主に南インドで食べられている「ミールス」、ネパールで親しまれている「ダルバート」。これらは大きなプレートに、数種類のカレーや多数の副菜、ライスをのせたお料理。それぞれを楽しみつつ、最終的にすべて混ぜ、味の変化を楽しむ。これを「多皿系カレー」として、編集部スタッフが実食しランキング。味、接客、雰囲気、立地の4項目から各10点、合計40点満点の評価から厳選した4軒をご紹介します。 【1位】混ぜるほどに調和 素材の滋味を感じるカレーとおかず『ピプレー』@春日 ダルバートとはいわゆる“定食”のこと。とはいえ日本でも大衆食堂のわんぱくなそれもあれば料亭や割烹で出す御膳もあるだろう。この店は間違いなく後者のタイプ。 シェフのスラジさんは東欧や中東の有名ホテルで腕を磨き来日した。彼が目指すのは素材を感じるネパール料理。そのためスパイスの組み合わせはもちろんヨーグルトやパニール(チーズ)、ギーまで手作りす