク / bunshun.jp (132)

  • 《特別公開》「本当にバカバカしいと思います」坂本龍一が「AIで作られるもの」にまるで興味を抱かなかった理由 | 文春オンライン

    AIが世界を支配するのか 福岡 今盛んに言われている、シンギュラリティが起こってAIが世界を支配するというような言説も、そういうロゴス的思考からきているのだと思います。 AIは急に現れたわけではなくて、単にコンピューターの計算能力が上がったというだけのことにすぎません。大量のデータを瞬時に扱えて、かつ確率的にどれが最適かをものすごい速度で計算できるようになったという話ですから、将棋や囲碁でAIが人間に勝てるというのは、当然だろうと思います。 私は、AIを使ってタクシーが自動運転化できたり、買いたいものがすぐに届いたりという便利さを追求することについて、異を唱えるわけではありません。しかし、人間の脳の思考パターンをそのままアルゴリズムに置き換えられると考えるのは、非常にナイーブだという感じがしますね。 坂 ナイーブだというのは、当にその通りだと思います。 AIは正解は一つしかないと判断し

    《特別公開》「本当にバカバカしいと思います」坂本龍一が「AIで作られるもの」にまるで興味を抱かなかった理由 | 文春オンライン
  • 《追悼》「もう相棒のような感じです」亡くなった坂本龍一が「古いアナログ・シンセサイザーの音」にこだわり続けた理由 | 文春オンライン

    失われた「アウラ」 福岡 坂さんが昔から使われているシンセサイザーも、人工的に音を作り出す装置ということからデジタル的だと思われがちですが、実は、初期のシンセサイザーはアナログ的で、電圧によって音が変えられるそうですね。ということは、一回限りの指先の力加減で違う音が出てしまうということですか。 坂 まさに、僕が使っている七〇年代や八〇年代に作られた古いアナログ・シンセサイザーがそうなんです。電圧によって周波数が変わり、音色も変わります。たとえば、家で弾いているときと、仕事場に持ってきたときとでは電圧が微妙に違うので、音も微妙に違ってくるんです。まったく同じモデルでも、一台一台音が違いますから、とても愛着がありますね。もう相棒のような感じです。 以前、作曲家の冨田勲さんが「シンセサイザーの電気は雷の電気と同じだ」と言っていましたが、そう考えると、シンセサイザーが出すのは自然の「音」という

    《追悼》「もう相棒のような感じです」亡くなった坂本龍一が「古いアナログ・シンセサイザーの音」にこだわり続けた理由 | 文春オンライン
  • 日本人初のアカデミー作曲賞を受賞することになる音楽家が素足にゴムサンダル、むさくるしい長髪で…坂本龍一が「アブ」と呼ばれていた飛躍前夜 | 文春オンライン

    45年にわたり日音楽シーンをリードし続けた坂龍一。71歳を迎え、記念発売される『坂龍一 音楽歴史』より彼の足跡を一部抜粋。1970年代前半、山下達郎、大貫妙子らと出会い、音楽家として飛躍を始めた日々を振り返る(全2回の2回目/前編を読む)。 ◆◆◆ 坂龍一が手がけたNHK-FM最後のラジオ・ドラマ NHK‐FMドラマで現在確認されている坂龍一最後の作品は1976年9月3日放送の「ハムレット」。風間杜夫が主演するこのシェイクスピア劇は現代風ロック・オペラのようにアレンジされたラジオドラマで、坂龍一は風間杜夫ら登場人物たちが歌うファンク・ロック曲、ロマンティックなピアノ歌曲、ハード・ロック、ソウル・ミュージック風のインストゥルメンタル曲に加え、アフロ・ビートをフィーチュアした楽曲、フュージョン前夜のような作品も提供。演奏はバイバイ・セッション・バンド。ここで1970年代後半の坂

    日本人初のアカデミー作曲賞を受賞することになる音楽家が素足にゴムサンダル、むさくるしい長髪で…坂本龍一が「アブ」と呼ばれていた飛躍前夜 | 文春オンライン
  • 「このカオスは人間の人生そのもの」疲れ果てた中年女性の前に“マルチバース”が現れ… 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を採点! | 文春オンライン

    〈あらすじ〉 中国アメリカ人のエヴリン(ミシェル・ヨー)は、毎日懸命に働いているが生活は一向に楽にならない。夫のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)は頼りにならず、娘のジョイ(ステファニー・スー)は反抗的だ。 疲れ果てたエヴリンの前に、別の宇宙(ユニバース)で違う人生を送っている夫が現れ、「全宇宙にカオスをもたらそうとしている強大な悪ジョブ・トゥパキを倒せるのは君だけだ」と告げる。“無限の多元宇宙(マルチバース)”を行き来し、無数の自分の力を得てカンフーの達人になったエヴリンは、ジョブ・トゥパキとの戦いに挑む。 〈解説〉 平凡な中年女性が宇宙を救うために戦うアクション・エンターテインメント。『スイス・アーミー・マン』に続くダニエルズの脚・監督作。第95回アカデミー賞で作品賞ほか最多10部門11ノミネート。140分。 中野翠(コラムニスト) ★★★★☆話は強引で好みでは全然ないのに、妙なイ

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  • 人間が1人もいない…「死んでいるような静けさ」を連想させる都市は画家の“思い入れが強い場所”だった | 文春オンライン

    エゴン・シーレ(1890-1918)というと人物画を思い浮かべる人も多いでしょうが、風景画も絵の世界のようでとても魅力的です。作はクルマウ(現在のチェコ共和国、チェスキー・クルムロフ)というモルダウ河畔に発達した街を描いています。中世の景観を残し、とても絵になる街で、世界遺産にも登録されています。 シーレは1911年にウィーンの喧騒を逃れ、母親の出身地であるクルマウに移住しますが、保守的な街でもあることから、ヌードモデルが頻繁に出入りするような生活態度が近隣の反感を買い、その年のうちに去ることになるのでした。それでも画家にとって思い入れが強い場所だったようで、幾度となく訪れ、何度も絵にしています。 第一次世界大戦(1914年7月~18年11月)はシーレの死の直後に終結。シーレが描いた暗い都市景観は戦時中を反映し、その後次第に明るくなっていく画面は、戦争の終わりを暗示していたのかもしれま

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  • 毎日一緒に酒を酌み交わしていたのに…「ジジイの絶交」が想像を絶する事態へと突き進む人間ドラマ 「イニシェリン島の精霊」を採点! | 文春オンライン

    〈あらすじ〉 1923年、アイルランド西海岸沖に浮かぶイニシェリン島。土は内戦に揺れていたが、全島民が顔見知りの小さな島では、のどかな平和が保たれていた。 素朴でお人好しのパードリック(コリン・ファレル)は妹のシボーン(ケリー・コンドン)と二人暮らし。ある日、毎日パブで一緒に酒を酌み交わす親友のコルム(ブレンダン・グリーソン)から、突然絶交を告げられる。理由がわからず混乱し、賢い妹や風変わりな隣人ドミニク(バリー・コーガン)らの力を借りて関係修復を試みるが、コルムは頑なに拒絶。二人の対立は島内に不穏な空気をもたらし始め、想像を絶する事態へと突き進む。 〈解説〉 人の死を予告するアイルランドの精霊をモチーフに描く人間ドラマ。監督・脚は『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー。第80回ゴールデングローブ賞3部門受賞。114分。 中野翠(コラムニスト) ★★★☆☆男二人の突然の仲たがい

    毎日一緒に酒を酌み交わしていたのに…「ジジイの絶交」が想像を絶する事態へと突き進む人間ドラマ 「イニシェリン島の精霊」を採点! | 文春オンライン
  • YouTube、Twitter、Netflix…大手のビジネスモデルが完全崩壊 ネットが“お金を払って広告を見る時代”に突入するこれだけの理由「月9000円分ネットCMを見る若者も…」 | 文春オンライン

    YouTubeをつけるとCMが15秒間スキップできず、やっとスキップを押したと思ったら2目が始まる。1日で最もイラっとする瞬間かもしれない。プレミアム登録をすればYouTubeの広告を避けられるが、最近ではNetflixが「広告付き月額790円プラン」を打ち出すなど、あらゆるところに広告が進出してきているようにさえ見える。 しかし実は、今起きているのは実は真逆のことである。Twitterを買収したイーロン・マスクの苛烈なリストラやメタ、AmazonGoogleの人員規模縮小の動きはすべて『無料でどうぞ、でも代わりにCMを見てくださいね』という広告モデルの破綻から始まっている。 私たちはこれからも広告を見せられ続けるのか、それとも月額の支払いが必要になるのか、それともお金を払った上で広告を見るという状況に追いやられるのだろうか……。 「広告を見る代わりに無料で楽しめる」時代は終わった イ

    YouTube、Twitter、Netflix…大手のビジネスモデルが完全崩壊 ネットが“お金を払って広告を見る時代”に突入するこれだけの理由「月9000円分ネットCMを見る若者も…」 | 文春オンライン
  • 殺人容疑がかかる前科四犯の女を弁護する、岩下志麻の貫禄が凄い――春日太一の木曜邦画劇場 | 文春オンライン

    1982年(127分)/松竹/3080円(税込) この数年、ネット上に事実無根のデマや誹謗中傷を書かれてきた。いつまでも泣き寝入りしていては仕事に支障をきたす危険性もあるので、今年になって司法の力を借りることにしており、弁護士先生のお世話になっている。 テレビドラマでは熱血漢や人情派の弁護士が活躍するが、訴訟を経験して分かったのは、実際に頼りになるのはそうした弁護士ではないことだ。 こちらの事情や、どのような解決を望むのかをじっくりと聞き、解決に向けて確実に効果的な手段を提示してくれる。そして、裁判官や被告とのやり取りにおいて、こちらの言い分を確実に伝え、求めていた結論を勝ち取る。どう状況が動こうとも全く動じず、経過や結果を的確に連絡し、現実的な展望を教示する。 当にありがたいのは、そうした冷静沈着な弁護士だ。憤りと不安を抱えて臨む身からすると、弁護士が感情を表に出さずに堂々としていてく

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  • 「ものすごくアバンギャルドなジャズ、下敷きをガリガリやってるような演奏が…」山下達郎が現在でも愛聴する名盤とは? | 文春オンライン

    月刊「文藝春秋」2022年8月号に掲載された、山下達郎さんのインタビューに大幅加筆! スペシャルな“2万字バージョン”を特別に無料公開します。(全5部の第1部 インタビュー・構成/真保みゆき、インタビューは2022年4月25日に行いました) ◆◆◆ リーマン・ショック後のコンサートで愕然としたこと ——来年70歳を迎えられる達郎さんですが、コンサートではファンに「みんなかっこよく年を取っていこう」と呼びかけるのが、近年の恒例になっているようですね。 山下「ちゃんと健康管理して、身体と心を平穏に、という呼びかけです。僕は、おかげさまで体は丈夫です。タバコは35歳でやめたし、歯もいまだに自前。“8020”も夢じゃない。まずは健康第一、それが大前提。 と同時に、“後半生をどう生きるべきか”という哲学的な問いも、あの言葉には込めています。2008年のリーマン・ショックの後、コンサートを観に来てく

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  • 〈写真多数〉圧巻! めくるめく非日常! 日本全国に数店舗しか現存しない“キャバレー”の奥深すぎる世界に迫る | 文春オンライン

    広い店内にステージとダンスフロアがあり、生バンドによる演奏とダンサーによるショータイムを、席につくホステスと飲みながら楽しめる、“大人の社交場”であった「キャバレー」。スナックより豪華で広々としており、クラブほど料金は高くなく敷居が低い。どこか怪しげな雰囲気と、華やかで豪華なイメージのエンターテイメント空間は、高度経済成長期である昭和30年代から40年代にかけてもっとも増え、東京だけでも数百店舗あったとされている。 しかし、オイルショック、バブル崩壊という景気の悪化、ディスコやキャバクラなど新しい業態の発生、従業員の高齢化、建物の老朽化など様々な要因により数は減ってしまう。現在では数えるほどとなった現存する店舗も、ダンスフロアは客席に代わり、生演奏はカラオケになるなど、かつてとは姿を変えながら生き残っている状態だ。ここからは、昭和のきらびやかな世界が大好きな私がこれまでに訪れた、日各地の

    〈写真多数〉圧巻! めくるめく非日常! 日本全国に数店舗しか現存しない“キャバレー”の奥深すぎる世界に迫る | 文春オンライン
  • 「人生はたったの4000週間」脳科学者・茂木健一郎はすでに実践…限られた時間を有意義に過ごす“生き方のススメ” | 文春オンライン

    『限りある時間の使い方』(オリバー・バークマン 著/高橋璃子 訳)かんき出版 人生はたったの4000週間。この限られた時間をいかに有意義に過ごすか、ウィットに富んだ語り口で考察する書が話題だ。多くのインフルエンサーに支持され、発売前に重版がかかった。 「今までのタイムマネジメントは、効率よく時間を使い、生産性を上げようといった内容がほとんどです。書はそれらとは一線を画し、全く新しい時間の捉え方を提唱している点に惹かれました」(担当編集者の朝海寛さん) 目の前のタスクを片付け、時間ができたら、やりたいことをやろうと考えがち。だが著者は《そんな日は、いつまで待っても、やってこない》と警鐘を鳴らす。時間は有限で、コントロールできる時間はさらに限られている。効率を上げるのではなく、置かれた現実に向き合い、自分の限界を知ってやることリストを減らし、大切な人や物のために時間を使おう、と勧める。

    「人生はたったの4000週間」脳科学者・茂木健一郎はすでに実践…限られた時間を有意義に過ごす“生き方のススメ” | 文春オンライン
    ron1003
    ron1003 2022/11/04
  • 映画『ジョーカー』が描いた賛否両論の「弱者男性像」は現代社会に何を突きつけたのか? | 文春オンライン

    映画『ジョーカー』が映す弱者男性の人生 どこにも救いがなく、惨めで、ひたすらつらく、光の当たらない人生がある。「男」たちの中にもまた、そういう絶望がある。せめてそのことを想像してほしい。べつに同情してくれとは思わない。助けてくれなくてもいい。ただ、想像し、理解することくらいはしてほしい。そういう苦悶の声。声にならない叫び……。 トッド・フィリップス監督『ジョーカー』(2019年)は、現代社会の「弱者男性」が置かれた状況を象徴するような映画だった。 『ジョーカー』の舞台は、1970年代の荒れ果てたニューヨークを思わせるゴッサム・シティ。主人公のアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)は、ピエロのアルバイトで日銭を稼いで生きる男性である。 映画は、そんな彼が、アメコミDCシリーズのスーパーヴィラン(敵)であるジョーカーとして覚醒していくまでの過程を描く。 作は世界中で大ヒットし、ヴェネチ

    映画『ジョーカー』が描いた賛否両論の「弱者男性像」は現代社会に何を突きつけたのか? | 文春オンライン
  • 「死ぬリスクを負ってまで、行く意味とは」野口聡一が“宇宙飛行の意味”を考えるようになった空中分解事故 | 文春オンライン

    文藝春秋2022年10月号より、科学ジャーナリスト・須田桃子氏による「文藝春秋が伝えた科学の肉声」の一部を掲載します。 ◆◆◆ 大気圏で燃え尽きようとしていた 今回、文藝春秋に掲載されたおよそ100年分の科学に関する記事を読んで感じたのは、科学や技術は着実に、分野によっては相当のスピードで進歩しているということだ。 一方で、新たな技術は恩恵や利益だけでなく、新たな倫理的・社会的課題をもたらし、時には一般社会との軋轢を引き起こす。そうした課題についての質的な議論が深まらないまま、技術ばかりが先行している分野もある。また、科学の知見を政治や行政の判断に活かしていくことも重要なはずだが、日ではこの部分が成熟しておらず、様々な分野で同じ過ちが繰り返されているように見える。 今回は「宇宙開発」「生命科学」「原子力・地震」「研究不正」「科学技術政策」「科学とは何か」の6つのテーマに絞り、科学の

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  • 「2100年の東京の最高気温は夏が42℃、真冬でも26℃の夏日に」地球温暖化によって待ち受ける“日本の過酷な未来” | 文春オンライン

    近年、地球上では気候の急激な変化が起きている。暑いところは余計暑くなり、寒いところはそれに輪をかけて昇温している。おかげでシベリアの溶けた永久凍土からは太古のウイルスが蘇り、グリーンランドの氷床からは閉じ込められていた米軍基地が姿を現した。 ここでは、NHK WORLD-JAPAN 気象アンカーで気象予報士の森さやか氏が、異常気象やその背景に焦点を当てた著書『お天気ハンター、異常気象を追う』(文春新書)から一部を抜粋。日の夏が猛烈な暑さを記録する理由と、温暖化が進んだ先にある“日の未来”について紹介する。(全2回の1回目/2回目に続く) 夏の暑さが世界でもとりわけ厳しい日 2021年の東京オリンピックは、日の夏の暑さが世界でもとりわけ厳しいことを露呈する大会となった。太平洋高気圧のもたらす猛烈な湿気には、一流選手もお手上げだった。温暖化が進めば、暑さはさらに過激になって、猛暑日どこ

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  • (5ページ目)「正直何も思ってなかった」自慰行為強要、わいせつ画像拡散のイジメ加害生徒らを直撃【旭川14歳女子凍死】 | 文春オンライン

    「娘を育てるために仕事で忙しく、家を空けることもありましたが、それ以上に愛情を込めて育ててきました。離婚したあとにお付き合いした人もいました。爽彩が小学校低学年の頃からパートナーの男性と3人でゲームをしたり、事に行ったり、その相手と学校の行事に行くこともありました。爽彩もパートナーの実家に行きたいと言い出して一緒に行ったり、男性とワカサギ釣りに行って楽しそうにしていました。 爽彩の希望ならと塾に通わせたときに一度、帰宅途中に迷子になったり、塾に『行きたくない』と言い出すこともありました。娘はパートナーの方に悩みを相談するほど距離も近く、その日に学校であったことを自分から笑顔でたくさん話す子だったんです」 加害者の子たちが不幸になってほしいとは思いません しかし、イジメの被害に遭ったあとは「ママ、死にたい」「ごめんなさい、ごめんなさい」と、爽彩さんは錯乱を繰り返すようになり、笑顔も消えてし

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  • 「かつてないカオス…これが戦争や」ウクライナ侵攻の激戦地・イルピンで日本人カメラマンが見た“地獄絵図”《不肖宮嶋、最後の戦場》 | 文春オンライン

    2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。日メディアのほとんどが現地入りを躊躇していた3月5日、ポーランドから陸路でウクライナ入りした男がいる。数々のスクープ写真で知られる報道カメラマン、「不肖・宮嶋」こと宮嶋茂樹さん(61)だ。 宮嶋さんは3月12日、ロシア軍が13キロまで迫っていたキーウへ。以降4月17日に出国するまで、ブチャ、イルピンなど各地で取材を続ける。5月中旬には再びウクライナ入りし、東部ハルキウを取材。 激戦地で「戦争の真実」を目撃してきた。 ここでは、そんな宮嶋さんがウクライナの状況や激戦地の過酷さを記した『ウクライナ戦記 不肖・宮嶋 最後の戦場』(文藝春秋)から一部を抜粋。ウクライナ侵攻で激戦地となった首都キーウ郊外の街・イルピンで宮嶋さんが見た、戦争の凄まじい光景を紹介する。(全2回の1回目/2回目に続く)

    「かつてないカオス…これが戦争や」ウクライナ侵攻の激戦地・イルピンで日本人カメラマンが見た“地獄絵図”《不肖宮嶋、最後の戦場》 | 文春オンライン
  • 「中国は信頼を裏切った」剛腕アメリカ大使が怒りの直言! | 文春オンライン

    今年1月に着任したラーム・エマニュエル駐日アメリカ大使(62)は、アメリカの政界では剛腕として名を馳せ、「ランボー」の異名を持つ。大学在学中から政治活動に没頭。民主党陣営での選挙活動と資金集めで驚異的な実績をあげ、若くして頭角をあらわした。 1993年、ビル・クリントン政権で大統領上級顧問に就任し、ホワイトハウス入りを果たす。当時の上院司法委員長ジョー・バイデン(現大統領)とはそこで知り合った。そして2021年、バイデン政権の発足に伴い、駐日大使に任命された。 そんなエマニュエル大使は今、覇権主義的な傾向を強める中国に厳しい目を注いでいる。

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  • (4ページ目)「いかがでしたか?」問題に「欲しい情報が出ない」問題… Google検索の第一人者が語る、検索で不満が募る“意外な理由”とは | 文春オンライン

    「昔のGoogleなら正確な単語でないと検索に出てこなかったんですが、今はどうにかして検索結果をGoogle自身が出そうとします。結果として大手サイトに情報が少ない分野については、不確かな情報もピックアップされやすい。そこにつけ込んで、トレンドブログはビジネスをしているのです」(辻さん) 写真はイメージです ©iStock.com 日語は「世界でいちばん生産単価が安い言語のひとつ」 トレンドブログにはもう1つ、大きな課題がある。 トレンドブログが検索で出てきやすい理由は、それだけ日々大量の文章が作られ、真偽が精査された情報よりも早くネットにアップロードされていくから、という部分がある。 「これは私も聞いた話ですが、日語は今『世界でいちばん生産単価が安い言語のひとつ』だそうです。日人は識字率が当に高く、質を問わなければ、クラウドソーシングなどで文章を書ける人を非常に安い価格で雇えてし

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    ron1003
    ron1003 2022/08/02
  • 『ごんぎつね』の読めない小学生たち、恐喝を認識できない女子生徒……石井光太が語る〈いま学校で起こっている〉国語力崩壊の惨状 | 文春オンライン

    あらゆることを「ヤバイ」「エグイ」「死ね」で表現する子供たちを想像してみてください。彼らはボキャブラリーが乏しいことによって、自分の感情をうまく言語化できない、論理的な思考ができない、双方向の話し合いができない――極端な場合には、困ったことが起きた瞬間にフリーズ(思考停止)してしまうんですね。これでは、より問題がこじれ、生きづらさが増すのは明らかです。 以前はこうした実情を、〈うまくいっていない子〉に共通の課題だと認識していました。ところが数年前から、各地の公立学校に講演会や取材でうかがうことが増えるなかで、平均的なレベルとされる小・中学校、高校でも、現場の先生たちが子供たちの国語力に対して強い危機感をもっていることがわかりました。言葉によってものを考えたり、社会との関係をとらえる基的な思考力が著しく弱い状態にあるという。 ©iStock.com そしてあるとき僕自身、都内の小学4年生の

    『ごんぎつね』の読めない小学生たち、恐喝を認識できない女子生徒……石井光太が語る〈いま学校で起こっている〉国語力崩壊の惨状 | 文春オンライン
  • 「現場はソン・ガンホのペースで進む」是枝裕和がポン・ジュノから受けたアドバイスの“真意” | 文春オンライン

    「毎朝、僕が現場に着くと、ソン・ガンホがヘッドフォンを着けて、昨日僕が編集したものを見てました(笑)。そして“素晴らしかった。でも監督が採用した7テイク目より4テイク目の方が芝居がいいと思うから、もう一度検討してみて”って言うんですね(笑)。 作品を背負う役者として、納得できなかったテイクの芝居が、映画の中に残ることがどうしても嫌だという思いがあるんですよね」 是枝はソン・ガンホの要求の「7割くらい」を受け入れたという。天皇と称され現場に君臨した黒澤明監督であったら、大喧嘩した末にその俳優をクビにしていそうな話だ。 「ハハハ。で、ポン・ジュノ監督の現場でもこれやってるんですか? ってスタッフに聞いたら“やってる”って言うんですよ(笑)。 『週刊文春CINEMA! 2022夏号』(文藝春秋) ここは真剣勝負なんでしょう。彼は最後までその姿勢を貫くんです。編集を終えて、音の作業をするためダビン

    「現場はソン・ガンホのペースで進む」是枝裕和がポン・ジュノから受けたアドバイスの“真意” | 文春オンライン