ロシア軍が掌握を目指すウクライナ東部では、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍の反撃でロシア軍の勢いが失われているとみられています。 ロシア軍の“渡河作戦”失敗が戦況に影響も ウクライナ軍の戦果の1つとして挙げられているのが、今月11日ごろ、東部のルハンシク州を流れるドネツ川を渡ろうとしていたロシア軍を攻撃して進軍を阻んだとみられる作戦です。 これについてウクライナ軍は、ロシア軍の戦車や装甲車など70台以上を破壊することに成功したと主張し、アメリカのシンクタンク、「戦争研究所」も「この作戦の失敗は、ロシアの軍事評論家の間にも衝撃を与えている。戦術的な判断の失敗が示された」と指摘しました。 イギリスの新聞「タイムズ」によりますと、この攻撃で威力を発揮したのが「GIS Arta(ジーアイエス アルタ)」というシステムです。 このシステムは、偵察用ドローンやGPSなどから送られた戦場のデータによっ