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2009年10月6日のブックマーク (45件)

  • さかもと未明「無力感を乗り越える力」を読んで - Arisanのノート

    たとえば霧や あらゆる階段の跫音のなかから、 遺言執行人が、ぼんやりと姿を現す。 ――これがすべての始まりである。 (鮎川信夫 「死んだ男」第一連) 発売中の雑誌『正論』に載った、さかもと未明の「無力感を乗り越える力」という短いエッセーが、たいへん考えさせられる内容だったので、それについて書いてみたい。 このエッセーは、「ニート」と呼ばれる若者たちの集会に参加したという筆者が、彼らが強い無力感に苛まれていると感じて、『胸が痛くなった』という体験から語りはじめられる。 筆者は彼らの心情への共振と呼べるようなものを控え目に語った後、次のように書く。 ニートでなくとも、地方経済の衰弱によって失業や廃業に追い込まれている人が増えている。あるいは地震などの大規模災害に巻き込まれて、住む家や生活の基盤を失った人も少なくない。「自己責任」という言葉が一頃よく言われたが、自己の最善を尽くしても、どうにもな

    さかもと未明「無力感を乗り越える力」を読んで - Arisanのノート
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    rrmmjjff 2009/10/06
    共同性
  • 霧雨、肌寒い - finalventの日記

    外国のホテルで窓を開けたような気分。さて、それがどこだったかという記憶でもない。 前線が通過。寒冷前線か、これ。東京は雨というほどの雨にはならないようだ。そして明日はもっと冷える。そりゃ、もう10月だものな。 夢というわけでもないのだが、明け方、ぼんやりと、どこかの若い女の意識がtwitterのように混信したように入ってきて(実際に入ってくるわけでもなくて想像なんだろうけど)、それが「私を捨てないで」とつぶやいていた。そうした声に耳を傾けると、いろいろな女の小さな声が肌寒い小雨を覆っているようにも思えた。 私は、幸いにしてというか男としてダメだったからか、「私を捨てないで」という女との関係性はなかった。あるいはなかったと思う。そもそもあまり多数の異性との経験はないがそれでも、女は去っていったし、私を捨てていった。私は追うということもしなかった。無意識的には私は私を捨てた女を許さないというこ

    霧雨、肌寒い - finalventの日記
  • 木口小平 - Wikipedia

    木口 小平(きぐち こへい、1872年9月10日(明治5年8月8日) - 1894年(明治27年)7月29日)は、日清戦争で戦死した大日帝国陸軍兵士。ラッパ手として、死しても口からラッパを離さなかったとされた。その逸話は1902年(明治35年)から1945年(昭和20年)まで小学校の修身の教科書に掲載され、戦前戦中に生きた日人においては広く知られた英雄であった。 経歴[編集] 成羽川渓谷の中腹集落にある木口小平の生家(2010年) 大正7年、尋常小学校1年生用修身教科書 比治山陸軍墓地にある「日清戦争合同碑」。木口小平の名前が刻まれている。 小平は現在の岡山県高梁市成羽の農業・木口久太の長男として生まれ小学校に進学するが、1884年(明治17年)12月に中退。その後小泉鉱山で鉱山夫として働く。1892年(明治25年)12月から広島歩兵第21連隊に入営し歩兵二等卒となり、1894年(明治

    木口小平 - Wikipedia
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    rrmmjjff 2009/10/06
    この種のテンプレの元祖みたいな。
  • 老いの手柄 - 内田樹の研究室

    Happy birthday to me〜 57回目の誕生日である。 まさか自分が57回目の誕生日に Happy birthday to me〜というような気の抜けた「行き場のないギャグ」を口にする老人になろうとは少年の頃には思いもしなかった。 人生というのは予断を許さぬものである。 私は16歳の頃に自分が57歳の時にどんなことを考えている人間になるのか想像もつかなかった。 想像がつかなかったのは、「57歳というのは、すごい大人だ」と思っていたからである。 16歳はガキであるから、ガキの想像力をもってしては57歳の爺の頭の中に渦巻く妄念や諦観や洞見についてはそれを忖度することはできるはずがないと思っていたのである。 そこらへんの考えの浅さがやはり16歳のガキである。 なんのことはない。 40年経っても、「がわ」が爺になっただけで、16歳の私はそのまま手つかずで残っているのである。 そういう

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    rrmmjjff 2009/10/06
    「年の功」の謂いを履き違えていたようだ。
  • 日本は家族間の殺人が多いのか? 家族間殺人の比率が高いのは現代日本だけか? - apesnotmonkeysの日記

    亀井静香が元警察官僚にあるまじき与太をとばしている。 毎日jp 2009年10月6日 「亀井金融・郵政担当相:家族間殺人増加「経団連が悪い」 「日型経営捨てた」」 亀井静香金融・郵政担当相は5日、東京都内で行われた講演会で、「日で家族間の殺人事件が増えているのは、(大企業が)日型経営を捨てて、人間を人間として扱わなくなったからだ」と述べ、日経団連の御手洗冨士夫会長に「そのことに責任を感じなさい」と言ったというエピソードを紹介した。御手洗会長は「私どもの責任ですか」と答えたという。 (後略) NIKKEI NET 2009年10月6日 「家族殺人「大企業に責任」 亀井氏」 亀井静香郵政・金融担当相は5日、都内で講演し「殺人事件の半分以上が親子兄弟夫婦の殺し。こんな国は日だけだ。人間を人間扱いしないで利益を上げるための道具としてしか扱わなくなったからで、大企業が責任を感じなきゃ駄目だ

    日本は家族間の殺人が多いのか? 家族間殺人の比率が高いのは現代日本だけか? - apesnotmonkeysの日記
  • 「心のノート」廃止も 民主反対で 背後に日教組の意向 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    文部科学省が小中学生に配布している道徳教育補助教材「心のノート」が、廃止になる方向だ。道徳心育成を重視した新教育法を踏まえた新学習指導要領実施に備えて今年3月に改訂されたものの、日教組の意向を受けた民主党が廃止を求めているためだ。子供の規範意識低下が指摘され、道徳心養育の重要性が増す中、民主党政権で教育は時代の要請に逆行する懸念がある。(小田博士) 「心のノート」は、平成12年5月の西鉄高速バス乗っ取りなど、少年による重大事件が相次いだことを受けて、道徳教育を充実させるために文科省が作成。全国の小中学生全員を対象に、約500万部を無償配布している。子供の発達段階を踏まえ、小学校低、中、高学年用と中学校用の4種類がある。 新学習指導要領の内容を反映した改訂版は、ページ数や記述欄を拡充した。小学1、2年向けでは、うそや悪口など「してはならないこと」をイラストで説明。中学では「日人としての

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    rrmmjjff 2009/10/06
    まがりなりにも、これに安堵しているのは現場ではないかな。
  • 合コンに帽子を被ってくる人はナンバーワンにはなれない説 - 説明セリフ在庫処分

    女子にはあまりいませんが、合コンで帽子を被ってくる男子がよくいます。その時点で負けています。 これまで世界中で行われた合コンにおいて、集まった男性陣の中で帽子を被った男子が一番人気になったという結果が一度もありません(全部調べました) 合コンという出会いの場所は、今出来る最大限のカッコイイ容姿で登場する場所とされていますので、帽子を被ってきた男子にとっては、帽子ありきの俺が今一番カッコイイ俺となっているわけです。ですので、大概の男子は、女子からの「帽子取ってみて」コールを受けたとしても取りたがりません。カッコイイ俺を崩す行為を積極的にしたいわけがないのです。 「えーボサボサだよー」なんて言ってテレながら取れる勇者であればそれは逆転の可能性をひめているわけですが、大概、「無理、無理」などと言って取りません。帽子に他人の手が伸びようものならとスウェーバックさながらに頭を遠ざけたりします。その時

    合コンに帽子を被ってくる人はナンバーワンにはなれない説 - 説明セリフ在庫処分
  • 何故おっぱい星人は貧乳と付き合うのか - pal-9999の日記

    という事を以前から不思議に思っていた。 周囲にいる巨乳好きな奴の彼女にあってみると、しばしば不思議に思うのだが、何故か、どいつもこいつも貧乳あるいは普通くらいの乳の彼女とつきあっていたりするケースが多い。 これが不思議でしょうがなかった。 何故だろう。そんなことを今日考えているうちに、その原因に気づいた。そうか、そういうことか。 まず、自分の話からするが、自分の場合、貧乳というだけで、7割の女性には興味がなくなる。で、残りの3割は、料理がうまいとか頭がいいとか、絵がうまいとかで興味を覚えることがある。 次に、普通サイズの場合だが、半々である。興味を覚える人もいれば、覚えない人もいる。 最後に、巨乳の場合は、とりあえず、7割方、興味を覚える。ただし、残りの3割くらいは、性格がやたらと悪いだとか、顔がストライクゾーン岩鬼並だとか、変な宗教やってるだとかで弾かれる。 ここまで、話すと、又、女性に

  • 実名推進派は人の気持ちがわからない人が多い。 : ひろゆき@オープンSNS

    【教えてくん】コミュニティーなのです。 なんかニュースとかあったらここに書こうかと思ってますよ。とりあえず、おいらのブログ 実名推進派は人の気持ちがわからない人が多い。 : ひろゆき@オープンSNS ひろゆき@オープンSNS (ひろゆき@オープンSNS) 投稿者, @ 2009-10-06 08:24:00 実名推進派は人の気持ちがわからない人が多い。 ネットの、実名・匿名の議論は、毎年起きる行事の一つになりつつありますが、最近、ようやく一つの法則を見つけることが出来ました。 基的には、匿名派の人は、会社バレして面倒が起こるとかのデメリットの話をしているのに、実名派の人は、実名にはこんなメリットがあるよみたいな意見が多いのですね。 匿名派の人は、実名と匿名の両方を認めているので、実名の人に匿名で書けという意見は滅多にないのですね。 でも、実名派の人は、匿名で書くのをやめて、実名で書けとい

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • 水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    とうとう、水村美苗の長編評論「日語が亡びるとき」がになった。 書の冒頭の三章(280枚)が「新潮」9月号に一括掲載されたのを一気に読み感動してから数か月、待ちに待った刊行である。 日語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見るこのは今、すべての日人が読むべきだと思う。「すべての」と言えば言いすぎであれば、知的生産を志す人、あるいは勉学途上の中学生、高校生、大学生、大学院生(専門はいっさい問わない)、これから先言葉で何かを表現したいと考えている人、何にせよ教育に関わる人、子供を持つ親、そんな人たちは絶対に読むべきだと思う。願わくばこのがベストセラーになって、日人にとっての日語と英語について、これから誰かが何

    水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 太宰治 ヴィヨンの妻

    あわただしく、玄関をあける音が聞えて、私はその音で、眼をさましましたが、それは泥酔の夫の、深夜の帰宅にきまっているのでございますから、そのまま黙って寝ていました。 夫は、隣の部屋に電気をつけ、はあっはあっ、とすさまじく荒い呼吸をしながら、机の引出しや箱の引出しをあけて掻(か)きまわし、何やら捜している様子でしたが、やがて、どたりと畳に腰をおろして坐ったような物音が聞えまして、あとはただ、はあっはあっという荒い呼吸ばかりで、何をしている事やら、私が寝たまま、 「おかえりなさいまし。ごはんは、おすみですか? お戸棚に、おむすびがございますけど」 と申しますと、 「や、ありがとう」といつになく優しい返事をいたしまして、「坊やはどうです。熱は、まだありますか?」とたずねます。 これも珍らしい事でございました。坊やは、来年は四つになるのですが、栄養不足のせいか、または夫の酒毒のせいか、病毒のせいか

  • 日本軍の慰安所政策について

    2004年9月18日、ソウル大学校ジェンダー研究所と社会史研究会共催のセミナーでおこなった報告の原稿に、2005年6月12日に「追記」を付加した。 日軍の慰安所政策について 永井 和 (京都大学文学研究科教授) この報告は、永井和「陸軍慰安所の創設と慰安婦募集に関する一考察」『二十世紀研究』創刊号、2000年をもとに、一部補足したものである。 はじめに 問題の所在 Ⅰ.警察資料について Ⅱ.陸軍慰安所の創設 Ⅲ.日国内における慰安婦募集活動 1.和歌山の誘拐容疑事件 2.北関東・南東北での募集活動 Ⅳ.地方警察の反応と内務省の対策 おわりに 補論:陸軍慰安所は酒保の附属施設 追記(2005年6月12日記) 注 はじめに はじめまして、永井和と申します。日の京都大学で日現代史を教えております。しばらくの間、おつきあいをよろしくお願いいたします。まず、この研究会にお招きいただき、報告す

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • 「物語感覚」の外国人として - N.S.S.BranchOffice

    はてなエコー, メモ「物語感覚」は普遍的ではないのかもしれない - 魔王14歳の幸福な電波見かけたのでおーざっぱにメモっときます。主題とはややずれるかもしれないけど。既にブックマークコメントでもid:kashmir108さんが指摘してるんだけど、手元にちょうどあるので*1ちょっと該当するっぽい部分を引用しておきます。朝日文庫版『物語の体操』の66ページ目。書の目的の一つが小説家が小説家であることの特権をどこまで一般の人に修得可能なものとして解放しうるかを検証することにあるのは、すでに何度も述べています。しかしその一方でぼくは「物語」というものに対してそれを母国語とする人と外国語とする人の二通りの人間がいることを否定しません。ただしそれは「物語」を母国語とする人を特権化することを意味しません。例えば同じ小説家であっても中上健次や村上春樹はかなり努力して「物語」という外国語を修得した人ではな

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • 「青空文庫」 08年12月の総合ランキングを発表 - エキサイトニュース

    青空文庫」は、著作権が消滅した文学作品を収集・公開しているインターネット上の電子図書館である。知っている人も多いと思うが、恥ずかしながら筆者、年末に初めて知り、こんな素敵なものがあったとは! と感動し、正月休みを利用して夏目漱石の『坊っちゃん』を読破した。 青空文庫には、月間で約40万人が「来館」し、人気のある作品だと1万件以上ものアクセスがあるのだという。みんな、どんな作品を読んでいるのか、気になりますよね? ね? ということで、青空文庫呼びかけ人の富田さんに、2008年11月18日~12月17日のアクセス数ランキングを教えてもらっちゃいました。 まず、気になる第1位は小林多喜二の『蟹工船』。ワーキングプアという言葉とともに一大ブームを巻き起こした作品の人気は今でも健在のようである。第2位は、夏目漱石の『こころ』。高校生のときに読んだ人も多いのではないか。第3位は夢野久作の『ドグラ・マ

    「青空文庫」 08年12月の総合ランキングを発表 - エキサイトニュース
  • モルヒネ ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    モルヒネ (祥伝社文庫) 作者: 安達千夏出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2006/07メディア: 文庫 クリック: 40回この商品を含むブログ (71件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 在宅医療の医師・藤原真紀の前に、元恋人の倉橋克秀が七年ぶりに現われた。ピアニストとして海外留学するため姿を消した彼がなぜ?真紀には婚約者がいたが、かつて心の傷を唯ひとり共有できた克秀の出現に、心を惑わせる。やがて、克秀は余命三ヶ月の末期癌であることが発覚。悪化する病状に、真紀は彼の部屋を訪れた…。すばる文学賞作家が描く、感動の恋愛長編。 あの「うずくまって泣きました」の帯が印象的ではあったのですが、僕は基的に「恋愛小説」ってやつが苦手なので(正直、読んで何かの役に立つとは思えないし、『活字中毒R。』のネタにもならないし)、「僕は読まない」という認識でした。しかしながら、『の雑誌・

    モルヒネ ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 青春とはなんだ - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~

    増田恋愛ネタを持ってくるのももういい加減傷気味という感もなくもないのですが、いま話題になっているのはこちら。 http://anond.hatelabo.jp/20091003212043 非モテは彼女ができても非モテ 28で初めて彼女ができ童貞捨てた口だが感動は全く無かった やる事をついにやったけど他の奴らは10年以上前に当たり前のように体験していたんだよな。 10年以上も待てばそりゃ感動も糞もないわ 誰もが一度はべたい超高級料理(女)を順番待ちしてたら理不尽にイケメンに横入りされてしまい 長者の列の最果てで待ちに待ってやっと自分の順番が来たが既に冷めて腐っている高級料理(女)をべても当時の味がするわけない 仮にこれからタレントクラス何百人とセックスしても一時的な快感だけで心の中は孤独なままだな やるべき期間にやらないと意味がない 年とってブランコ遊びしたいか?年とって砂場遊びし

    青春とはなんだ - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~
  • http://eigageijutsu.com/article/78245897.html

  • 猛スピードで母は - 情報考学 Passion For The Future

    ・猛スピードで母は 異才 長嶋有、第126回芥川賞受賞作「猛スピードで母は」と文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」の2作品を収録。どちらもかっこいい女がでてくる話。猛スピードでは再婚をほのめかす母であり、サイドカーでは母が出て行った家にやってきた父親の若い愛人である。 男に依存するのか、男を利用するのか。"いい女"というのは男から見た評価なわけだが、"かっこいい女"というのは年下の少年から見た評価である。来は母親の再婚も、父親の愛人も自分の生活に関わる深刻な問題のはずなのだけれど、どこか距離がある。男を利用しながら颯爽と生きる女が少年の目にかっこよく見える。 両作品ともかっこいい女が、内面的に男に依存している部分も垣間見せるのが上手い。切ないのだ。男と女の関係は子供には意図的に隠されている。隠された立場からちらちら見える大人の事情という構図だからこそ、かっこよさと切なさの両方が成立したの

  • 「小さな世界」に閉じこもることが、なぜ悪いのか? - 筑摩書房 PR誌ちくま

    「多様な世界に目を向けよう」。 これは「双書Zero」が読者のみなさんに届けたい、ひとつの大切なメッセージです。 なぜなら、自分の見たいものしか見ない人が増えているような気がするから。 どうして、自分の好きな小さな世界にいることが、もったいないのか。 どうすれば、自分を世界に開いていけるのか。 アカデミズムの枠を超えて活躍する、宮台真司氏と森岡正博氏に聞いてみた。 ――現代は、これだけメディアが多様化しているにもかかわらず、仲間ごとに小さくまとまり、内閉しているように見受けられます。その弊害をどのように乗り越えていけばよいのでしょうか。 宮台 まず押さえたいのは、論壇誌はなぜ凋落したのかということと、人文系のウェブサイトはなぜ活況を呈しているのか、です。 「オピニオン・リーダー」の概念で有名な社会心理学者ポール・ラザースフェルドが、一九五〇年代に「コミュニケーションの二段の流れの仮説」を提

    「小さな世界」に閉じこもることが、なぜ悪いのか? - 筑摩書房 PR誌ちくま
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    rrmmjjff 2009/10/06
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    晴天の価値 2月中旬に出張で千葉へ行った。5日間の滞在中はずっと快晴で、気温は20℃に迫る春のような暖かさだった。仕事は朝から晩まで現場を走り回る過酷なもので、身体的にも精神的にも追い込まれた。毎朝、京葉線から見える美しい景色を眺めて正気を保っていた。太平洋へ燦々と…

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  • 『米国人は、なぜ、石川遼くんの RYO の発音を知りたがるのか。』

    〓今年の2月、“ノーザン・トラスト・オープン” Northern Trust Open 2009 で、石川遼 (いしかわ りょう) 選手が、米国ツアー・デビューを果たしました。 〓 2月17日の練習ラウンド後の記者会見では、英語でスピーチを行いましたが、その中で、 Ryo という名前をどう発音するか、実際にやってみせていました。なぜ、あのようなことをしたのか、奇妙に感じたヒトもいるかもしれませんが、実は、当時、米国では、石川遼選手の Ryo という名前をどう発音するのかが論議を呼んでいたんですね。それに答えたワケ。 「な~んだ、そんなことか」 と片づけてしまってはいけません。実は、“そんなことか” で片づけられる問題ではないんです。 〓あのとき、石川遼選手が、ボクの名前は、 [ 'raɪoʊ ] [ ' ライオウ ] です、とか、あるいは、 [ 'ri:oʊ ] [ ' リーオウ ] です

    『米国人は、なぜ、石川遼くんの RYO の発音を知りたがるのか。』
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    rrmmjjff 2009/10/06
    子音の硬口蓋化
  • 石川遼さんと浅田真央さんを「理想の子ども」とし過ぎることへの懸念----文科省が、無神経でなければ良いのだが(汎適所属)

    【石川遼さんと浅田真央さんを「理想の子ども」とし過ぎることへの懸念----文科省が、無神経でなければ良いのだが】2008/04/13 今の日社会で子どもが置かれている立場や期待されているモノが何であるかを端的に示す出来事があったので、文章にして書き留めておくことにする。日刊スポーツのネット版記事によれば、09年度から改訂される学習指導要領のPR小冊子「生きる力」に、「学力だけでなく人間性や体力など、変化の激しい現代社会を生き抜く力を備えた著名人」として、石川遼さんと浅田真央さんの直筆文を載せたのだという。 確かに、石川遼さんと浅田真央さんは、学力だけの人間ではないし、人間性や体力の面でもタフのようにみえる。世界に対して立派に花を咲かせる人材だと言えるだろう。学習指導要綱を読む大人達からみて、この二人が理想化しやすい子どもであることは論を待たない。 しかし日刊スポーツの記事のなかで、文科省

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    rrmmjjff 2009/10/06
    [理想の仮託対象として、自分自身の背中や近所の人を利用しにくい場合、メディアに出てくるキャラクター達に理想を託さざるを得ないのは致し方無いとしても、それに入れ込むあまり、理想に合致しない部分の子どもを
  • ベックのカフカ批判 - Arisanのノート

    きのうの記事のなかで、エヴリン・T・ベックという有名なカフカ研究者のインタビューが、粉川哲夫著『カフカと情報化社会』というに収められていることに触れた。 カフカと情報化社会 [ 粉川哲夫 ] ジャンル: ・雑誌・コミック > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 3,132円 このは、いまあいにく手元にない(ちょっと入手しにくいと思う)のだが、数年前これを読んだ時に、詳細なノートをとっていた。主眼は、ベックによる鋭利なカフカ批判の紹介である。現在の社会に問いかける迫力を持ってると思う。 一方、ぼくの感想は、今読んでも、そう悪くないというか、今よりちゃんとしたことを書いてる部分もあるほどなので、ほとんど修正せずに、そのまま下に載せようと思う。 ぼくがカフカを擁護してるのは、自分を擁護したい気持ちからでもあるのだろう。また断罪に同意してるのも、同じことである。 だがまた、12月6日付けの

    ベックのカフカ批判 - Arisanのノート
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    rrmmjjff 2009/10/06
    「カフカの異化効果は、ブレヒトのそれとはちがって、世界変革の可能性へ向けられてはいないので、読者は異化された世界の向こう側には何も見出すことができません。」/カフカ読みは大抵ロマンティスト
  • ●サイテイ車掌のJR日記/サイテイJRの車掌日記 - 月刊『記録』

  • スタニスラフスキー、メソッド演技、マイケル・チェーホフ・メソッドについて

    アイゼ代表 伊藤丈恭の 『緊張をとる』 おかげさまで amazonの演劇書ランキングで 1位を獲得する事が出来ました 一般的には知られていない 緊張の原因と対処法を 社会人・俳優ともに効果のある 演劇的アプローチで解決します 内容 ・成功しようとするのでなく、 失敗を回避すると成功する ・楽観的に構想し、 悲観的に計画し、 楽観的に実行する ・躊躇はすぐに取れる ・読み合わせを気でしてはダメ ・イメージを持つ危険性 ・ポジティブだと演技が伸びない ・諦めを上手に使えば演技は伸る ・役作りの方法 ・脳のリラクゼーション  など アイゼの演技 『ジョゼと虎と魚たち』 有名映画監督に「当の感情。泣き声に切なさが表れている」 と称賛していただいた演技です。 あなたは演技で号泣できますか? 演技を始めて1年の人たちの アイゼ・アプローチでの役作りです。 あえてトム・ハンクス『big』の子供役の

  • https://www.meinde.com/Schriftsteller/Brecht/Brecht.html

  • あなた、今どこにいるの?―村上春樹と「主体」について - あままこのブログ

    つい先日、エルサレム賞という、イスラエルの文学賞が村上春樹に対して贈られ、そしてその受賞スピーチの席上で、村上春樹が、イスラエルのガザ攻撃を批判したというニュースが話題になっていた。そのニュースによると、村上春樹は軍事力による攻撃や、分離壁の建設を「壁」とし、そしてその壁によって殺される者を「卵」として、「どんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていても、私は卵の側に立つ」としたそうだ。 それについてどう解釈できるかは、またこの文章の終わりに書くとして、日におけるそれへの一般的な反応としては、まず、村上春樹はそういう生臭い政治的なものを忌避している代表のような文学者なのだから、今回の様なスピーチをするというのは意外だという声があり、そしてそれとは反対に、とくに最近の村上春樹は、そういう自分の範を超えた大きな「世界」に対してコミットメントするようになってきたから、今回の様なスピーチも意外では

    あなた、今どこにいるの?―村上春樹と「主体」について - あままこのブログ
  • 徹夜するほど面白かった小説を教えてください。 - 人力検索はてな

    徹夜するほど面白かった小説を教えてください。「読み始めれば、徹夜を覚悟するだろう」というのは、S.トゥロー「推定無罪」の帯の文句。半信半疑でページを開き、噂どおり完徹しました。 いくつかをピックアップして↓にレビューしたので参考までに。 http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2006/02/post_b4eb.html これらは歴史ミステリですが、もちろんジャンルは限りません。たとえば、冒険譚ならS.ハンター「極大射程」、歴史小説なら藤沢周平「蝉しぐれ」が徹夜小説でした。 あなたが思わず引き込まれ、気づいたら朝だった小説を、教えてください。

    rrmmjjff
    rrmmjjff 2009/10/06
    『ジョン・ランプリエールの辞書』
  • 50年生きてみると - finalventの日記

    生きているもんだという驚愕感がある。 私は20歳まで生きられないなと思っていた。ティーンエージで自殺してもなんら不思議でもなかった。ただ、50歳まで生きて見ると、そうでもない、いわく言い難いものが自分を守っていたとしか思えないものがあると思うようになった。スピリチュアルになってしまうのもどうかと思うけど、今どれほど生きづらい人でも今気がつかない大きな力のようなものをいつか感じる可能性はあると思う。 邱永漢も言っていたが、青春で無謀な人生を選んでも、身体は50歳までは生きられるがそのあたりで死ぬ。むちゃくちゃやっても50歳まで生きられるという人生もあるのだろう。下天とはそういうものなのでしょうね。信長も謙信も50歳で終わりと思って生きていたいようだし。 無謀な人生というのは、意外とテンプレで、飲む・打つ・買う、つまり酒、賭け事、女。それと加えるなら自意識過剰。 自意識過大というか自分の才能に

    50年生きてみると - finalventの日記
  • 終わらない終わり/終われない終わり「城」

    死ぬときに後悔しないための読書。 余名宣告を受けて「あれ読んでおけばよかった…!」と後悔しないために、昔からの課題図書をシラミつぶしに読んでいる。もっと早いうちに読んどけばよかった…と思う一方で、このトシまで積んできたからこそ「読める」読み方があったり。 今回は、カフカ「城」。 測量士として「城」に招かれたKが、なぜか「城」に入れなくて悪戦苦闘する不条理を描いており、職業が唯一の存在形式となった現代人の疎外を抉り出す――70文字で紹介するとこんな風になる。この「城」とは何かについて、さまざまな解釈がなされてきたが、残念ながら、わたしには文字どおりにしか読めなかった。 エラい小説家が誉めているから、ありがたがって寓意を見つけようと頑張ったのだが、「意味」なんて無かった、というのがわたしの結論。そこに意義を見つけるから、その定義に縛られるという見方をしてもよいのなら、「掟の門」になぞらえてもい

    終わらない終わり/終われない終わり「城」
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    rrmmjjff 2009/10/06
    カフカに取り組むための胆力のようなものが
  • スゴ本100

    いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴいに出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いいはたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴいを読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ

    スゴ本100
    rrmmjjff
    rrmmjjff 2009/10/06
    non-fiction
  • Alt Text: Grass Is Always Greener on a Million Little Wikipedias

  • 今日の大手紙社説 - finalventの日記

    EU統合の話がぞろぞろと出てくる。チェコ待ちでもなさそうだ。EUについて触れるなら東欧の経済・労働状況に触れるべきかと思うが、その手の言及はなし。 社説という手前しかたないのだろうが、いろいろとタッチーな問題を逃げているか。あるいは無知な蛮勇になってしまっている。 どの分野も専門的な問題や細かい内情が控えている。正論を焦らず考える姿勢が新聞には求められると思う。

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    rrmmjjff
    rrmmjjff 2009/10/06
  • 晴れ - finalventの日記

    冬の空気ではない、晩秋の朝だなという感じだが、まだ紅葉は早そうだ。 夢は。詳しくは覚えていないが、なにかの騒動でそこにいた赤ちゃんを背負っていくというもの。赤ちゃんくらいどうってことはないだろうと背負うのだが、これが重たい。人間の重みかとか思っている自分がいる。 このところ、エキササイズ量が減っていかんな、やや風邪気味というのもあったりするなと思いつつ、奇妙に感性が若くなっている部分がありそうだ。老化の過程というのは単純に減衰していくのではなく、ある部分は補償的に鋭くなるのだろうか。 私は悔いの多い人生だし、青春もまあそれなりに悲惨だったが、さすがに若い頃の経験は他人事のような乖離感はある。が、逆にその乖離感ゆえにその感覚が純化されているような感じはする。 では現実的に、ゲーテとまではいかないが、あるいは西洋男性の初老にありがちな恋心みたいな心があるかというと、そこは微妙というか。現実問題

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  • Yes you can - finalventの日記

    ⇒The Associated Press: President-elect Barack Obama's remarks in Chicago OBAMA: When the bombs fell on our harbor and tyranny threatened the world, she was there to witness a generation rise to greatness and a democracy was saved. Yes we can. AUDIENCE: Yes we can. ⇒「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文翻訳 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは

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  • [pdf]同性愛者の自殺

    社会学講読Ⅲ 課題レポート 同性愛者の自殺 018−L2005 010−L2049 018−L2012 011−L2048 B班 江里口陽子 葛楠 川島佳子 渡辺匡史 -1- 【目次】 ○序章 ○第一章 ○第二章 はじめに 自殺論 同性愛 第一節 第二節 第三節 同性愛の歴史 歴史上の大きな動き 同性愛者の権利 ○第三章 同性愛者の自殺 第一節 同性愛者の迫害 第二節 統計にみる同性愛者の自殺の現状 第三節 救済の動き 考察 第一節 第二節 第三節 ○第四章 心理的要因 社会的要因 −『自殺論』との比較− 結論 -2- 序章 はじめに 近年、不景気からの中高年の自殺などが取り沙汰されているが、未成年や青年の自殺も 増加しているという。その中でも、同性愛者の若者が自殺を試みる確率は、異性愛者より も高く、アメリカでは5時間に1人の割合で、同性愛者の若者が自殺を

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • http://www.phenomenology-japan.com/takeda/koenroku01.htm

  • 今日の1冊 「金閣寺」三島由紀夫 - finalventの日記

    木村政雄さんの私の1冊「金閣寺」三島由紀夫 | NHK 私の1冊 日の100冊 木村政雄については名前くらいしかしらない。 ⇒木村政雄 - Wikipedia 今回は、ようするに、100冊のうち1冊は三島を出さなくてならないだろうということで、どう直球的にクセ弾を出すかという揚げ句の出来だったのでないだろうか。辛うじて合格ラインというか、三島の問題を際どく逃げたという印象だった。 木村政雄が三島を読めているかについては言うに野暮に思えるし、実際語るところを聞けば、あの時代の、つまり団塊世代の述懐という以上はない。 三島由紀夫については、私はまだ大きな課題を果たしていない部分があるが、ざっくりいうと、昭和という時代の特殊な心の傷ではあってもそれほどたいした文学者ではないなと思うようになった。こういうと、変な弾が飛んでくるかもしれないが、文章がうまくない。一種の美文というか、表面的にはきれい

  • まあ、なんというか - finalventの日記

    ⇒404 Blog Not Found:言葉は何を乗せているのか 弾さんらしいというべきか、まためちゃくちゃなことを書いているなぁとも思うが、批判ではないよ。まして、被害妄想にもほどがある、ほどでもないつもりなんだけど。 ま、ちょっとだけ。 この「国」が「日語」に対して来た非道は、書にも詳しく書かれている。この国において、日語を虐げて来たのは他ならぬ国家であり、その走狗たる役人であり、その役人たちに一目おかれていた文学者たちであった。彼らが日語につけてきた傷は未だ痛々しく、いまこうして我々が使っている日語に残っている。中途半端で意味不明な漢字簡素化に新仮名づかい....私が今使っている日語も、「傷ついた日語」である。なぜなら私は「傷つく前」の日語を何とか読めても、書くほどの教養がないからだ。私の名前が「彈」ではなく「弾」なのも、実はその余波である。 これはそうではないんです

  • ちょっこっと些細なつっこみ - finalventの日記

    ごく些細なつっこみ以上ではないよ。 ⇒404 Blog Not Found:日語は誰のものか? 中華人民共和国と中華民国(台湾のことね。念のため補足)がなくなっても、華僑たちが中国語を語り継ぐだろう。ディアスポラしたユダヤ人たちは、ヘブライ語を復活させてしまった。 「中国語」というのは「普通語」のことかな。なわけねーですね。 最近は上海語を保存しようとする動きもある。 「ヘブライ語を復活」は、1、復活なのか再創造なのか擬制的人工言語なのか、2,「ディアスポラしたユダヤ人」なのか。ま、ね。 非国民と言われるのを承知で言うと、私にとってより大事な日は、「国」ではなく「語」の方なのだ。 「非国民」というより、人をどう見るかという位相の問題かな。国がなくなれば国籍がなくなる。その悲劇は、つらいよ。 二つ。「訳さざる文」というのは、確かに存在するのだということ。 聖書がぜんぶそれで書いてあるかも

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  • ポストモダン・リヴィジョニズムと虐殺否定論 - 地を這う難破船

    以下、きわめて単純化された整理と厳にお断り。 今更言うまでもなく、リヴィジョニズムとホロコースト否定論は区別さるべきもの。以前も書いたけれど、リヴィジョニズムすなわち歴史修正主義あるいは「歴史の見直し」とは、史学的なメイン・ストリームに対する異議申立としてこの数十年来繰り広げられてきた知的営為であり、それはヨーロッパに発する近代批判の運動と期を一にしていた。 問題は、そうしたポストモダン・リヴィジョニズムが史学的なメイン・ストリームを超えて史学的立場それ自体を無限に相対化するものとして機能してしまったことにある。むろん、68年以降の近代批判の過程において史学的立場それ自体が相対化されることは悪いことではなかったし、そもそも歴史の必然であったろう、ヘーゲル的に言うなら(笑)。しかし史学的立場それ自体が無限に相対化されたとき、史学的なメイン・ストリームに対する異議申立はメイン・ストリームを超え

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換』を読む #6 - sekibang 1.0

    公共性の構造転換―市民社会の一カテゴリーについての探究posted with amazlet at 09.09.01ユルゲン ハーバーマス 未来社 売り上げランキング: 50630 Amazon.co.jp で詳細を見る 日は第六章「公共性の政治的機能変化」について見ていくずらよ。この章の内容はもうタイトルのとおりです。前章で批判産業*1感全快で、あれやこれや市民的公共性の失墜を批判していたハーバーマスですが、では政治的な機能はどんな風に変わったの? というお話。これまでの繰り返しも結構含んでいるため、サクサクいきましょう*2。 第二〇節「民間文筆家たちのジャーナリズムからマス・メディアの公共サーヴィスへ 公共性の機能としての広告」では、かつては公共の意見を形成する媒介であったり、どの権力にも属さず批判的機関として機能していた「新聞」というメディア(ジャーナリズム)も、今や単に広告として

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    rrmmjjff 2009/10/06
  • また少し現成公案メモ - finalventの日記

    こんなことに関心を持つ人がいるかわからないし、仏教や道元に関心を持つ人でも、私が何を考えているのかバカみたいに見える人もいるだろうけど、そこはご愛敬で、メモ、と。 諸法の仏法なる時節、すなはち迷悟あり修行あり、生あり死あり、諸仏あり衆生あり。 「諸法の仏法なる時節」という限定節が何を意味しているかが、まず難しい、のだが、これは単に「時節」であり、「時」ということだと思う。ここで現代人が道元を誤解するのは、「時」に対する基的な認識を異にしている部分が大きいだろう。 道元にあっては、時とは有であり、彼は有時といっている。有るということは時である。ここで、おそらく道元がその前半生で悩んでいた問題は、たぶん、ゼノンパラドックスと同じだろうと私は思う。飛んでいる矢は止まっているということだ。もちろん、道元はゼノンパラドックスは知らないし、その思考の枠組みで考えているわけではない。 ただ、たぶん、道

  • 偽科学発見テスト - finalventの日記(Sundaland 2008/12/05 07:49)

    以下のエントリは、当初「偽科学発見テスト」と題されていて、科学的な言説と非科学的な言説をどう考えるかという、一つのテストケースとして考えていました。 想定していなかったいくつかの契機があり、また私の考えも変わったので、その点については、書き改める予定です。 変化の経緯⇒Eijkman shared the 1929 Nobel Prize... - finalventの日記 以下は、それまでの過去の経緯として、ご関心のあるかたはその心積もりで参照してください。 ウィキペディアの以下の項目に含まれている引用部分は、極めて偽科学的説明である可能性が高い。科学的説明の逸脱とその理由を説明しなさい。 ⇒脚気 - Wikipedia 江戸時代の江戸では、富裕層のあいだで玄米に替えて精米された白米をべる習慣が普及し、将軍をはじめ富商など裕福な階層に患者が多かった。江戸時代末期には一般庶民も発症し、江

    偽科学発見テスト - finalventの日記(Sundaland 2008/12/05 07:49)
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    rrmmjjff 2009/10/06