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  • 【前編】「あったらいいな」が「起業しよう」になるまで 東大卒起業家2人にインタビュー WOTA・前田瑶介さん「目的を見つける大学生活を」 - 東大新聞オンライン

    【前編】「あったらいいな」が「起業しよう」になるまで 東大起業家2人にインタビュー WOTA・前田瑶介さん「目的を見つける大学生活を」 「こんな製品やサービスが、あったらいいな」「起業して、社長になれたらいいな」といった、漠然とした希望を抱いている人は少なくないかもしれない。しかし、それがどのようにして「こんな製品やサービスをつくろう」「起業しよう」といった、具体的な決意に変わるのだろう。東大生時代に起業に挑戦し、現在も活躍する2人に、漠然とした希望が具体的な起業の決意に至る過程や、東大生へのメッセージを聞いた。(構成・小原優輝) WOTA 水問題の構造的解決に挑む 2014年設立。「水問題を構造からとらえ、解決に挑む」を標語に、生活排水の再生循環利用を可能にする「小規模分散型水循環システム」およびそれを実現する「水処理自律制御システム」の開発によって、水問題の根的解決を目指す。 水道

    【前編】「あったらいいな」が「起業しよう」になるまで 東大卒起業家2人にインタビュー WOTA・前田瑶介さん「目的を見つける大学生活を」 - 東大新聞オンライン
  • 東大生の起業を後押し 東大スタートアップ推進部とは? - 東大新聞オンライン

    最近、東大生の起業が増えてきている。年度の入学式で藤井輝夫総長が起業を勧めていたのも記憶に新しい。しかし起業についてよく知らず、不安に感じる人は多いだろう。起業に向いているのはどんな人なのか。どうやって起業するのか。メリットとデメリットは何か。自分にもできるのか……。そんな疑問を解消するため、東大生の起業を支援する東大産学協創推進部スタートアップ推進部長の長谷川克也特任教授と、東大卒業生・現役生・研究者の起業を支援し、彼らの姿を現場で見てきたスタートアップ支援プログラム「FoundX」の馬田隆明特任研究員に話を聞いた。(取材・堀添秀太) 東大生の起業の現在地 現役東大生の起業が多い分野は、専門的な技術があまり必要でないIT・ウェブサービス。身に付けた技術を生かして材料やデバイス、医薬などの幅広い分野で起業している大学院生もいるが、その数はまだ少ない。技術自体が事業の大きな強みであり、か

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  • 【寄稿】東大生×藝大生で拓く新境地! 展示会「ALT+>>」 - 東大新聞オンライン

    アート×ビジネスを軸に事業を展開するALT Projectが、2回目となる展示会「ALT+>>」を1月28日から2月2日にかけて開催する。ALT Projectの学生部門「ALT Youth」に所属し、展示会の制作に関わった東大生に、活動に込めた想いを綴ってもらった。 (寄稿=ALT Youth) 起業家と芸術家 一見すると遠く離れた存在に見える両者の間はどのように結ばれ得るのか。 二者の間にどのような共通項が見出せるのか。 アートから生まれる「ありうべき未来」とは何か。 そもそも、アート作品の価値とは何か。 展示会「ALT+>>」ではこのような問いに対して、アーティスト集団 ALT が出してきた暫定解をお見せします。 ALT とは? 2021 年に結成されたアーティスト集団 ALT は、東大OBで東京藝術大学修士課程の下山明彦さんが率いています。起業家でありながらアーティストでもある彼

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  • 【研究室散歩】@国際政治経済学 吉本郁講師 経済的事象の裏に政治 隠れた矛盾を追う - 東大新聞オンライン

    信念や理論にとらわれない 難しいからこそやりがい 民主化支援や開発援助のあるべき姿は何か? 理想の金融規制とは? そもそも、援助や規制は何を重視して決められるべきなのだろう? 経済的合理性、人道的配慮、制度設計の工夫……。でも、もしかすると「理想」以外も大事なのかもしれない。 国際政治経済学を研究している吉郁講師(東大大学院総合文化研究科)の主要な研究テーマは、国際制度と国内政治との関わり合いだ。吉講師によれば、ルールや制度は実際には政治的に決まっているという。 一例として銀行の貸し出しに関する統一的な国際ルールを挙げよう。これは過剰な貸出を防ぎ、国際金融を安定させることが目的だとされる。しかし、実際には金融市場で日が欧米を圧倒しているという当時の国家間の状況が反映され、欧米有利の内容になったという見方もある。他にも貸出の制限により、銀行に対して投資や証券など業務分野の多角化を促した

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  • 【東大最前線】マイクロニードル 「痛くない針」最先端の工学技術で開発 - 東大新聞オンライン

    健康診断でグルコースやホルモンなどの濃度を測る際には採血をすることが多い。採血には痛みが伴い、注射針を使う場合は医療従事者が必要となる。そこで金範埈(キムボムジュン)教授(東大生産技術研究所)らは細胞間質液に着目し、センサー用のマイクロニードル技術を世界で初めて開発した。細胞間質液とは血漿(けっしょう)と成分が約95%同じ体液のこと。マイクロニードルという直径1ミリメートル以下の微細な針を用いれば、蚊に刺される場合と同様に痛みや出血を伴わず、簡単に細胞間質液を取り出すことができる。マイクロニードルを用いたパッチを肌に貼ると、細胞間質液が吸い上げられる。針の上部の試験紙に表れる色の濃淡で濃度測定ができるという仕組みだ。マイクロニードルの開発や社会での実用化について、金教授に話を聞いた。(取材・石橋咲) マイクロ・ナノ工学を利用 鍵は毛細管現象 投薬用のマイクロニードル開発の研究は世界でも多く

    【東大最前線】マイクロニードル 「痛くない針」最先端の工学技術で開発 - 東大新聞オンライン
  • なぜ増えない? 社会人の学び直しの現状と課題 - 東大新聞オンライン

    デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展や「人生100年時代」の到来で、労働者を取り巻く環境は急速に変化している。労働者が働きながら学び直すリカレント教育の必要が高まっている。東大でも、今年10月、社会人向けの人材育成プログラムの提供などを行う東京大学八重洲アカデミックコモンズを開設するなどの取り組みを行っている。しかし、日では社会人の学び直しは少ない。日でリカレント教育が普及しない理由は、そして今後の課題は。社会人教育や生涯学習などを研究する牧野篤教授(東大大学院教育学研究科)と、スマートシティスクールに通う社会人の徳光勇人さんに話を聞いた。(取材・石川結衣) 雇用制度の変化・労働者不足・年金制度危機の中で リカレント教育とは、生涯にわたり教育と就労を繰り返す教育システムのこと。平成29年から30年にかけて開かれた政府の「人生100年時代構想会議」などがきっかけに多様な生き方が

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  • 2022年東大の研究者の功績は? 各賞受賞者の活動を紹介【紫綬褒章編】 - 東大新聞オンライン

    「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績」を挙げた人に授与される紫綬褒章など、多くの東大の研究者が今年も栄誉ある賞を受賞した。それぞれの受賞理由や、どのような研究をしているのかについて研究に関わるキーワードを挙げながら解説した。対象としたのは2022年に紫綬褒章、文化勲章の受章、文化功労者の認定、恩賜賞、日学士院賞の受賞を受けた13人。今回は紫綬褒章を取り上げる。各賞の違いも踏まえ、東大の研究者たちの活躍をまとめて見てみよう。(構成・清水琉生) 科学技術分野で発明・発見をしたり、学術やスポーツ、芸術文化分野で優れた業績を挙げたりした人物に、春は4月29日に、秋は11月3日に授与される。内閣府による春秋褒章の一つ。 紫綬褒章・春 持続可能な社会を支える 野崎京子教授(東京大学大学院工学系研究科) 有機化学合成・高分子化学への貢献により受章。有機合

    2022年東大の研究者の功績は? 各賞受賞者の活動を紹介【紫綬褒章編】 - 東大新聞オンライン
  • 2022 年東大の研究者の功績は? 各賞受賞者の活動を紹介【学士院賞編】 - 東大新聞オンライン

    「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績」を挙げた人に授与される紫綬褒章など、多くの東大の研究者が今年も栄誉ある賞を受賞した。それぞれの受賞理由や、どのような研究をしているのかについて研究に関わるキーワードを挙げながら解説した。対象としたのは2022年に紫綬褒章、文化勲章の受章、文化功労者の認定、恩賜賞、日学士院賞の受賞を受けた13人。今回は日学士院賞を取り上げる。各賞の違いも踏まえ、東大の研究者たちの活躍をまとめて見てみよう。(構成・清水琉生) 日学士院賞 学術上特に優れた論文、著書その他の研究業績に対する授賞制度。日学士院が行い、恩賜賞は日学士院賞の中から推選で決定。河西特任教授は恩賜賞も受賞した。 シナプスと運動と心の関わりを解明(河西特任教授・恩賜賞受賞) 河西春郎教授(東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構

    2022 年東大の研究者の功績は? 各賞受賞者の活動を紹介【学士院賞編】 - 東大新聞オンライン
  • 2022年東大の研究者の功績は? 各賞受賞者の活動を紹介【文化勲章・文化功労者編】 - 東大新聞オンライン

    「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績」を挙げた人に授与される紫綬褒章など、多くの東大の研究者が今年も栄誉ある賞を受賞した。それぞれの受賞理由や、どのような研究をしているのかについて研究に関わるキーワードを挙げながら解説した。対象としたのは2022年に紫綬褒章、文化勲章の受章、文化功労者の認定、恩賜賞、日学士院賞の受賞を受けた13人。今回は文化勲章と文化功労者を取り上げる。各賞の違いも踏まえ、東大の研究者たちの活躍をまとめて見てみよう。(構成・清水琉生) 日文化の発達に顕著な功績のあったものに対する勲章。受章者は11月3日に、天皇陛下から親授される。原則として前年度までの文化功労者の中から閣議決定される。 小さな世界の支配者に迫る研究 別府輝彦名誉教授 応用微生物学、バイオテクノロジー開発分野の基礎となる成果などが認められ受章。遺伝子組み

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  • 【連載】東大のヘリウム事情④ ヘリウム不足に対応するMRI技術 - 東大新聞オンライン

    科学技術、生産技術、医療に欠かせない「ヘリウム」の価格高騰の影響を調査する企画。今回は東大医学部附属病院のMRIやX線などの装置を管理している岩永秀幸診療放射線技師長に、MRIとヘリウムの関わりやヘリウム不足に対応できるMRI技術について話を聞いた。(取材・上田朔) 【前回の記事はこちら】 【連載】東大のヘリウム事情③ 低温技術で重力波をとらえる 身体や脳の中身を可視化 体の中の状態を調べるために広く用いられている装置の一つがMRIだ。その基的な原理は『【東大とヘリウム②】ヘリウムで見える量子の世界』で取り上げたNMRと共通している。NMRでは物質に強い磁場をかけるが、MRIでは人体に強い磁場をかける。強い磁場を発生させる超伝導体コイルを冷却するためには液体ヘリウムが必要となる。 MRIが検知しているのは体内の水や組織に含まれる水素原子の原子核から来る信号だ。水素原子の原子核は磁石の性

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  • TEDxUTokyo 2022 “Patchwork” 未来の世界を創る一日をレポート - 東大新聞オンライン

    以下全ての写真はTEDxUTokyo実行委員会提供 5年ぶりに帰ってきたTEDxUTokyo。6月12日に安田講堂(東京大学大講堂)と工学部2号館で開催された。“Patchwork”というテーマの下、さまざまな興味、経験、研究成果をもつ学生、教員、研究者、社会人が一堂に会し、それぞれのアイデアを縫い合わせていった。未来の世界を創造する刺激的なイベントの一端を、参加した記者の視点から伝える。(構成・松雄大、取材・松雄大、石橋咲) イベントは午前10時55分から開始した。On-stage SessionではSession1、3で4人、Session2で3人の計11人の登壇者が講演やパフォーマンスを行い、各Sessionの司会に当たるStageHostもそこに加わって会場を盛り上げた。さらにはExhibitionとして企画ブースが設置されたほか、Off-Stage Sessionでは四つのワ

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  • 【連載】東大のヘリウム事情③ 低温技術で重力波をとらえる - 東大新聞オンライン

    科学研究、生産技術、医療に欠かせない「ヘリウム」の価格高騰の影響を調査する企画。今回は大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」(岐阜県飛騨市)の低温技術を開発している木村誠宏准教授(東大宇宙線研究所)に、KAGRAとヘリウムの関わりについて話を聞いた。(取材・上田朔) 【第1回はこちら】 【連載】東大のヘリウム事情① 東大低温科学研究センター 鹿野田センター長に聞くヘリウムの未来 【第2回はこちら】 【連載】東大のヘリウム事情② ヘリウムで見える量子の世界 光・真空・低温技術の結晶、KAGRA アインシュタインの一般相対性理論では、質量を持った物体が存在すると、その周囲には時空のゆがみが生じると考えられている。もしその物体が運動したら、時空のゆがみが「重力波」として空間を伝わってゆく。宇宙線研究所らが建設した望遠鏡「KAGRA」は、超新星爆発などの天体現象が起きたときに発生する重力波を検出する

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  • 【東大と電力②】電力不足に向け、東大が行うべき「節電」とは? - 東大新聞オンライン

    今後も続くと考えられる電力価格高騰は大学研究にどのような影響を及ぼすだろうか。企画では東大における電力不足の現状を調査するとともに、冬場の電力危機に向けて東大ができることについて考える。第二回では、東日大震災後に東大の節電対策を担当した江崎浩教授(情報理工学系研究科)とともに当時の電力危機の教訓を振り返った。(取材・伊藤凜花) 前回の記事はこちら:東大の電力事情① 迫る冬の電力不足 東大の現状は 震災後は「見える化」と「クラウド化」 東日大震災後、福島第一原子力発電所を含む原子力発電所の停止や発電所の設備被害により電力供給が不足し、大規模な電力危機が発生した。東大はどのような節電対策を行い危機を乗り越えたのだろうか。当時、電力危機対策チームの一員として節電対策を主導したのが江崎浩教授(東大大学院情報理工学系研究科)だ。 情報ネットワークに関する研究を行う江崎教授は、東大グリーンICT

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  • 立方体型分子に電子を閉じ込めることに成功 - 東大新聞オンライン

    杦山真史さん(工学系・博士2年)、野崎京子教授(同研究科)らの研究グループは全ての頂点にフッ素原子が結合した立方体型の分子「全フッ素化キュバン」(図)の合成に成功したと発表した。立方体の内部に電子を閉じ込められる全フッ素化キュバンの性質は材料科学への応用が期待される。成果は現地時間8月11日付の米科学誌『Science』(オンライン版)に掲載された。 (図)研究チームが合成に成功した全フッ素化キュバンに電子が与えられたときの分布 立方体型のキュバン、正二十面体型のドデカへドラン、サッカーボール型のフラーレンといった多面体型分子について、全ての頂点にフッ素を結合させると多面体の内部に電子を閉じ込められることがシミュレーションでは予想されていたが、そのような分子の合成は達成されていなかった。 杦山さんらは立方体型分子のキュバンの8個の頂点にフッ素を導入し全フッ素化キュバンの合成を行った。従来の

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  • 【研究室散歩】@生命現象の光操作 佐藤守俊教授 体外から体内を「操作する」 - 東大新聞オンライン

    分析化学との出会い 「サイエンスは時間が経てば発展しますが、それは必ずしも右肩上がりではなくいずれ横ばいになるんです。新しいテクノロジーができたらサイエンスは再び急速に発展し始めます」。そう話すのは、生命現象を体外から光で操作する技術やその応用について研究している佐藤守俊教授(東大大学院総合文化研究科)だ。 佐藤教授は学部生時代に、研究者である友人の父親と出会い研究者という職業の魅力を知った。その後、あらゆる物質の成分同定や定量などの手法開発・応用について研究する分野である分析化学の授業を受け、面白いと思ったと話す。「自然科学の基は『はかる』ことですが、何をどれくらいはかれるかは技術によって決まるじゃないですか。(新たな技術を生み出す分析化学が)常にサイエンスを引っ張っていく学問だっていうのを知ったんです」 光で生命現象を操作する? ちょうどその頃、生体内のタンパク質や細胞器官を蛍光で標

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  • GTB拠点で東大、医科歯科大、製薬協が連携 バイオ産業の強化へ - 東大新聞オンライン

    東大と東京医科歯科大学、日製薬工業協会(製薬協)は、東京圏でのバイオ産業の産学官ネットワーク「Greater Tokyo Biocommunity」(GTB)の郷・お茶の水・東京駅エリア拠点での活動の推進体制を発足したことを10月12日、発表した。それぞれの機能や知識を活用したエコシステムを形成し、イノベーションにつなげていくとしている。 GTBは、国の戦略に示された「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現」という目標の達成に向け活動するグローバルバイオコミュニティー。両大学が担う産学連携推進機能やネットワーキング機能、人材育成機能、臨床研究機能と、製薬協が持つ臨床開発や実用化、生産の機能を生かし、3者が中心となって「拠点」でのGTBの活動を推進する。同エリアの大学・研究機関や病院、政府関連機関、ベンチャーキャピタル、起業支援組織、民間企業にも連携を呼び掛け、発明・発見から

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  • 【連載】東大のヘリウム事情② ヘリウムで見える量子の世界 - 東大新聞オンライン

    科学研究、生産技術、医療に欠かせない「ヘリウム」の価格高騰の影響を調査する企画。今回は低温科学研究センター長である鹿野田一司教授(東大大学院工学系研究科)に自身の研究とヘリウムの関わりについて話を聞いた。(取材・上田朔) 【第1回はこちら】 【連載】東大のヘリウム事情① 東大低温科学研究センター 鹿野田センター長に聞くヘリウムの未来 「物質のMRI検査」、NMR 人の体の中の状態を調べるために病院ではよく「MRI検査」が行われるが、物理学や化学の研究では物質の中の状態を調べるためにMRIとよく似た実験方法を使う。核磁気共鳴法(NMR)である。 MRI検査では人体に強い磁場をかける必要があるが、NMRでも物質に強い磁場をかける。身近な磁石の周りにも磁場は発生しているが、NMRやMRIに必要な強磁場を発生させるためには超伝導体コイルを利用した電磁石を使う必要がある。超伝導体には非常に強い電流

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  • 運動時の前頭葉での情報処理の詳細を解明 - 東大新聞オンライン

    寺田晋一郎助教(東大大学院医学系研究科)、松崎政紀教授(同研究科)らの研究グループは、入力の種類が複数考えられる前頭葉における神経活動が、具体的な一つの運動として変換されて出力される過程の詳細を明らかにした。運動の習熟度に応じて伝達する情報の具体性が変化する脳の部分があることを発見。高性能な人工知能アルゴリズムの開発や、運動疾患の病態解明への貢献が期待される。成果は現地時間10月18日付の米国科学誌『Cell Reports』オンライン版で公開された。 前頭葉はヒトの運動を含むさまざまなものを制御する大脳新皮質の領域。前頭葉で前方から後方に向けて情報が処理され、抽象的な内容から具体的な動作へと変化する。このとき、高次運動野(M2)と一次運動野(M1)(図1)では異なる活動が行われていることは以前から知られていたが、領野間で情報が変換され、活動が収束する仕組みの詳細については不明だった。 (

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  • 【寄稿】駒場Ⅰキャンパスで写真展「#ForEveryAge of HER LIFE」開催 - 東大新聞オンライン

    東大グローバル地域研究機構、教養学部グローバリゼーションオフィス、環インド洋地域研究プロジェクト東京大学拠点といった、東大の機関が協賛する写真展「#ForEveryAge of HER LIFE」が10月18日(火)〜11月11日(金)に、駒場Ⅰキャンパスで開催されている。開催にあたり、グローバリゼーションオフィスに寄稿してもらった。(寄稿=教養学部グローバリゼーションオフィス) 2022年10月18日から、駒場Ⅰキャンパス生協堂2階横のメディアギャラリーにて、国連人口基金(UNFPA)アジア太平洋地域事務所が主催する写真展「#ForEveryAge of HER LIFE すべての世代の彼女のために」が開催されております。展示は「旅する写真展」として、全国を移動しながら各地の会場で開催される予定です。 展示では、アジア太平洋地域の女性の一生を写した写真を、ライフステージを追う構成で展

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  • 化学・生物学の二刀流で汎用性の高いイオンセンサーを開発 - 東大新聞オンライン

    朱文超研究員(東大大学院理学系研究科、発表時は博士課程在籍)、寺井琢也特任准教授(同研究科)らは、緑色蛍光タンパク質(GFP)に特定の金属イオンと結合できる合成低分子物質を組み合わせた新型蛍光バイオセンサーを開発した。既存のセンサーよりも汎用性が高いデザインを生かし、生物学研究の進展に貢献することが期待されている。成果は現地時間9月22日付の国際科学雑誌『Nature Chemical Biology』で公開された。 蛍光バイオセンサーとは、物質の濃度や化学反応に応じて光の強度や色を変化させ、生体内のイオンや分子の動きを可視化する分子のこと。化学と生物学を融合させた二刀流のデザインは「化学遺伝学(ケミジェネティック)」として、現代生物学において重要な役割を果たしている。センサーにタンパク質を用いると性能向上がしやすい一方、合成低分子を用いると検出対象が広いといったメリットがあったが、両者の

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