独立行政法人 国立科学博物館が登録を行っている重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に、当社が開発した『電子オルガンD-1』、『デジタルシンセサイザー DX7』、『FM音源LSI YM3526、YMU757』の3件が登録されました。 当社から重要科学技術史資料に登録されるのは初めてであると同時に、楽器およびLSIが重要科学技術史資料として登録されるのは初となります。
日進月歩の技術の世界ですが、もはや人間とコンピュータによる歌声の違いを識別できないレベルのところまで技術は進化してきたようです。本日、国立大学法人名古屋工業大学の国際音声言語技術研究所と名古屋の大学発ベンチャー企業である株式会社テクノスピーチが共同で「超高音質な歌声を再現するAI歌声合成システム」を発表しました。 これまでVOCALOIDを中心とした歌声合成のシステムがDTMの世界に広がり、ひとつの音楽ジャンルというかひとつの文化を作り上げてきたといっても過言ではありません。しかし、それとは明らかに次元の異なる歌声合成のシステムが登場してきました。ある種コンピュータっぽさ、無機質さが売りでもあったVOCALOIDに対し、今回発表されたのは人間の声質やクセ、歌い方を再現する、まさに人の歌声と区別のつかないレベルの歌声合成。現時点では技術発表であって、まだ製品化はされていませんが、歌声合成技術
ゲジゲジ型なのに真空管なの? ギターアンプやDJ機器、シンセサイザーに真空管を多用してきたコルグが、新しい真空管「Nutube 6P1」を開発するそうです。ICに見えますが、正真正銘の3極真空管です。 なお同社のアナログシンセの名器MS-20などを手がけてきたコルグ監査役の三枝文夫さんが開発に関わっているとのこと。 電子素材としてはトランジスタと比較すると大きい、寿命が短い、消費電力が大きい等の難点もあり、真空管の音は好きだがトランジスタにくらべ取扱いが難いといわれていました。このNutubeにより、これまでの数々の制約から解き放たれた新しい商品を考えてゆきたいと思います。 従来の真空管と比べて消費電力は2%以下、サイズは30%以下。3万時間という長寿命にくわえて、基板に直接マウントできるというメリットもあります。 楽器メーカーであるコルグが新たに作るコイツは、真空管ならではのちょっとナロ
浜松にできたばかりの小さなベンチャー企業、QUICCO SOUND(キッコ サウンド株式会社)。創業メンバー2人がヤマハ出身のエンジニアで、ここに地元楽器系エンジニアなどが集うシリコンバレー風な会社です。今年1月にアメリカで開催されたNAMM Show 2014に「G.16」というワイヤレス型のMIDIコントローラーを参考出品したことで話題になっていましたが、そのQUICCO SOUNDが小さくて非常に便利なワイヤレス型のMIDIデバイスを発表しました。 技術的にも、会社的にも非常に興味があったので、浜松駅の北15kmにある浜松都田インキュベートセンター内で開発を行っている同社を訪ね、製品内容やどんな技術を持っているのかなど伺ってきました。 新製品mi.1を手にするQUICCO SOUNDの廣井真さん(手前)と安渡武志さん(右) 5月9日にクラウドファンディングという形でQUICCO SO
音楽、楽器の世界にはいろいろと新しい技術が投入されてきていますが、私が2011年で一番すごい発表だと断言できるのが、Rolandが9月15日に発表したV-Remasteringというもの。 Rolnadの研究所が生み出した新しいテクノロジーV-Remasteringが搭載された製品としては今年12月にR-MIXというアプリケーションがWindows用、Mac用に登場する予定になっています。また、R-MIXのエッセンス部分を取り出したiPad版も近いうちにリリースされる予定です。先日行われた発表会でR-MIXのデモをを見たのですが、ちょっとビックリです。 Rolandの新技術「V-Remastering」を搭載したR-MIX V-Remasteringを言葉で表現すると「音楽を可視化し、直感的かつわかりやすくリアルタイムにコントロールする技術」となるのですが、こればかりは実際の動作をビデオで
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