“ヒップホップ”なスクラムマスターが見せてくれた、リーダーの資質:古参技術屋の見聞考察備忘録(1/2 ページ) 米シカゴで開催されたアジャイル開発フレームワークのトレーニングで筆者が出会ったのは、威圧的な風貌の“ヒップホップ”なブラザー。実はスクラムマスターだった彼がトレーニングに参加した理由とは……。 チーム・アーモンドバター アジャイル開発フレームワーク「SAFe(Scaled Agile Framework)」のトレーニングをシカゴで受けた時のことです。4日間の「SPC(SAFe Program Consultant)」トレーニングの第1日目が始まろうとしていた時、まだお互いをあまり知らない参加者たち24人は、5つのテーブルに分かれて座り、少し緊張した面持ちでインストラクターがトレーニングを始めるのを静かに待っていました。 まさにその時――、いきなりドアが勢いよく開き、慌てて教室に駆