一連の“ホット・アイスクリーム”のエントリーのつづき。 ホット・アイスクリームの鍵の成分であるメチルセルロース(methylcellulose)は、植物の細胞壁の主成分であるセルロース(cellulose)を化学的に修飾することによって作られます。 また、メチルセルロース同様、セルロースから作られるものにカルボキシメチルセルロース(carboxymethylcellulose)というものもあります。 これらの高分子は水への溶けやすさが異なります。 セルロース→冷水にも熱水にも溶けない メチルセルロース→冷水に徐々に溶ける(熱水には溶けない) カルボキシメチルセルロース→冷水、熱水に溶ける(ナトリウム塩は比較的はやく溶ける) メチルセルロースもカルボキシメチルセルロースも、食品の粘性を上げる食品添加物(増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料)として使われています。しかし、水溶液の温度を上げて固まるの