前回に引き続き、ゴムノイナキ事件について見ていきます。「なぜ会社が負けたのか」が今回のテーマです。※本連載は、堀下社会保険労務士事務所所長で社会保険労務士の堀下和紀氏、穴井りゅうじ社会保険労務士事務所所長で社会保険労務士の穴井隆二氏、ブレイス法律事務所所長で弁護士の渡邊直貴氏、神戸三田法律事務所所長で弁護士の兵頭尚氏の共著、『労務管理は負け裁判に学べ!』(労働新聞社)より一部を抜粋し、会社側が負けた労働判例をもとに労務管理のポイントを見ていきます。 少ない証拠からでも残業時間が認定… <なぜ会社は負けたのか? 弁護士のポイント解説> 昨今、経営者から、「社員が無許可で残業して困る」「ダラダラ残業して何をしているか分からない」と相談を受けることが少なくありません。このような無許可残業に対して、経営者の中には、「勝手に残業しているのだから、残業代など支払う必要がない」という程度の意識しか持たれ
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