ロボット研究者の石黒浩氏と私の共作小説『人はアンドロイドになるために』と同タイミングで、地域アートに関する編著などを手がけるSF・文芸評論家の藤田氏による『新世紀ゾンビ論』が刊行された。世間では人工知能とVRに注目が高まるなか、むしろ/あえて、ゾンビとロボットという、人型ながら人間ではないものたちから社会の変化、そして「人間とは何か」を考えてみた。 ■「新しいゾンビ像から現在の社会を分析する」vs.「ロボットが普及した近未来社会とは?」藤田さて、石黒浩さんと飯田一史さんの共著の小説集(!)『人はアンドロイドになるために』と、ぼくの『[新世紀ゾンビ論 新世紀ゾンビ論:ゾンビとは、あなたであり、わたしである]』が、同時期に筑摩書房から刊行されました。これは偶然なのですが、なにがしかの縁ではあるので、対談してみようということになりました。 共通しているのは、「人間」が何か別のものに変わろうとして
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