近年、今現在の感覚に照らして昔の言動が差別的であるとみなされた場合などに、SNS上で責め立てられたあげく、その言動をした者が作品発表の機会を失う、役職を辞退させられるといった「キャンセルカルチャー」も多く見られるようになりました。 「キャンセルされる」ことに関しては、差別的な行動がどれだけ個人あるいは社会に悪影響を及ぼしたかなどを考慮に入れた細やかな対応が必要かと思いますが、もし全ての過去の失言や行動がキャンセルに繋がってしまうのであれば、それはとても残念なことだと思います。 「キャンセルカルチャー」は実際に、炎上のパターンとして頻繁に目にします。ある人の発言や行動がメディア上で否定的に言及されると、多くの人がその人に対して怒りを表明し、業界から追放しようとするかのような波が生まれることも度々です。でも、こんなふうに自分から遠く離れた知らない誰かに対して怒りが湧き上がったときも、いったん立
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