商学部生への経済学のススメは,https://sites.google.com/site/hideshiitoh/jp/pub-j/ronso0404 に移動しました.
2009年のノーベル経済学賞をエリノア・オストロムとオリバー・ウィリアムソンが受賞した.専門的見地から十分な時間をかけた選考委員会の決定を歓迎するとともに,受賞された両氏に敬意を表したい.本稿では,できるだけ客観的に受賞の内容を紹介しよう. スウェーデン王立科学アカデミーの公式声明によると,オストロムは「経済ガバナンス,とりわけ共有資源の分析」に対して,ウィリアムソンは「経済ガバナンス,とりわけ企業の境界の分析」に対して授与された.これらの受賞理由からも明らかなように,キーワードは「経済ガバナンス」である. 経済ガバナンスという用語になじみのない読者も,コーポレート・ガバナンス(企業統治)という用語を聞いたことがあるかもしれない.その意味をひとことで言えば「会社の経営の規律づけの仕組み」である.会社がさまざまな利害関係者の利害に沿って経営されるように規律づけるためには,市場競争,敵対的買収
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