2012.01.30 S.Sさん 私はカナダに住んでいて、大学で環境保護を勉強しています。「オオカミの再導入」に関するツルネンさんの論文を読みました。 私は、大型の有蹄類の個体数を何らかの形で管理しないかぎり、真に健全な生態系は存在しえないと考えています。この管理というのは、災害または飢餓、捕食という形で達成され、典型的にはこれら三つが複合的に重なり合って達成されます。捕食がなされなければ他の二つの要因が長期的な要因として生態系に影響を及ぼしますが、動物の数が多くなりすぎ、植物が食べ尽くされることで、生態系の健全性は傷つけられてしまいます。こうした現象は既にイエローストーン国立公園で報告されていますが、アメリカ合衆国南部の複数の自然公園においても発生しています。また、シカが増えすぎることで環境に生じる深刻なダメージは北アメリカ東部のいたるところで報告されており、そうしたところではオオカ