あれ? 前回で「四谷怪談」「牡丹灯籠」「皿屋敷」の日本三大怪談は終わったはずだけど、なんで続いてるの? 異議ありだからだよ! なにが? 日本三大怪談が「四谷怪談」「牡丹灯籠」「皿屋敷」っていうのに納得できないの! なんで? だって、「牡丹灯籠」は、元々中国の話だし、「四谷怪談」「皿屋敷」のような恨みの要素が少ないからだよ! かといって、「牡丹灯籠」に代わって日本三大怪談に入れるような話があるのかい? あるじゃないか!どん! ◆桃山人作・竹原春泉斎画「累《かさね》」『絵本百物語』巻4[天保十二(1841)年] ※wikipediaより 「累ヶ淵《かさねがふち》」だよ! 「累《かさね》が死霊《しりょう》のことは、世の人の知る所也」 って書いてあるように、今では忘れられちゃってるけど、当時は誰でも知ってる話だったじゃないか! なるほど、それは一理あるね。 君が三百年生きてる妖怪だということを忘れ